富士 フイルム コロナ。 【新型コロナ】富士フイルムが続落、メリルが投資判断下げ

新型コロナウイルス感染症(COVID

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土本匡孝 [記者] つちもと・まさたか/毎日新聞で12年間、記者として事件、行政、スポーツなどを取材。 16年より週刊ダイヤモンド記者。 製薬、日用品、化粧品業界を担当。 主な担当特集は「踊り場のOTC(大衆薬)」、「第一三共の正念場」「」など。 趣味は読書と映画。 そうした見立てが産業界で大勢を占めるようになっている。 当初は、外需の減退やサプライチェーンの寸断による企業業績の悪化が懸念されていたが、コロナの感染拡大は母国マーケットである日本の経済活動の「停止」をもたらしている。 危機のレベルはリーマンショック時を超えるとも言われるコロナ・クライシス。 ダイヤモンド編集部の総力を挙げて、日本企業が直面する緊急事態の現場を取材する。 写真提供:富士フイルム 新型コロナウイルスの治療薬候補として大注目を集める、富士フイルム富山化学(富士フイルムホールディングス傘下)の「アビガン」。 政府は買い上げて200万人分を備蓄する方針を示し、企業による臨床試験(治験)も最終段階だ。 それでも現状では、製薬業界で大ヒット製品を指す「ブロックバスター」への道のりは険しそうだ。 特集の#20では、その理由を解説する。 (ダイヤモンド編集部 土本匡孝) 富士フイルムHDが買収した 旧富山化学工業が開花間近 銀塩フィルムの終焉で2000年代以降、ヘルスケア領域に大きくかじを切った富士フイルムホールディングス(HD)。 傘下の富士フイルム富山化学(旧富山化学工業)が手掛ける新型コロナウイルス治療薬候補「アビガン」は同社を代表するクスリになるかもしれないが、業績へのインパクトは限定的といえそうだ。 富士フイルムHDが中堅製薬会社の富山化学工業を買収して医療用医薬品事業に本格参入したのは、08年のことだ。 当時すでに富山化学工業はアビガンをインフルエンザ治療薬として開発中で、14年に国内で製造販売承認を取得した。 ただしアビガンが薬価収載(医療用医薬品の公定価格リストに載ること)されることはなく、その後、新型インフルエンザ対策の政府備蓄薬として買い上げられた。 そんなアビガンの評価がコロナショックで変わろうとしている。 作用機序(効くメカニズム)からして、インフルエンザだけではなく、新型コロナでも体内でのウイルス増殖を抑える効果が期待できるからだ。

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コロナ危機、企業の生き残り策は富士フイルムを手本にせよ!医療ヘルスケア企業への大変身

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関連記事: 関連記事: 関連記事: 第3相臨床試験(国内の臨床試験のデータベースの登録番号:JapicCTI-205238)は、単盲検ランダム化多施設共同比較試験。 対象は、非重篤な肺炎を合併したCOVID-19の患者。 20歳から74歳で、RT-PCR検査で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性となり、胸部画像での肺病変、37. 酸素吸入が必要な患者は組み入れず、労作時のみ呼吸困難を呈する肺炎の患者のみを対象とする。 被験者を、抗菌薬や輸液などの標準治療にファビピラビルを上乗せする群または標準療法にプラセボ(偽薬)を上乗せする群に割り付け(割り付け割合は非公表)、観察期間である28日間、ファビピラビルの有効性、安全性を評価する。 目標症例数は96例。 ただし、「数十例を登録後に見直しを行い、必要に応じて症例数を増やすアダプティブデザインとする」(同社の広報担当者)。 主要評価項目は回復するまでの期間 第3相臨床試験の主要評価項目は、体温、酸素飽和度、胸部画像所見の軽快、SARS-CoV-2が陰性化するまでの期間。 具体的には、症状軽快後、48時間後に一定の間隔で2回のRT-PCR検査を実施し、2回とも陰性だった患者を抽出して、投与開始から1回目のRT-PCR検査で陰性が出るまでの期間をファビピラビル群とプラセボ群で比較する。 副次評価項目は、有害事象と7ポイントスケールによる患者状態推移とする。 既に被験者の募集を行っている。 目標症例数が現状の96例のまま変更が無ければ、2020年6月末にも第3相臨床試験が終了する見通し。 富士フイルムは「データ解析後、速やかに国内で承認申請したい」(広報担当者)考えだ。 ファビピラビルは、日本で2014年3月、新型または再興型インフルエンザウイルス感染症を効能・効果として承認された。 ただし、既存の抗インフルエンザ薬には無い作用メカニズムを有していることや、動物実験の結果から催奇形性のリスクが懸念されることなどから、ファビピラビルは「既存の抗インフルエンザ薬に耐性を有し、かつ高病原性のインフルエンザ感染症のまん延に備える医薬品」と位置付けられ、厚生労働大臣の要請が無い限りは、製造などを行わないことなどの承認条件が課されている。 なお、日本以外では、承認されている国・地域は無い。 ファビピラビルの作用機序は、宿主(ヒト)の細胞でリボシル三リン酸体(ファビピラビルRTP)に代謝され、1本鎖マイナス鎖RNAウイルスであるインフルエンザウイルスの複製に関与するRNA依存性RNAポリメラーゼを選択的に阻害すると考えられている。 加えて、これまでに様々な研究が実施され、インフルエンザウイルス以外にも、エボラ出血熱やマールブルグ病など複数の感染症へ有効性を示す可能性が示唆されてきた。 世界的に流行が広がっている新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、1本鎖プラス鎖RNAウイルスだが、同ウイルスに対しても、ファビピラビルがRNA依存性RNAポリメラーゼを阻害するのではないかと期待され、中国や日本で複数の臨床試験や臨床研究、観察研究が実施されているところだ。 ただし、ファビピラビルの物質特許は2019年に失効しており、現在は製造特許だけが有効な状況。 そのため、中国では中国企業がファビピラビルの後発医薬品を製造・提供している。

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【コロナ】富士フイルムHD株が大幅高、「アビガン」を新型肺炎の治療に試験投与

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元グラフィックデザイナーで、現在はブランディング専門家として活動している松下一功と申します。 今回の新型コロナウイルスの影響で、大規模な経営難に陥ったさまざまな業界から悲鳴が上がっています。 確かに、活動自粛の終わりがいつ来るのかわからない今、何をどうしたら明日を生き延びることができるのかわからず、不安でいっぱいになってしまうのは当たり前のことでしょう。 しかし、ブランディングの視点から見ると、今回のコロナ問題は、自分たちがさらなる成長ができるかできないかを分ける、大きな分岐点と見ることもできます。 私がこれまで培ってきた知見をもとに、コロナ危機を乗り越えるヒントをお伝えしましょう。 不況の波は周期的にやって来る 長い歴史を振り返ると、私たち人間は戦争や飢饉に恐慌などのさまざまな問題を乗り越えてきました。 近年で言うと、1990年代初頭のバブル崩壊、2008年のリーマン・ショック、それに次ぐ11年の東日本大震災。 そして、20年の新型コロナウイルス問題。 これらの流れから、大きな不況の波は周期的に訪れていることがわかります。 近年の不況は、どれも大きな犠牲を払わざるを得ない出来事でしたが、私たちはそれをひとつずつ乗り越えてきました。 なのに、なぜ今回の新型コロナウイルス問題がこんなにも恐ろしいのかというと、相手が未知のウイルスだからでしょう。 得体の知れない敵を恐れる気持ちは十分わかりますが、ここで一旦、視点をマクロにしてみてください。 そもそも、なんの変化もなく、永遠に売れ続ける商品はありません。 同様に、なんの変革もせずに、右肩上がりに成長し続ける企業は存在しません。 さらに、今までの歴史から見て、不況は周期的にやって来ます。 この不測の事態に柔軟に対応し、リブランディングした企業がさらなる成長を果たせるのです。 新型コロナウイルス不況を今世紀最大の大事件と捉えずに、周期的にやって来るひとつの不況の波と捉えてみると、恐怖心が少しは和らいできませんか? そう、今の私たちは、見たことのない敵におびえているだけ。 これまでいくつもの困難が襲ってきても柔軟に対応して乗り越えてきた私たちに、対処できないはずがないとは思いませんか? そこで、コロナ不況で明日が見えないと嘆く方々のために、リブランディングで不況を乗り越え、大きく成長した企業の例をご紹介しましょう。 大胆な事業転換で危機を乗り越えた富士フイルム 今から20年前の00年頃、写真・映像業界には暗雲が立ち込めていました。 それまでは「写ルンです」のようなフィルム写真が一般的でしたが、外資系の コダックが開発したデジタルカメラ技術が普及し、フィルムカメラからデジタルカメラへと市場が変化し始めたためです。 カメラ業界では各社でデジタルカメラの開発を余儀なくされましたが、第一線を走っていたコダックに後れを取るのは目に見えています。 さらに、写真のフィルム事業をメインとしていた 富士フイルムでは、フィルムが不要となると、事業が立ち行かなくなることが簡単に予想できます。

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