名古屋外国語大学 フランス語学科。 早分かり 外国語大学・外国語学部 偏差値 ランキング 2020

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名古屋外国語大学 フランス語学科

フランスと英国の関係に目を向けてみましょう。 ノルマンディー公ロベールの庶子ウィリアムは、英国王から王位継承権を得ていましたが、王の死後 Wessex 伯 Harold が即位したので、1066年、約一万の軍を率いて英国に侵入、英国南部のヘイスティンクスの戦いに勝ち、英国王になりました。 これが有名なノルマン人の英国征服です。 この侵入軍が英国の地にもたらしたのはフランスの一方言、( ルマンディー方言)でした。 1215年にはフランス語が公用語として認められるほど、英国ではフランス語、英語の2言語が併用され,上流社会はフランス語を、中流・下流社会は英語を話されていました。 こうした約 300 年にわたるフランス語の支配は英語の各方面に大きな影響を及ぼしました。 これは語彙の面で最も著しく、 freedom-liverty などの多数の同義語を生んでいきます。 フランス語は ノルマン人の征服以前にも英語に入っていましたが、最も多く移入されたのはChaucer (チョーサー)の時代です。 文法上の影響は様々な見解があるものの、例えば、英語がドイツ語と違って名詞や形容詞の格変化を失ったのはフランス語の影響だといわれています。 その後 1731 年3月4日の法令で最後的に廃止されるまで、フランス語は法律用語として永らえました。 英語とフランス語には、綴り字が同じあるいは似ている語が、語源は同じでありながら別の意味 あるいは一部が共通の意味 になってしまっている言葉が多くあります。 これを faux amis (空似言葉)と呼びます。 少しだけ見てみましょう。 英仏両言語の大きな相違は、フランス語での所有詞は、所有される人やものの性・数と必ず一致しますが、英語ではこの一致が無いことでしょう。 ところが逆に3人称単数においては英語は所有者の性を his, her と 区別しますが、フランス語はこの区別がありません。 これは英語では所有詞は人称代名詞の属格だから、性を区別するのに対して、フランス語の所有詞はラテン語 を起源にもち、これには性・数の区別がなかったために、今のような形となったのです。 さらに複数の人称では、英語でも所有者の性の区別がなくなり、フランス語も同様に所有されるものと性の一致をしませんが、数の区別はします。 両言語について3人称を比較対照してみましょう。 [叙法]というものを説明しましょう。 私たちがことばを使う時、単なる事実を述べる場合もありますが、自らの気持ちを込めることができます。 「もっと若かったら何でもできただろうに」など現実とは違うことを言うこともできますし、初めて会う人のことを「親切な人だったらいいなあ」などと希望を込めて言うこともできます。 叙法とは、こうした話し手の気持ちの様々な変化に対応する動詞の変化のことをいいます。 直説法を含めた4つの叙法について触れておきましょう。 1.直説法: 事実をありのままに 客観的 に述べる叙法です。 2.命令法: 人に命令したり依頼したりする時に用いる叙法です。 3.条件法 :事実と異なる仮定的条件の結果として起こるはずの行為、状態を述べるとともに、推測、 語気の緩和などのニュアンスを表すこともあります。 4.接続法 :頭の中で考えられた行為、状態を 主観的 に述べます。 こういったことは日本語にも当てはまります。 次の用例を比較してみましょう。 1)時間があれば、あなたに会いに行きます。 2)時間があれば、あなたに会いに行くのに。 1)、2)はほとんど同じように見えますが、話している人の残念な気持ちが伝わってくるのは2)の方です。 1)では「時間があれば会いに行く」という単純な事実を述べるためだけに直接法が用いられているのに対して、2)では「会いに行きたいのにいけない」という気持ちを表現されています。 これをもしフランス語にするとしたら次のようになります。 例えば条件法現在は、事実と反すること「もし~だったら…なのに」の「…なのに」の部分に条件法現在が用いられているのです。 フランス語の条件法現在は、英語の仮定法過去に当たります。 次の文は両方とも、「今日お天気なら出かけるのに」という意味になります。 よく似た構造であることがわかるでしょう。 仏語 S'il faisait beau aujourd'hui, je partirais. 英語 If it were fine today, I would start. フランス語では、 Si+S(主語)+直説法、S+条件法現在 英語では、 IF+S+過去形、S+would+原形 になっています。

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名古屋外国語大学外国語学部フランス語学科の口コミ

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フランスと英国の関係に目を向けてみましょう。 ノルマンディー公ロベールの庶子ウィリアムは、英国王から王位継承権を得ていましたが、王の死後 Wessex 伯 Harold が即位したので、1066年、約一万の軍を率いて英国に侵入、英国南部のヘイスティンクスの戦いに勝ち、英国王になりました。 これが有名なノルマン人の英国征服です。 この侵入軍が英国の地にもたらしたのはフランスの一方言、( ルマンディー方言)でした。 1215年にはフランス語が公用語として認められるほど、英国ではフランス語、英語の2言語が併用され,上流社会はフランス語を、中流・下流社会は英語を話されていました。 こうした約 300 年にわたるフランス語の支配は英語の各方面に大きな影響を及ぼしました。 これは語彙の面で最も著しく、 freedom-liverty などの多数の同義語を生んでいきます。 フランス語は ノルマン人の征服以前にも英語に入っていましたが、最も多く移入されたのはChaucer (チョーサー)の時代です。 文法上の影響は様々な見解があるものの、例えば、英語がドイツ語と違って名詞や形容詞の格変化を失ったのはフランス語の影響だといわれています。 その後 1731 年3月4日の法令で最後的に廃止されるまで、フランス語は法律用語として永らえました。 英語とフランス語には、綴り字が同じあるいは似ている語が、語源は同じでありながら別の意味 あるいは一部が共通の意味 になってしまっている言葉が多くあります。 これを faux amis (空似言葉)と呼びます。 少しだけ見てみましょう。 英仏両言語の大きな相違は、フランス語での所有詞は、所有される人やものの性・数と必ず一致しますが、英語ではこの一致が無いことでしょう。 ところが逆に3人称単数においては英語は所有者の性を his, her と 区別しますが、フランス語はこの区別がありません。 これは英語では所有詞は人称代名詞の属格だから、性を区別するのに対して、フランス語の所有詞はラテン語 を起源にもち、これには性・数の区別がなかったために、今のような形となったのです。 さらに複数の人称では、英語でも所有者の性の区別がなくなり、フランス語も同様に所有されるものと性の一致をしませんが、数の区別はします。 両言語について3人称を比較対照してみましょう。 [叙法]というものを説明しましょう。 私たちがことばを使う時、単なる事実を述べる場合もありますが、自らの気持ちを込めることができます。 「もっと若かったら何でもできただろうに」など現実とは違うことを言うこともできますし、初めて会う人のことを「親切な人だったらいいなあ」などと希望を込めて言うこともできます。 叙法とは、こうした話し手の気持ちの様々な変化に対応する動詞の変化のことをいいます。 直説法を含めた4つの叙法について触れておきましょう。 1.直説法: 事実をありのままに 客観的 に述べる叙法です。 2.命令法: 人に命令したり依頼したりする時に用いる叙法です。 3.条件法 :事実と異なる仮定的条件の結果として起こるはずの行為、状態を述べるとともに、推測、 語気の緩和などのニュアンスを表すこともあります。 4.接続法 :頭の中で考えられた行為、状態を 主観的 に述べます。 こういったことは日本語にも当てはまります。 次の用例を比較してみましょう。 1)時間があれば、あなたに会いに行きます。 2)時間があれば、あなたに会いに行くのに。 1)、2)はほとんど同じように見えますが、話している人の残念な気持ちが伝わってくるのは2)の方です。 1)では「時間があれば会いに行く」という単純な事実を述べるためだけに直接法が用いられているのに対して、2)では「会いに行きたいのにいけない」という気持ちを表現されています。 これをもしフランス語にするとしたら次のようになります。 例えば条件法現在は、事実と反すること「もし~だったら…なのに」の「…なのに」の部分に条件法現在が用いられているのです。 フランス語の条件法現在は、英語の仮定法過去に当たります。 次の文は両方とも、「今日お天気なら出かけるのに」という意味になります。 よく似た構造であることがわかるでしょう。 仏語 S'il faisait beau aujourd'hui, je partirais. 英語 If it were fine today, I would start. フランス語では、 Si+S(主語)+直説法、S+条件法現在 英語では、 IF+S+過去形、S+would+原形 になっています。

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獨協大学外国語学部フランス語学科

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大岩 昌子(名古屋外国語大学フランス語学科) 私が実用フランス語技能検定試験にかかわらせていただいたのは、以前、面接の試験官をお引き受けしていたころのことです。 フランス語学科では、学科生全員が仏検2級に合格するという目標を設定していますから、検定試験をさまざまな観点から学ぶ良い機会となりました。 なかでも、多様な背景を持つ受験生の皆さんが懸命にがんばる姿に、私自身が大変刺激を受け、勇気づけられたことをよく覚えています。 本学フランス語学科のカリキュラムには、「フランス語検定」という、2年次生を対象とした必修授業があります。 偶然にも2019年度後期よりこの講義を担当することとなりました。 教員歴だけはかなり長くなってきたのですが、初めての授業はなかなか思い通りに進まないものです。 とりわけ学生のモティベーションに寄り添うことの難しさが、反省点として残りました。 2020年度は、体制を立て直して授業準備に臨みたいと思っています。 フランス語学科のカリキュラム 学科の方針として、フランス語だけでなく「もう一つの専門」の獲得を目指し、2年次から「フランス語・フランス文化系」か「フランスビジネス系」のどちらかの系に所属してもらいます。 例年、前者に7割、後者には3割程度の学生が属します。 1学年75名のうち約半数が、フランス、ベルギー、カナダ、タヒチなどの提携校に長期留学しますので、留学先でも自身が選んだ系を踏まえた学習を深めてくるように勧めています。 最近では、英語圏とフランス語圏の2か国留学制度も充実しており、多様な目的意識を持つ学生が増えてきたことも、特徴のひとつだと思います。 一方で、提携校からの20名近い交換留学生と、FLEの教育実習生を受け入れる体制を整えるなど、本学のキャンパスにいながら、同世代のフランス語話者と日常的に交流できる環境を作ろうとしています。 複言語プログラム 本学では専攻語にとどまらず、いわゆる第二外国語としてのフランス語教育にも取り組んでいます。 2015年度の改組に伴い、「複言語プログラム」を設置、さらに、2017年度の新学部(世界共生学部)設立を機に、同プログラムが全学化されました。 英語と共に複言語を重視した結果、必修単位は、以前の8単位から、12単位〜16単位(学科によって異なる)へと大幅に増やされました。 こうした変更は、減少の一途をたどる第二外国語教育の現状に逆行する対応だと考えています。 ちなみに、フランス語の受講者数は、中国語、スペイン語、韓国語に次ぐ4番目で、初級、中級とも、各150名程度となっています。 学生は、興味に応じて「複言語プログラム」からどの言語でも履修することができます。 抽選制度はありません。 必修単位数の増加に伴い、上級レベルまで履修する学生が多くなっています。 この場合、従来よりも学習時間が45〜90時間上乗せされるため、最大で総計270時間となることを考慮すれば、3級から準2級取得を目ざすレベルに達すると想定されます。 2年前から検定料の補助が始まったこともあって、幸いにも実際に受験率が上昇、他の複言語にも同様な傾向が見受けられます。 もちろん、上級まで受講せずに、ふたつ目の言語の初級を履修する学生もいますが、どちらにせよ、必修単位が増加したことにより、学生の意識は確実に変化しているようです。 複言語教育の質保証:語彙習得と留学制度 複言語の学習効果に関わる「質の保証」は難しいのですが、現在、言語学習の最も重要なポイントのひとつである語彙習得を、ひとつの材料として検討しています。 具体的には、「複言語プログラム」で開講するすべての言語に共通した「語彙学習・試験システム」のMoodle上での構築です。 このシステムが、本学の複言語にかかわる「質の保証」のひとつとなるのも、遠い将来ではありません。 また、複言語にも様々なタイプの留学制度が開かれています。 例えば、フランスの大学にて、英語で言語学、英・仏文学、歴史などの授業を受講できる制度があります。 こうした留学では、生活はもちろんフランス語ですから、学生は英語だけなく、驚くほどのフランス語力を身につけて帰国します。 本学には世界中に150校ほどの提携先がありますので、今後、複言語学習の動機付けを高める仕組みとして、スペイン、イタリア、ロシア、ドイツ、メキシコ、ブラジルなどへの留学が大きく発展していくと思われます。 英語以外の言語を通した生活は、学生の視野を広げ、その後の人生を豊かにしてくれるはずです。 大学における複言語教育の目的 世界はすでに、複言語・複文化主義という複眼的視座が欠かせない時代となっています。 そのなかで、大学の「複言語教育」はどうあるべきでしょうか。 まず、第一に、複数の言語を理解し、状況に応じて言語を切り替え、意思疎通を図る言語能力の育成を目指すことでしょう。 複数の言語が個人内で共存し、影響しあうことによって、コミュニケーション能力の高度化が期待できるわけですから、まさしく外国語大学としての本学の理念につながるものと考えます。 第二に、異文化という「他者」を寛容し、共生する力、未知の世界への好奇心を培うための開かれた場所、制度として存在すべきでしょう。 「複言語教育」を通じて最も涵養したいのは、こうした「言語的・文化的弱者への眼差し」であり、世界の多様性に触れることで自己を変化させていく柔軟な姿勢だと思っています。

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