アナ 雪 2 感想。 映画『アナと雪の女王2』日本語吹き替え声優キャスト一覧と感想!オラフは遊び人のまま賢者になった

アナと雪の女王2感想はつまらないor面白い?わからないの声の理由は?

アナ 雪 2 感想

映画「アナと雪の女王2」のあらすじ アナによって凍り付いていた心の扉が溶かされ、外の世界で平和な生活を送っていたエルサ。 しかし、自分以外に誰も聞こえない声が聞こえるようになり、徐々に不安をつもらせ、そしてついにその声にこたえてしまう。 それは、かつて閉ざされてしまった森に住む魔法の精霊たちを目覚めさせてしまうことにつながるとは知らずに。 目覚めた精霊たちは、アレンデール王国では水が消え、火が燃え、突風が吹き、そして土地を荒らしていく これを止めるため、エルサは、アナ、クリストフ、オラフ、スヴェンとともに、魔法の森に向かっていく。 エルサと共に外に出れて、恋人のクリストフとも仲が良く、人生を謳歌していた。 しかし、アレンデール王国のピンチを目の当たりにし、1人で謎を解明しようとするエルサを放っておけず、旅についていくことに。 多くの悲しい別れを経験するが、それでも立ち上がって正しいことをしようとする強さがある。 ただし、まっすぐすぎて、ロマンチックな雰囲気を次々につぶしていく、クラッシャー的存在でもある。 エルサ ・言語版声優:イディナ・メンゼル ・日本語版声優:松たか子 アレンデール王国第1王女であり、もう1人の本シリーズの主人公。 ずっと暗い顔をして生活していた前作とは違い、本作では笑顔で人生を楽しんでいた。 しかし、アレンデール王国のピンチは自分の責任と考え、旅立つことに。 前作ではアナよりも常識人だったが、感情が解き放たれた本作では、自分の思ったことをすぐ行動に移そうとし、それをアナに止められるというシーンが目立つ。 姉妹関係は前作と本作の間に逆転したかもしれない。 後、ジェスチャーゲームが致命的に下手。 クリストフ ・言語版声優:ジョナサン・グロフ ・日本語版声優:原慎一郎 アナの恋人の青年。 何度も何度もプロポーズしようとするが、アナの天然ボケにつぶされ、徐々に自信喪失していく。 オラフ ・言語版声優:ジョシュ・ギャッド ・日本語版声優:武内駿輔 エルサが作った雪だるま。 魔法の森で、森の中で生活していた人々に自己紹介するため、前作を一人で演じ切る。 魔法の精霊の名前一覧 ・火の精霊:ブルーニ ・水の精霊:ノック ・土の精霊:ロックジャイアント ・風の精霊:ゲイル 映画「アナ雪2」の感想(ネタバレ有り) 映像がさらにパワーアップ まず「アナと雪の女王2」を見て感動したのは、映像の美しさについて。 これまで「アナと雪の女王」といえばこのシーンが最も有名でしたよね? 美しい氷の城が立っていくシーンは壮観で、何度も何度もこのシーンを見たという人も多いはず。 かくいう私もそうでした。 でも、「アナと雪の女王2」はさらにすごいんです。 どこか特定のシーンがというよりかは、全体的に。 エルサが魔法を使った際に雪が舞うキラキラ感。 竜巻の中でシェイクされていくシーンのスピードがあるのに滑らかな動き。 そしてリアルの水を使っているかのような水しぶきなどなど。 とにかく1つ1つの映像のこだわりがすごく、全体を通して圧巻でした。 正直、この映像を見るだけでも映画館に足を運ぶ価値がある。 そんな風に思えるほどでしたよ。 音楽は素晴らしいが前作とトントンぐらい また、映像だけでなく音楽に関しても、全体的にパワーアップしていました。 曲に多くの人が参加していたり、前作にはない取り組みも見られましたから。 ただ、どんなにパワーアップしても、前作の主題歌「Let It Go」があまりに素晴らしく、これを超えた個々の曲があったとは正直言えません。 本作の主題歌も良い曲なんですけど、さすがに「Let It Go」のように世界中を巻き込んだ大ブームを起こすほどではありませんからね。 ですので、音楽に関しては、トータルで考えると、前作トントン、こう考えるのが良いだろうと思っています。 ストーリーはやや大人向けになっていた アレンデール王国の崩壊を防ぐために奮闘するアナとエルサでしたが、そのためには• アレンデール王国と少数民族の政治的な問題• 父親母親世代の謎• 姿を現さない5つ目の精霊の存在• 人々を閉じ込める魔法の森を解放する方法 といった問題を解決していかなければなりませんでした。 全部がわかったとき一気に進んでいくため、見ていて爽快感を味わえると思います。 ただ、問題が複雑なので、子供の中には物語がすっと入ってこない子供もいそうだなとも感じました。 いくつかの問題が一気に片付いていく群像劇は、どうしてもやや大人向けの構成になりがちですからね。 とはいえ、映像のきれいさ、歌の素晴らしさがあるので、子供たちも十分楽しめるんですけどね。 事実映画館で、小さな声を上げて楽しんでいる子供が何人もいましたから。 アクションバトル要素が大幅アップ 「アナと雪の女王2」の特徴の1つとして、風・火・水・土の4つの魔法の精霊との対決シーンが多かったことが挙げられます。 竜巻に飲み込み、中のエルサを圧縮してこようとする風の精霊を、エルサが魔法で吹き飛ばしたり。 森を焼こうとする火の精霊を、エルサが魔法で凍らせようとしたり。 海の中に沈めようとしてくる水の精霊を、エルサが魔法のひもで操ろうとしたり。 諸悪の根源であるダムを破壊させるため、アナがおとりになって土の精霊をダムに引き付け、攻撃させたりするなどなど。 アナがエルサの作ったゴーレムや、アナの元カレと戦うシーンあった前作と違い、本当にたくさんのシーンがありました。 そのため、どうしてもバトルアクション的な要素が多くなっていました。 前作は女の子の人気が特にすごかったため、アナとクリストフの恋愛や王女様要素でそれを維持しつつ、男の子人気も取り入れようとした意図があったのかもとも思います。 でも、ハラハラドキドキ感が増し、飽きずに映画を見させてくれたのは間違いないので、評価していますよ。 ただ、ちょっと目まぐるしい展開が続くので、見終わったときに疲れるのは間違いないですが 笑。 エルサが魔法を使える理由は意外なものだった 前作からずっと謎だった、エルサが魔法を使える理由。 「アナと雪の女王2」のプロローグ部分で、父親が魔法の森の存在を話し、母親が魔法の森に関する眠り歌を歌ったことから、おそらく母親が魔法の森出身だということは予想できました。 また魔法の森が閉ざされる直前に、子供だった父親を森から逃がしたのも母親だったんだろうということも。 なので、一応父親は魔法の森の住人自体は魔法が使えないと言っていたのですが、森から逃がしたぐらいだから母親は魔法が使える特別な人間で、それがエルサに受け継がれたんだろう。 そういう風に考えていたんですよ。 でも、まさかエルサが火・水・風・土とは別の5番めの精霊だったのは予想外。 いくら前作の時点で、エルサが魔法を使える理由を考えてもわからないはずです 笑。 とても収まりのよいラスト そして、最後にラストについてですが、かなり収まりの良いラストだったと感じました。 精霊と人間をつなぐ存在であることが判明したエルサは、魔法の森で生活することに。 一方、アナは、エルサが自由にいきていけるよう、エルサに変わってアレンデール王国の女王になることで決着しました。 ちょっと「もののけ姫」ちっくなところはありますが、縁のある2つの世界があり、そして2人の姉妹がいる以上、納得の上でそれぞれが生きていくのは良い結末だと思います。 また、他のメンバーも、クリストフはようやっとプロポーズを聞いてもらえましたし、いったんは消滅したオラフは復活して幸せそう。 つまり主要メンバー全員にとってハッピーな終わり方ですから、その収まりはとてもいいなと。 ハンスの扱いに笑った 前回のヴィランズであるハンスですが、本作に本人自体には出てきていません。 でも、結構ひどい役で、ところどころ名前や姿が出てきました。 オラフが、アナをいじるネタとして、彼の名前を出したり。 またエルサが、氷で過去にあったことを見るというシーンでは、ハンスの彫像が出てくるや否や、エルサに破壊されていますからね。 こういう過去のキャラのイジリって、日本の映画にはあんまりないことなので、不覚にも笑ってしまいました。 私だけじゃなかったのが救いでしたが 笑 武内駿輔くんのオラフは絶品だった! 最後にオラフ声優武内駿輔くんについて。 前作のオラフの声役ピエール瀧が降板したことで、急遽その役をすることになった武内駿輔くん。 彼の演技は、ばっちりでしたね。 普段のちょっと抜けた声。 楽しそうな歌声。 エルサが倒れ、それに連動する形で消滅する、その直前のアナに甘えた声。 その全てが、「あ、オラフだ」と思わせてくれました。 ピエール瀧のオラフも素晴らしく、前作が公開されたときは絶賛されたんですのに、その不在を感じさせないどころか、最初からオラフは彼の役だったと思わせてくれる出来でしたよ。 しかし、別のアニメ(アイドルマスターシンデレラガールズ)ではこわもての無口の役をやり、普段のしゃべり方もこんなに落ち着いた声なのに、完璧にオラフを演じ切るんですから、武内駿輔くんのポテンシャルは恐ろしいですね 「アナ雪2」は字幕と吹替えどちらで見るべきか これに関しては、お子さんと一緒に見る場合を除いて、絶対に字幕で見るべきだと思っています。 というのも、主題歌が、松たか子(吹替え)バージョンより、イディナ・メンゼル(字幕・英語)バージョンの方が良いと思ったから。 アクション性が高まったりしても、あくまで「アナと雪の女王」はミュージカル映画ですし、やはり主題歌の存在は大事ですしね。 とはいっても、吹替えバージョンと、字幕バージョンとを、歌唱力で比べたいわけではないんです。 あくまで、曲のテーマとの相性が、字幕バージョンの方が良いと思ったという意味ですね。 吹替えバージョンと、字幕バージョンとの違いは、前者がより透明感ある歌声なのに対して、後者がよりパワフルな歌声だというところにあります。 似た声質の歌手を選ぶという「アナと雪の女王」の戦略上、似ている部分はかなりありますが、それでもそのような違いは聞いていて感じますね。 そして、今回の主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン」は、エルサの成長に関して描いた曲。 ありのままの自分を出すことを歌っている前作の「Let It Go」であれば、パワフルさのある歌声も、透明感のある歌声も、甲乙つけがたいぐらいテーマにハマっていると思います。 でも、今回のテーマがエルサの成長なら、透明感よりもパワフルさの方がテーマにそっていますよね。 そんなわけで、字幕バージョンの主題歌がおすすめであり、そのために字幕バージョンで見るべきだと思っているんですよ。 「アナと雪の女王1&2」を観るおすすめの方法 「アナと雪の女王」は、私も愛用しているが動画配信サービスU-NEXTで見るのがオススメです。 「アナと雪の女王」は、見放題作品ではなく、見るのにポイントな作品が必要ですが、U-NEXTでは 追加課金などはいらないのでご安心を。 他のVODの中には、ポイントを得るには追加課金が必要なものもありますが、U-NEXTでは毎月1200円分のポイントが配布され、これを使って見ることが出来ますから。 (会員登録すると始まる無料体験でも、600円分のポイントが配布されるので、このときも追加課金は不要です。 ) また、 配信作品が充実しているのもU-NEXTの魅力。 (「雪の女王」は、「アナと雪の女王」の元になったと言われてる作品です) ポイントが必要な作品 ・アナと雪の女王1 ・アナと雪の女王2 ・アナと雪の女王/家族の思い出 見放題作品 ・雪の女王1 ・雪の女王2 たくさんの作品が見れるのはうれしいですよね。 しかも、U-NEXTは その他にもメリットが豊富です。 14万以上の動画が見放題(主要ジャンルの動画数NO. 70誌以上の雑誌が読み放題• 100誌以上の無料漫画が読み放題 こういった充実したサービスのVODですから。 ですので、「アナと雪の女王1」を視聴するのにU-NEXTがおすすめなんです。

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映画『アナと雪の女王2』ネタバレと感想。魔法の力の謎が解けるストーリー

アナ 雪 2 感想

0 15世紀イタリアで始まったルネサンスは「古典復興」と訳され、行き詰まった中世の文化を古代ギリシャやローマに戻ることで再生させました。 「古きを訪ねて新しきを知る」…これぞまさにきんきらきんの子供映画「アナと雪の女王2」に隠されたテーマでございます。 さてさて、エンタメブリッジライターしおりです! 今回は前作でアニメ史の記録を塗り替えたアナ雪の続編、「アナと雪の女王2」についてご紹介します。 感想をズバリ先に言いますがめちゃくちゃよかったです。 つい1か月前ディズニーからマレフィセント2が公開されましたが、マレフィセント2ってポリティカル・メッセージがわかりやすいんですね。 主に多様性、反戦、文明批判ですが、そのことはマレフィセント2のレビューで詳しく書いておりますのでよかったらご覧ください。 1よりもずっと「伝えたいものがある、でもそれって深く観なければわからない。 だけど子供は感覚で理解できる…」って素晴らしい作品だと思いました! すでにこの複雑さをはらむアナ雪2の大ファンになった私。 ええもうコンビニもデパートもペットボトルも街がアナ雪一色の昨今ですが、「いやもうホントに観てください」としか言いようがない作品です。 ひーひーふーふー落ち着きまして、今回はエルサのさらなる心の内的葛藤に重点を当て、あらすじや見どころを解説していきたいと思います! 1. アナと雪の女王2の作品紹介 公開日:2019年11月22日 (日本) 監督:クリス・バック(Chris Buck)、ジェニファー・リー(Jennifer Lee)。 脚本:ジェニファー・リー(Jennifer Lee) 出演者:イディナ・メンゼル(Idina Kim Mentzel)、クリスティン・ベル(Kristen Bell)、ジョナサン・グロフ(Jonathan Groff)、ジョシュ・ギャッド(Josh Gad)。 日本語吹替え:松たか子、神田沙也加、原慎一郎、武内駿輔、松田賢二、吉田羊。 製作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオ。 【日本語吹替え予告編】 【字幕版予告編】 2. youtube. アナ雪1を観ていない方もちょこちょこ復習してくれますので、十分楽しめます。 もちろんアナ雪1を観た方は、パワーアップしたエルサの魔力やオラフギャグが100倍楽しめます。 以前書きましたアナ雪1のレビューはこちらからどうぞ。 アナは王家の娘として「この幸せがずっと続きますように」と日常に感謝しながら暮らす日々。 ただ、エルサは心にうごめく「なんとなく一般の人間たちと過ごす違和感」を感じつつ毎日を過ごしていました。 アナとクリストフとの恋人関係はまだ続いていて、クリストフは今作で何度も何度もプロポーズを試みます。 アナ雪2は アナとエルサが仲良しだったころの子供時代の回想シーンから始まります。 エルサの魔法で魔法の国を作り、寝室でままごとをしていた2人。 「もう寝なさい」と入ってきた当時国王だった父が、「魔法の国なら、実際に見たことがあるよ」と少年時代の記憶を語り始めます。 一字一句同じではありませんが、このような回想録。 遠い遠い北の森に、ノーサルドラという魔法の国があった。 そこにいる人々が魔法が使えるわけじゃないんだ。 風、火、水、大地の精霊が国を治めている。 僕のお父さん(アナとエルサの祖父)は、 ノーサルドラに友好の印としてダムを作った。 その完成式典で、アレンデールの人々とノーサルドラの人々との間に不思議なことが起こったんだ。 僕がちょっと目を離していたすきに、お父さん(アナとエルサの祖父)が死んでいた。 アレンデールの人々とノーサルドラの人々が、急に争いを始めていたんだ。 そのとき僕は頭を打って倒れた。 そこへ霧が立ち込めて壁となり、そこにいたすべての人々は霧に閉じ込められた。 だけどそのとき、僕には不思議な声が聞こえた。 「Ah ahーー」 誰かが僕を引っ張って、霧の外へ出して助けてくれた…。 壁ができてからは誰も魔法の国には出入りできない。 森がまた目覚めたらどんな危険があるかわからない。 「どうしておじいちゃんは死んだの?」「なぜ争いが起こったの?」というアナたちの質問には「お父さんもわからない」という返答。 母はアナとエルサを寝かしつけるため子守唄を歌ってくれました。 (アナ雪1で、その後両親はエルサとアナが10代の頃に海難事故で死亡しています。 ) ある日、エルサにはエルサにしか聞こえない不思議な声が聞こえ始めます。 「Ah ahーー(ああ ああ)」 声に悩まされつつ、声に呼ばれていると感じるエルサ…。 本作のキャッチコピーは「なぜ、エルサに力を与えられたのか」。 youtube. ただし、 世界と歴史を巻き込んだ壮大な冒険物語へと進化しています。 アナ雪2制作のため、より1人1人のキャラ理解を深めて「両親の謎」にスポットを当てたという製作陣。 さらに北欧の神話やおとぎ話を織り交ぜて、フィクションでありながらいたるところにリアルを散りばめた、 つかみどころがあるようでないようであるような…思慮深い作品ですね。 またエルサにだけあの声が聞こえてきます「Ah ah ah ー」 譜面にするとこんな感じですかね。 「ごめんなさい、もう休むわね」と寝室に戻り、亡きお母さんの紫のスカーフを巻いていたところをアナが心配そうに入ってきます。 不安なとき、エルサはこのスカーフをお守りのように巻くんですね (このスカーフが後でキーポイントになりますよ!)。 アナはエルサにお母さんが小さいころ歌ってくれていた「魔法の川の子守唄」を歌います。 お母さん役の吹替え声優は今作新たに加わった吉田羊さん。 歌というイメージがなかった大女優さんですが、子守歌は「本当のお母さん」といった哀愁あるすばらしい歌声です。 エルサは、今作で「ほぼ」魔法を暴発させることのない成人女性に成長していますが、 この「ほぼ」ってとこがアナ雪2のポイント! エルサは今もなお魔法が使えることに、アレンデールで「所在なさ」「窮屈さ」を感じていたんですね。 どうして私を呼びつけるの?あなたは私に似た誰かなの? 本当はここにいてはいけない。 みんなと違うと思ってきたの。 youtube. しかしこのエルサの魔法が、魔法の国ノーサルドラの森の風、火、水、大地の精霊を呼び覚ましてしまったのです! 精霊の怒りによって町中が停電、暴風が吹き荒れ、建物が吹き飛ばされる特別警報避難指示並みの災害が起こったアレンデール。 「みんな!崖の上に逃げて!」とアナが指示して住民たちは全員避難。 住民が怖がる中、エルサは魔法の国ノーサルドラや自分を呼ぶ声が危険ではなく、「いい人だと感じる」とあくまで弁護(なにか自分の魔法と共鳴するのですね)。 そこへメンター役のトロールの首長パビーがやってきて、空中で幻のプレゼンをしながらこう言いました。 精霊が怒っている。 過ちを正さねばならん。 さもなければ…未来は見えん。 今できることをしよう。 これは、 ノーサルドラの精霊の怒りを何とかしなければアレンデールが滅亡するという危機的予言。 過ちって何?との疑問も浮かびますね。 この「今できることをする」は劇中で何度も何度も繰り返されるキーワード。 本作は以後、次の2点の解決に向かっていきます。 なぜエルサに魔法が与えられたのか?• アナとエルサは、アレンデールをどう救うのか? エルサは謎の呼び声にすべての解決のヒントがあると、アナ、クリストフ、オラフ、スヴェンと旅に出ることを決意。 野を超え山を越えたどり着いたところは真っ白な霧の壁に閉ざされたノーサルドラ。 人間のクリストフはシャキーンと跳ね返されてしまうのですが、エルサだけが手を当てると魔法がとろけるように霧がふぁ~~と開いて中に入ることができました。 するとそこにデン!と出迎えてくれたのは、風、火、水、大地のシンボルマークが刻印された4つの岩。 youtube. ダムというのは今も昔も各国共通の業深き溜め池です。 自然を破壊し、動植物を追いやり、村落を沈没させ…私たち人間のためにだけ作られる人口貯水池。 北海道でアイヌの方たちが、村落がダム化されることの反対運動が起こっていますが、彼らの行政会議での主張は、すでに文明化した私には「何を言っているんだろう?」と思わされる不思議なものでした。 「山や森は、私たちがカミ様と守っていきますから…」 今ならもちろん、アイヌ民族にそのようなワールドが存在することがハッキリとわかります(私も成長しましたね)。 ノーサルドラの住民はノルウェーの先住民サーミ族をベースにしているので、私はこのアイヌの方たちの世界の捉え方を1番に思い出しましたね。 すると 風の精霊ゲイルによる竜巻が早速5人を襲います。 エルサが竜巻の壁に魔法を当てると風はおさまり、5つの不思議な氷の像が現れました。 過去が形になった! 水は記憶を持つ、すべて覚えている。 これはエルサのセリフですが、 「水は過去の記憶をすべて蓄えている」という話は今作を読み解く重要なポイントです。 普段意識しませんが、地球にある水って増減がないんですよね。 そして5人はある1つの氷像に気づきました。 ーーそれは少年時代の父が、助けてくれた少女に抱かれている像。 先にネタバレしますと、父を助けた少女とはアナとエルサのお母さんです。 以後、 お母さんはノーサルドラの霧の中には1人だけ2度と入れず、敵国アレンデールのお父さんと結婚したんですね。 そして霧の中では、今もなおダムの完成式典で起こった原因不明の争いがまだ続いていて、ノーサルドラの先住民とアレンデールの兵士たちが戦っていたのです! とそこへ 火の精霊ブルーニが出現、そこら中を焼き尽くし始めましたがエルサが氷の魔法で鎮火。 精霊たちを手名付けることができるのはエルサだけです。 ブルーニは形があるのですが、ラプンツェルのカメレオンのパスカルみたいな爬虫類っぽい生き物 (ちなみに精霊たちはしゃべらず、非言語ツールでエルサと交流します)。 youtube. その光景を見ていたノーサルドラの先住民は、エルサが魔法を使えること、2人が持っていたお母さんのスカーフを見てびっくり仰天します。 お母さんのスカーフには、ノーサルドラの由緒ある名家の刺繍がほどこしてあったんです(雪の結晶のような文様)。 ノーサルドラの先住民は、ノーサルドラに古くから伝わる伝承の話をエルサにだけ伝えます。 私たちは4つの精霊に治められている。 しかし、 自然界と魔法を繋ぐ懸け橋となる第5の存在があるんだ。 アートハランだけがそれを知っている。 アートハランって何…?とアナ雪2は新用語がたくさん出てきます。 「アートハラン=北の最果てにある川=お母さんが子守唄で歌っていた歌の川=世界の情報が蓄えられた宝庫」。 さらにアナとエルサは、サザンシーで難波したはずの父と母が乗っていたボロボロの船を発見します。 アナ「ここってサザンシーだっけ?」 エルサ「ダークシーから流されてきたんだよ」 アナ「どうやって流されてきたの?どうやって霧の中を入ったの?」 船の中に防水の筒を見つけ、そこから2枚の紙を見つけたアナとエルサ。 1枚はノーサルドラの言語で書かれたメモで解読不能、2枚目はアートハランへの地図で、お母さんの手書きで「アートハラン、水は記憶を持つ川」と書かれていたんです! 超ザックリ描くとこのような地図でした。 実は、両親が亡くなった理由は「なぜエルサにだけ魔法があるのか?」を解き明かしたくて、アートハランに向かう途中で海難事故で亡くなったのでした。 「私のせいで両親は死んだ…」と悔やむエルサに、アナはこう勇気づけます。 自分の敵の命を救ったから、エルサに魔法を与えたのよ! 霧から出して敵国の父を助けた母、その母を幸せにすると結婚した父…。 エルサはこのとき 先住民から聞いた「第5の精霊」は自分なのでは?と確信を持ちます。 「誰が与えたか?」ってことはセリフがないのでわかりませんが、風や火の精霊は生まれながらにして精霊だから、エルサも生まれながらにして精霊なのかな?と個人的には思ってます。 「何のために?」という真実はアートハランに行けばわかる…ってことはわかったので、エルサは1人でそこへ行くとを決心。 魔法が使えないアナやオラフは「危ないから」と、エルサは無理やり氷のそりに乗っけてヒューンと洞窟まで追いやってしまいました。 ここからは、予告編でよく流れていたエルサが突っ走って海(ダークシー)を凍らせて渡ろうとするシーン。 溺れて海でゴボゴボしている間に、エルサが出会う4の精霊、 水の精霊ノックと出会います。 youtube. 例えるならスペイン付近から北極圏まで乗馬で行くような過酷な旅です。 「Ah ah ah -」と声に導かれたどり着いたそこは、北極圏内を思わせる氷河地帯。 どう見ても凍え死にそうな最果ての地ですが 「まるで我が家ね」と馬を降り、心地いいと感じるエルサ。 エルサは記憶が凍った氷像たちに囲まれながら、「みせて、あなたを」を歌いながら洞窟をどんどん下ります。 エルサの魔法の真実が明かされるまであと少し! 今はっきりとわかったの 生まれてからずっと悩み続けていたけど さあ 姿を見せて! 歌い終わるときキメ技の足でバシーンと氷の魔法を使い(これぞ第2のレリゴーシーン!)、第5の精霊の力を発揮しました。 youtube. 「おいでおいでよ 見つけた」と歌に加わってそこに見えたのは、なんとエルサのお母さんでした。 「Ah ah ah -」と呼ぶ声は、お母さんだったのです!(正確には水が持つお母さんの記憶) 髪をおろし、服も純白になり、氷の精のようになったエルサ。 さらに記憶は遡ります。 見えたのは、 おじいさんがノーサルドラの首長を騙し打ちして、先に殺そうとしている姿…。 祖父「ノーサルドラの魔法は脅威だ。 エルサは洞窟の奥深くまで来すぎてしまい、記憶を知りすぎた代償のように氷ってしまいました。 しかし、凍る瞬間ピューンと手から魔法が出て、洞窟に残ったアナの前に1つの氷像がドスンと落ちてきます。 それは、おじいさんがノーサルドラの首長をまさに背後から殺そうとしている像でした。 youtube. アナもまた、真実を悟りました。 アナ「ダムは罠だった!平和の贈り物ではなかった!ダムを壊さなきゃならない!」 そのとき、オラフがだんだん消えかかっていきます。 オラフってアナ雪1でエルサの魔法で作られたものでしたよね。 エルサが凍り付いて魔法が消滅したので、アナの腕の中で 名言メーカーオラフは再び大事な名言を残しながら消えてきました。 ねえアナ、変わらないものを1つだけ見つけたよ。 愛だ! エルサもオラフもいなくなり、「どうしたらいいの?」と1人絶望して泣くアナ。 次の3点もまた、本作で強調されたポイントですね。 変わらないものは愛。 人間の業と共存の知恵。 アナの自立。 前作でアナはあくまで集団行動のハッピーハッピーなキャラでしたが、今作では アナの自立物語も描かれます。 ここから1人で「今できることをやろう」と立ち上がるアナ。 アナは大地の精霊アース・ジャイアントを利用して、「正しいことを選択する、歴史を正して呪いを解く」と決意 (これが最初トロールが言った「過ちを正す」の意味だったのです)。 それはダムを壊すことですが、これは犠牲を払う危険な決断です。 ダムの川下のアレンデールの人や街が、増水ですべて流されてしまうかもしれないからです。 しかし、どのみちアレンデールはこのままでは精霊の呪いによって滅亡してしまいます。 アナは腹をくくり、アース・ジャイアントに岩を投げつけさせてダムを破壊しました(IMAXではこのシーンめちゃくちゃ地鳴りがします!)。 兵士「アナ女王、何をする気?アレンデールを守るのでは?」 アナ「正しいことを選ばなきゃダメなのよ!」 アナの勇気ある選択は胸を打ちますね…犠牲を払う覚悟で、 祖先の業を浄化し、自然(ノーサルドラ)と人間(アレンデール)の均衡を取り戻そうとする一世一代の覚悟。 youtube. 川下のアレンデールまで何秒?!という緊迫した時間が映画館にどれほど流れたか! そのとき、ダム崩壊で魔法が溶けたエルサが、水の精ノックに乗ってアレンデールまで突っ走り、 氷の壁を作って街を洪水から守ったのです! アレンデールの人々も、幸いにも崖に避難していたため無事でした(アナが旅立つときトロールと交わした約束「私が帰ってくるまで、必ずここの人たちを守ってて」が守られていたんです)。 精霊の怒りは静まり、霧は晴れ、34年5か月23日ぶりに青空を見たノーサルドラの人々とアレンデールの兵士。 醜い争いはアナとエルサの勇敢な行動によってピリオドが打たれます。 ここから意外な結末が待っていました! エルサ「精霊たちが決めたの。 アレンデールは続いていく、あなたと」 なんと、両国の友和のため アナがアレンデールの女王に就任、 エルサはノーサルドラの首長になったのです! アレンデールには、両国の友好のシンボルであるアナとエルサの両親の子供時代の銅像が飾られました。 まだまだ話は終わりませんよ~。 最後、クリストフがアナにプロポーズして恋もハッピーエンド。 アナが風の精霊ゲイルに、「明日ジェスチャーゲームやるから来てね」という手紙をノーサルドラにいるエルサに託し、エルサが水の精霊ノックに乗ってパカラッパカラッとアレンデールに向かうシーンでアナ雪2は終わります。 youtube. 子供がターゲットの映画でありながら、色んな読み方ができるのがアナ雪2のすごいところ。 今回のレビューでは 5大挿入歌の歌詞からエルサの成長物語に焦点を当てて考察していきます。 アナ雪はミュージカル映画ですから、歌詞をじっくり読んでいただいたのち、私の考察をお読みいただければ幸いです。 youtube. 今作では、母が精霊の国出身で、ただ1人アレンデールで生き延びた人というルーツが暴かれましたね。 このように、親は知っているけど子供には語られない家族の秘密のことを心理学用語で「家族神話」と言います。 例えば身内の誰かが犯罪者だとか、奇妙な死に方をしたとか、そういったことです。 敏感なエルサは「何か隠している」という親の家族神話に勘づいていたのでしょう。 エルサは前作でハッピーエンドかと思いきや「自分だけどこか変わっている」と違和感を持ったままでした。 こういった 所属の違和感、家族神話への疑問に対して、精霊の血を持つお母さんは子供時代に子守唄ですでにヒントを出していたんですね。 歌詞の北の川=アートハラン。 魔法を与えられた理由を知ることは、エルサにとって心地よく生きることに不可欠なことで、それが本作の真髄です。 youtube. アナ雪1は、4~6歳くらいの発達段階の心象、エルサの「欲求VS罪悪感」という内的葛藤がテーマでしたね。 24歳になったエルサは もはや魔法を自分でコントロールできるまでに成長しています。 感情の高揚とともに暴発することはなく、ほぼ自分の意思で出すことができます。 それでもなお、お城で気を抜いていた時に「ハッ!」と手すりを凍らせてしまうシーンが1回あります(おそらく20~30cm凍らせた程度なものでしょうが…)。 エルサはまだ「どこか無理をしている」「自分だけ違う疎外感」と感じているようですね。 平和が続きそうなアレンデールでも、これがエルサの本心からの願望・欲求ではないことが歌詞からわかります。 エルサだけに 「平和におさまろうとしてもおさまりきれない」不安、「旅立つべきである」予感がすでに渦巻いていますね。 youtube. Let it Goほどキャッチーじゃない歌ということが低評価に繋がっているようですが、その話は置いておくとして…。 心理学者エリクソンによると、12~20代半ばころまでに、人は「自我同一性VS同一性拡散」の心理的葛藤にぶつかると言われています。 スローペースで成長しているフィクションのプリンセスエルサなので、24歳でこの課題のど真ん中にいるでしょう。 そもそも自我同一性とは、• 他の誰でもないたった1人の自分。 将来やりたいことがはっきりしている。 本当の私の姿と、相手がイメージする自分の姿が一致している。 と定義されるもので、逆に「自我同一性の拡散」とは、• 過去の自分を捨てたい。 偽りの自分を演じている。 自分はどこにでもいる人間で、存在意義がない。 ・・・どう見てもInto the Unknownのエルサですね。 結局、エルサは精霊としての自我同一性(アイデンティティ)を見つけ、精霊の国におさまり、心おきなく魔法が出せて、むしろ魔法がレスペクトされる場所に身を置きます。 そのためにエルサは「母は精霊の国で唯一助かった人」という家族神話を解かねばならなかったし、両親の出会いから死の真相まで知らなければいけませんでした。 エルサの面白いところは、ノーサルドラやアートハランの、 人間には気持ち悪い(ていうか凍え死ぬ)という場所でも「自分だけは居心地がいい、フィットする」という感覚を得ているところですね。 これがエルサ自身への大きな自己理解へと繋がっています。 youtube. 「そもそも論、大人になるってどういうことよ?」という方。 この疑問には アナ雪最強のブレーン、オラフが歌ってくれています。 オラフ曰く、「大人になるのは、自分の世界、置かれた場所を解き明かして、順応する能力を身に着けること」です。 「ここではないどこか」「私ではない誰か」でない状態のことですね。 私は大学生頃に半グレ状態を経験したのでこの言葉は身に沁みます…。 自己同一性とよく似た言葉に、自己斉一性という心理学用語があります。 自己斉一性とは「過去から今までの自分に一貫性、連続性がある」こと。 アナ雪1のスピンオフに2017年「アナと雪の女王/家族の思い出」があります。 このショートフィルムは 「アナとエルサにはクリスマスの家族の伝統がない」がテーマで、劇中エルサが「自分の魔法のせいでアナと断絶してしまう10数年」を振り返るシーンがあります(魔法を封じ込める大量の手袋を見るなど)。 姉妹愛を取り戻せてもなお「過去のことは思い出すのが辛い、微妙、避けて通りたい、考えたくない」というエルサの悲しみが手に取るように伝わる胸が痛いシーンですね。 「アナと雪の女王/家族の思い出」の時点でエルサはまだ「過去は忌むべきもの」と断絶していますが、アナ雪2ではついに自分の世界、場所を解き明かし「過去から今を1本の線で結ぶ作業」に入ります。 自己斉一性獲得のため、エルサは最果てのアートハランまで旅をしますが、そこは 過去の氷像が立ち並ぶ博物館のような場所。 親のルーツ、魔法の出どころ、自分の使命…エルサはすべてはっきりさせます。 youtube. 北欧神話は非常に特徴的で、イギリスの小説「指輪物語」にあるように過酷な自然環境が反映されています。 この構造はアートハランを彷彿とさせますが、ここでは「エルサが凍った理由」をエルサの個人的心象から考察してみましょう。 エルサはアートハランで「新しい自分になる」と人生最強の達成をします(24歳現在)。 おかしく聞こえるかもしれませんが、しばしば「達成は傷つくことはセット」なんですよ。 ちょっと例を挙げてみましょう。 猛烈に受験勉強をしてA判定が出ているにもかかわらず、その間リストカットが猛烈にひどくなる人。 「ごめんね」と恋人に初めて言えて関係が一歩前進したとき、なぜか次の日頭痛に悩んだという人。 体調不良は、何も失敗の時だけに起こるものではないんです。 人の精神構造は謎めいていて「達成したときに自分を傷つける」という状況を作り出すことがよくあるんですよ(ちなみに継続しているうちに次第におさまりますので、ご安心ください)。 エルサの達成は恋愛関係が一歩前進とかチマチマしたものではなく、人生そのものに関わる全身全霊の達成です。 凍り付いたエルサを映画館で観たとき、私はこの理屈が1番に頭に浮かびましたね。 確かにお母さんは子守唄で「おぼれないようにね」と警告をしているので、エルサが氷点下の中あまりの好奇心でぐんぐん進んでしまったために凍ってしまったのかもしれません。 それでも10分後くらいにエルサは溶けて、一皮むけた状態で 精霊としての自分のアイデンティティを実践的に生きる段階に入ります。 そしてなじめなかったアレンデールに駆けつけて救い、精霊の国のリーダーに身を置きます。 人は達成するとき、それまでの精神構造の惰性に敗北宣言をしなければいけませんし、「あなたはそんな達成に値しないですよ」という悪魔のささやきにも打ち勝たねばなりません。 だからこそパット見自分を傷つけるようになってしまうんです。 これを読んでくださっている皆さんにも「原因不明の不調」に出会うことがあるかもしれません。 ついストレスや気候のせいにしてしまいがちですが、もしかしたらその原因はエルサのように何か大きなことを達成したポジティブな要因かもしれませんね! 4. youtube. 我が娘(6歳)もアナ雪1はセリフ全暗記できるほどのドハマリっぷりで、アナ雪2は公開初日から2日連続で観て「ミチノタービヘーーーーー!」と叫んでいる日々。 ぜひ、映画館に足を運んでみてくださいね。 youtube. アナ雪2って正直、日本人向けだと思います。 精霊信仰やネイティブ文化、自然崇拝は日本人のスピリットに近いものがあって、神道やアニミズムのある日本人にはスンナリ入りやすいでしょう。 私は逆に、なぜアメリカ・ディズニーがこのような内容に映画の半分もの分量を割いたのか不思議に思いました。 言うまでもなくアメリカはキリスト教が基盤で、キリスト信仰では、人は神の似姿で自然や動物はその下。 人は動植物の管理責任があるものとされます。 そのことをアメリカ人の友人と話したら、アメリカはもちろんキリスト教がベースだけれど、昨今敬虔な信者は減りつつあること、他宗教への受容や理解が進んでいるという話を耳にしました。 他にもアナ雪2の「水は記憶を持つ」という話もツッコめばかなり興味深いですし、「水を大切にしなきゃな」と感じさせます。 アメリカでもclimate change(気候変動)は大きな関心事だそうで、もしかしたらここに密かなポリティカル・メッセージが含まれているかもしれませんね。 youtube. アナ雪初心者のうちの夫も鑑賞しましたが「アナが『犠牲を払う覚悟で、正しい選択をする!』とダムを壊したこと」が最も記憶に残ったそう。 ここのアナは本当に正しい人であって、傲慢ではないですね。 でも、自分を低くできない人はなかなかそのことに気づくのは難しいです。 本当の正しさは暴力をはらみませんし、間違いは正せる人です。 ちょっと男性的思考かもしれませんが、この塩梅をアナ役声優神田沙也加は見事に演じ切っていますね。 正しさでゴリ押しする性癖のある人はぜひアナに学んでいただきたいと思います。 youtube. エルサは「今いる場所が辛い」と感じる人でした。 奇妙な声はなぜ突然感じ始めたのでしょうか? アレンデールもまだ攻撃されてない、平和で仲良し、ノーサルドラは争って34年以上経過している…。 それでいきなり奇妙な声が聞こえたのは、エルサの「辛い」という気持ちが膨れ上がったせいでしょう。 「自分ってなんかヘン」と思うときはチャンスです。 そこから 「おさまるべき場所へおさまろう」という動きが始まるからです。 アナ雪2はトロールもアナも「今できることをしよう」と何度も何度も観客に語りかけます。 それが私たちの個人的な課題に対してなのか、世界的な問題になのか私にもわかりません。 ただ、「今できることをする」という積み木を1つ1つ地道に積むような作業が、映画では結果的に大きな成果をもたらします。 いずれその1つ1つが連結して、人生や問題解決の大偉業に繋がるのでしょう。 「いいオトナが1人でアナ雪観に行くなんてどーよ?」 などためらわずに、私はアナ雪2は大人にもぜひオススメしたいですね!.

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映画『アナと雪の女王2』日本語吹き替え声優キャスト一覧と感想!オラフは遊び人のまま賢者になった

アナ 雪 2 感想

CONTENTS• 映画『アナと雪の女王2』の作品情報 C 2019 Disney. All Rights Reserved. 【公開】 2019年(アメリカ映画) 【原題】 Frozen 2 【監督】 クリス・バック、ジェニファー・リー 【キャスト】 イディナ・メンゼル、クリステン・ベル、ジョシュ・ギャッド、ジョナサン・グロフ、エバン・レイチェル・ウッド、スターリング・K・ブラウン 【日本語吹き替えのキャスト】 松たか子、神田沙也加、武内駿輔、原慎一郎、吉田羊 【作品概要】 脚本はジェニファー・リーとアリソン・シュローダー、音楽は前作に引き続きクリストフ・ベックが務めています。 また、前作で楽曲提供を引き受けたクリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス夫妻が本作でも新曲『イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに』を書き下ろし、日本版では中元みずきさんが担当しています。 映画『アナと雪の女王2』のあらすじとネタバレ C 2019 Disney. All Rights Reserved. 幼い頃、アナとエルサは眠る前に父のアグナル国王から昔話を聞いていました。 その内容は、祖父ルナード国王の時代、北方に住むノーサルドラの民との平和の象徴にルナードは国同士を結ぶためのダムを建設しました。 しかし祝宴の席で争いが起こり、この戦いに怒った精霊たちによって人々は霧の壁に包まれ、魔法の国に閉じ込められました。 まだ幼かったアグナル国王は、謎の少女に命を救われたという内容でした。 その話に夢中になり、続きを聞きたがるアナとエルサに母のイドゥナ王妃は子守唄に伝説の川アートハランの歌を聞かせます。 現在のアレンデールに話は戻り、女王となったエルザとアナは幸せな日々を送っていました。 クリストフはアナに婚約を申し込もうと計画を立て、オラフは時は流れていくものだがいつまでもこの幸せが続いてほしいと言っていました。 ある日、エルサにだけ不思議な歌声が聞こえます。 歌声に困惑しているエルザを見て、アナは異変に気付きます。 その夜、エルサは城を出て歌声に応えるよう魔法を使います。 すると突然、北方から閃光が上がり、アレンデールの街を天変地異が襲います。 人々がフィヨルドの上の崖に避難したところに、トロールの長老パビーが現れ、「古代の魔法が目覚めた。 精霊を鎮めるためには、過去の過ちを清算しなければならない。 」と注意を施します。 エルサ、アナ、クリストフ、スヴェン、オラフは北方の地ノーサルドラの魔法の森を目指して旅に出ます。 やがて霧の壁に行き当たり、エルザの魔法で霧の中に入ると、そこは魔法の森でした。 侵入者に気づいた風の精霊ゲイルは竜巻を起こし、エルサたちを襲います。 エルサが反撃すると、風に舞い上がった雪は固まり、若き日のアグナル王子と少女の彫刻になります。 そこへ、霧に閉じ込められていたノーサルドラの民とアレンデールの兵士がやってきます。 その中の一人が父の護衛だったマティアス中尉であることにアナは気付きます。 エルサの魔法の力にノーサルドラの民とアレンデールの兵士は驚き口論になりますが、そこに火の精霊によって火事が起こり、大混乱になります。 エルサは魔法で火の精霊を鎮めると、その正体はサラマンダーでした。 戻ってきたノーサルドラの民とアレンデールの兵士は、アグナル王子と少女の彫刻、アナの持っていたショールをみて、アナとエルサの母親イドゥナはノーサルドラの民であることを知り、団結します。 夜になると地の精霊アースジャイアントが動き出し、危険なので夜明けまでキャンプを張ることになります。 そこでノーサルドラの民の一人ハニーマリンからショールの模様は4つの精霊のシンボルと、人と精霊の架け橋となる5番目のシンボルであることを聞きます。 一方で、クリストフはアナに告白しようとノーサルドラ流のプロポーズの仕方を聞いて、花畑でアナを待っていました。 そこにエルサの魔法の力に引き寄せられたアースジャイアントがやってきます。 エルサは自分がいると周りに迷惑がかかると言い、謎を解くためアナとオラフと共に先に急ぎます。 クリストフとスヴェンは置いていかれます。 エルサ一行は北へ向かうと難破船を見つけます。 その船はかつて二人の両親が乗っていた船でした。 船の中を調べると、両親がエルサの魔法の謎を解くためダーク・シーの先にある、過去の全てを知る川アランハートに向かったことを知ります。 自分のために両親が亡くなったと考えたエルサは打ちひしがれますが、アランハートに行く決心をします。 アランハートへの道が危険なものであると悟ったエルサはアナとオラフを氷のボートに乗せ、遠くへ押し流します。 アナとオラフを乗せたボートは川を流れ、アースジャイアントの眠る谷へと流れ着きます。 なんとかアースジャイアントを起こさずやり過ごしますが、出口のない「失われた洞窟」へと迷い込みます。 一方エルサはダーク・シーに到着し、なんとか海を越えようとしていました。 荒れ狂う波を凍らせようと奮闘しますが押し返されてしまいます。 何度も挑戦しているエルサの前に、水の精霊ノックが馬の姿をして襲いかかってきます。 激しい闘いの末、エルサはノックの背に乗りダーク・シーを乗り越えアランハートへと辿り着きます。 C 2019 Disney. All Rights Reserved. アランハートに辿り着いたエルサは先に進み、過去を辿り、真実を知ります。 それはエルサの祖父ルナードは魔法を使えるノーサルドラの民を恐れ、支配するための口実にダムを作り、そのダムが森を穢しているだけでなく、ノーサルドラの長老を手にかけたといった内容でした。 その真実を知り、全身が凍っていく中で、最後の力を振り絞り魔法をアナのもとへ送ります。 洞窟を抜け出すため、進んでいるアナのもとへエルサから送られた魔法は氷の彫刻を形作り、真実をアナに伝えます。 エルサが凍ってしまったことでオラフは魔法の力がなくなり、雪へと戻ってしまいます。 一人になったアナは自分にできる正しいことをするため、森を穢しているダムを壊すことを決心します。 アナは洞窟から脱出し、アースジャイアントをダムまで誘導します。 しかし、アースジャイアントの強大なパワーの前に押しつぶされそうになります。 そこへスヴェンに乗ったクリストフが現れ、アナを乗せダムまで駆け抜けます。 ダムに着くと、マティアス中尉率いるアレンデールの兵士たちがダムを守るため待っていました。 アナはマティアス中尉に真実を伝え、ダムを壊さなければならないと言います。 マティアス中尉は正しいことを行うという信条からアナを手伝います。 アースジャイアントが投げた岩がダムへ当たり、ダムは決壊します。 ダムが決壊したことでエルサは復活し、ダムの決壊によるアレンデールの街を襲う洪水を止めるため、ノックの背に乗り、アレンデールまで駆け抜けます。 洪水が街を襲う間一髪のところで、エルサは辿り着き、魔法の力で洪水を止めます。 ダムの決壊により、魔法の森を包んでいた霧は晴れ、人々は解放されます。 アナとエルサは再開し、エルサは自分が人々と精霊を繋ぐ架け橋であり、ノーサルドラに残ることを伝えます。 クリストフはアナに想いを伝え、二人は結婚することになります。 そしてオラフはエルサの力で復活します。 日は流れ、アナがアレンデールの王女となる戴冠式の日。 アナは王女として国民にお祝いされ、ノーサルドラとアレンデールの平和の象徴として両親の像を街に建てます。 エルサはノーサルドラで笑顔に過ごしています。 映画『アナと雪の女王2』の感想と評価 C 2019 Disney. All Rights Reserved. 映画『アナと雪の女王』 2013 が世界中で大ヒットを飛ばし、ハードルが上がった続編『アナと雪の女王2』では、 テーマ、楽曲共に進化を遂げたファンタジーミュージカルとなっています。 そして、 現状を打破するために出来ることを一つずつ積み重ねていくという人生教訓など様々な要素を含んだ作品です。 テーマが重層的に包括されながら、一つのまとまった作品として成立している要因に 「アニメ脚本の柔軟性」と「キャラクターの魅力」があります。 「アナと雪の女王」シリーズでは伝統的なディズニー作品とは画する 対照的な性格を持つWヒロインの設定、アニメならではのリアリズムに拠らない幻想的展開が本作を柔軟性に富んだものとしています。 また本作では 各キャラクターがより掘り下げられ、魅力が増している点にも注目です。 キャラクターがより深く詳細に描かれることで、 物語展開の幅が広がるだけでなく、観客が対象に感情移入しやすくなります。 世界観・キャラクターの個性を深く掘り下げるため、 心理学者やトラウマの専門家、人類学者や言語学者の徹底したリサーチを重ね、診断・分析したとパンフレットに書かれてあります。 それによって、 世界観やキャラクターの感情は明白化され、その心情から起因する行動の論理性が生まれることで、キャラクターだけでなく彼らを取り巻く環境もリアルに生き生きと描かれています。 そして、本作最大の見どころは、 ミュージカル作品として進化した点にあるでしょう。 『アナと雪の女王2』では、 各キャラクターのテーマソングと主題歌など含め新曲7曲が構成されており、年齢問わず観やすく楽しめる作品となっています。 まとめ C 2019 Disney. All Rights Reserved. 映画『アナと雪の女王2』では前作と比べ、 ストーリー・テーマ共に、より深みのある作品となっていたため大人の方でも楽しめる作品になっていました。 これは、 本作の製作が前作から6年経過し、物語としても3年後となる舞台のため観客と共にキャラクター自身が成長しているからかもしれません。 映像表現も素晴らしく、また楽曲の数々が魅力的なものとなっています。 ぜひ、息づく美しい世界観と彼女達の大冒険による成長を存分に楽しんでみてはいかがでしょう。

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