オーバー ツーリズム 京都。 オーバーツーリズム (インバウンド観光用語)

京都のオーバーツーリズム・観光公害問題

オーバー ツーリズム 京都

Contents• オーバーツーリズムとは? 先ほどオーバーツーリズムを過剰な混雑状態と表現しましたが、具体的には観光地が耐えられないほど観光客が押し寄せている状態を言います。 世界的にモノの消費からコトの消費に変化しているので、世界中で観光客が増え、観光客に対応できずにいる観光地が増えているのです。 観光客が増えることはその分経済が潤うので、オーバーツーリズムは嬉しい悲鳴のように思うかもしれませんが、実は長い目で見ると楽観視できるほど易しい問題ではありません。 人気観光スポットは、オーバーツーリズムが起こることで、どのような弊害があるのか把握しておくべきでしょう。 オーバーツーリズムの4つの問題点 オーバーツーリズムが起こることで、どのような問題が発生するのか紹介します。 把握しておくべき問題点は以下の4つです。 環境汚染• 治安悪化• 交通渋滞の深刻化• 文化の変容 それでは、順に説明していきます。 環境汚染 まず、オーバーツーリズムによって問題視されているのは、環境汚染に関する内容です。 観光資源に関連するものであれば、ゴミのポイ捨てなどにより自然や景観の毀損が考えられます。 捨てる物によっては植生や生態系の変化が起こるかもしれません。 また、落書きや破損により建物や遺跡などが損失を受ける可能性もあります。 観光客全てが自然やモノを大事に使う人であれば、環境汚染に悩まされることはないのかもしれませんが、文化の違う外国人や心無い人も訪れるので、環境汚染は深刻な問題です。 治安悪化 オーバーツーリズムの問題の1つに治安の悪化が挙げられます。 人が多く押し寄せるということはそれだけ人的トラブルも増加するでしょう。 観光客の不品行により、地元の住民だけでなく他の観光客にも迷惑をかけることになります。 また、観光客を目的とした悪徳商法を営む人が増加し、ギャンブルや麻薬の密売など治安が悪化する可能性も高いです。 多くの観光客に気持ちよく観光を楽しんでもらい、地元住民が不安なく住めるように、治安強化は必須と言えるでしょう。 交通渋滞の深刻化 人が混雑している間は、交通渋滞の深刻化がつきものです。 観光客はバスや電車などの公共交通機関が移動のメインなので、観光地のキャパシティを超えた観光客が押し寄せると、公共交通期間の機能が停止し利便性の低下は免れません。 地元住民にも迷惑がかかり、観光客の満足度を下げてしまう可能性もあります。 利便性が悪く大きなストレスを抱えながら移動しなければならないと、魅力的な観光スポットはあっても、また来たいと思ってもらえないでしょう。 リピーターが減る可能性があるので、公共交通機関の整備は重要です。 文化の変容 オーバーツーリズムの怖い点は文化の変容が発生する可能性があることです。 観光客の不品行により住民感情が悪化し、地域の伝統や風習が失われてしまう可能性もあるでしょう。 また、人手不足などにより単純に接客が追いつかなくなることで、ホスピタリティの低下もあり得ます。 現地の住民が余裕を持って対応することが求められるサービスの場合、オーバーツーリズムがサービス内容を変えてしまうこともあるのではないでしょうか。 海外と日本の事例を紹介するので、世界ではどのような問題が発生しているのか確認しておきましょう。 それでは、順に説明します。 海外の事例 今回紹介する国はイタリア、スペイン、オランダです。 具体的な事例は以下の3つ。 イタリア・ベネチア• スペイン・バルセロナ• オランダ・アムステルダム 改善策も踏まえて紹介します。 イタリア・ベネチア イタリアのベネチアでは、観光客の増加により住民の減少が起こっています。 年間2100万人以上の観光客が訪れるため、観光客向けのホテル需要増加により、住宅価格が高騰している状況です。 また、水路から訪れる観光客も多いので、大きなクルーズにより景観を損なったり、大量の排水により潟を汚染していたりします。 アイスクリームなどの食べ物を片手に歩き回るので、景観の損失を心配する声も挙がっているのです。 そこで、ベネチアでは以下のような対策を検討しています。 入場料の導入• ピーク時の人気観光スポットの観光客の数をコントロール• 復活祭やカーニバルをピーク時を避けて実施 しかし、ベネチアの経済は観光客によって成り立っているので、オーバーツーリズムへの対策に反対する声も挙がっているのも事実です。 スペイン・バルセロナ スペインのバルセロナでもオーバーツーリズムが起きています。 バルセロナは工業都市として栄えていましたが、オリンピックを境に観光都市として発展し、今では人口160万人のバルセロナに年間3200万人もの観光客が訪れているのです。 人口の20倍もの観光客が押し寄せるので、交通渋滞や騒音問題は顕著になるでしょう。 また、民泊の浸透により一般市民の住む部屋の高騰化も問題になっています。 そこで、バルセロナでは、2016年から歴史地区内で観光客向けの新しい商業施設やホテルなどの宿泊施設の開設が禁止になりました。 ベネチアと同様に観光客の増加を抑えるための規制について、賛成する人もいれば反対する人もいます。 オランダ・アムステルダム オランダのアムステルダムは人口85万人と小規模の都市ですが、年間1700万人もの観光客が訪れています。 特に若い層に人気のスポットが多く、ナイトタイムを楽しみに来る観光客の増加により、治安の悪化が進んでいるのです。 そこで、アムステルダムでは以下のような対策をしています。 お金をたくさん使ってくれる富裕層をターゲット• ビールやバイクを禁止• 旧市街地や商業地区の観光客をターゲットにした店の営業を禁止• クルーズ船のターミナルを郊外に分散• 観光税の徴収 アムステルダムの住民が住みやすい街にすることを目標に、さまざまな取り組みが行われています。 今回は京都と宮古島の事例を紹介します。 順に説明します。 京都 オーバーツーリズムで最も悩まされている日本の地域と言っても過言ではないほど、京都のオーバーツーリズム問題は話題になっています。 特に交通渋滞は深刻で、バスの混雑は大きな問題です。 観光客の移動のメインがバスだったことから、利用者が増加しキャパシティをオーバーして問題になっている状況でしょう。 また、文化財や観光資源への落書きや食べ歩きによるゴミ問題も対策が必要です。 嵐山の竹林に落書きをする人がいること自体が信じられないかもしれませんが、実際に問題として取り上げられていますよね。 また、ゴミ箱が設置されていない場所も多いため、ポイ捨てが多いのも現状です。 宮古島(沖縄) 宮古島では家賃の高騰が問題になっています。 宮古島はリゾート地として有名で観光客も多く、ホテルなどの建設ラッシュで、仕事で宮古島を訪れる人が多いのです。 そのため、借り手よりも貸し手の方が優位に立ち、家賃の値上がりが起きてしまいます。 外からやって来る人は一時的の滞在なので、少々高くても借りる人は多いでしょうが、もともと住んでいた人からすると家賃の高騰はたまったものではないでしょう。 観光客が増えるので経済活動は活発になるかもしれませんが、生活費が上昇するのは複雑でしょうね。 オーバーツーリズムの対策 ここでは、オーバーツーリズムの対策を紹介します。 対策のポイントは3つです。 時間帯の分散• 時期の分散• 場所の分散 オーバーツーリズム問題は、発生する前に対処する必要があります。 朝と夜に集客を分散したり、繁忙期以外の時期にイベントを開催したりすることで、同時に観光客が集まることを防ぐことができるでしょう。 また、人気スポット以外におすすめの隠れスポットを大々的に紹介することで、1度に1箇所に人が集まることを防ぐことができます。 観光客の制限をしている地域もありますが、将来を見据えるとマイナスになる可能性が高いので、観光客数を減らすのではなく、分散させて観光客数をコントロールした方が良いでしょう。 まとめ オーバーツーリズムは世界中の深刻な問題の1つです。 訪日外国人が多い地域は、SNSの普及によりいつ観光客が増加するか分かりません。 そのため、オーバーツーリズムの可能性が高い地域は、早めに対策をしておくことをおすすめします。 今回紹介した3つのポイントを参考に、対策を立てておきましょう。

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京都オーバーツーリズム騒動~「観光立国」という危うさ(中):【公式】データ・マックス NETIB

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この撮影禁止の件は結構話題のようですが、もうの花見小路らへんは限界なのでしょう。 以前にも増しての芸舞妓さんは移動の際は戦々恐々なのかもしれません。 上の記事によるとひどい例では舞妓さんの着物を引っ張ったり破ったりするクズもいるそうでもう完全に刑事事件レベルです。 「私道での撮影禁止」の「私道」ってのはどこなんだ??と京都に頻繁に行ってる私でもサッパリですが、もうあの花街一帯では少なくとも芸妓・舞妓さんを撮るのは禁止と思ったほうがいいのかと。 今後、八朔などの行事のときの撮影はどうなるか分かりませんが少なくとも舞妓さんたちが変な目に遭ってる場面を見かけたら日本人である我々は率先して注意すべきでしょう。 基本的に「一見さんお断り」のでは「観光客はいらない」というのが正直なところのようです。 先日立てられた注意書きの立て札。 もう京都は完全にガイジン観光客でパンク状態ですが、その悪いイメージで日本人観光客は毎年減る一方です。 中国人観光客なんかは政治的・経済的問題勃発である日を境にゼロになる可能性があるわけで、それは韓国を例に挙げるまでもないかと。 そうなると日本人もガイジンもいない閑古鳥状態になる可能性も。 同じように迷惑を被ってる国内観光地は北海道美瑛を含め多いでしょうが、安倍政権が掲げる「観光立国」についてはちょっと推進を留めて再考すべき段階に来てるかもしれません。

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外国人観光客増加で陥る「オーバーツーリズム」...地元住民を守る京都市の対策を聞いた

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中井治郎著/星海社刊/900円+税 いまや社会問題化しているオーバーツーリズム。 その日本での最前線といえば、京都である。 ゲストの8割が外国人という宿屋を京都で営む身としても人ごとではない……というか、紅葉シーズン中のいま、まさに京都、人混みでえらいことになっとります。 人口150万人の小さな町に年間5000万人の観光客がやって来たらどうなるのか。 舞妓や芸妓への無遠慮な接触、乱立する民泊施設、交通機関の慢性的な混雑。 さまざまな問題に対し京都も手をこまねいていたわけではない……というか、関東出身の私から見ると、京都は「京都を邪魔するもの」に対して行政も民間も寺社仏閣もおおむね手厳しいし、東京よりよほど動きが早い。 ただ、観光客の増加が激しすぎて現状に追いついていないというふうに見える。 本書では、あちこちの現場でいま起きていることを追いながら、日本での「観光客嫌い」の傾向、さらに、そもそもなぜ京都がこんなに人気なのか、京都の「京都らしさ」はいかにして育まれていったのか、というところまで分析が及び興味深い。 この「京都らしさ」を保っていけるかが京都市が最近力を入れまくっているSDGs(持続可能な開発目標)の肝なのだろう。 ちなみに本書にはお宿バブル最前線にいる町家旅館の取り組みとして、不肖ワタクシもインタビューにお答えしております。 って最後は手前味噌でスイマセンが、私の話はともかくとして、わかりやすく、しかも現場をしっかり見たうえでこの問題を捉えた好著。 インバウンド担当の皆さまにぜひおすすめ。

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