いとおかし いとをかし。 いとおかし・いとをかしの意味とは?古文・枕草子から学ぶ使い方

いとをかし。 英語では?

いとおかし いとをかし

非常に、とても、大変、実に、誠に• それほどでも、たいして (打ち消す言葉を付け加えた上で) 前者(1番)の意味は、主に「いとおかし」で使われるもの。 「おかし」に対して「とても・すごく」と、「おかし」の意味を広げる為に使われます。 後者(2番)の意味に関しては、打ち消す言葉を加えることで「それほどでもない」という表現になります。 「いと」の例 例えば 「源氏物語」の一番最初の章 「桐壷」に、次の文章があります。 いとやんごとなき際にはあらぬがすぐれて時めき給ふありけり。 現代語にすると、次のようになります。 それほど高貴でない身分の方で、特に帝の寵愛を受ける女性がおりました。 ここでの「いと」は、「いとやんごとなき」の部分。 打ち消す言葉は「際にはあらぬが」の、「あらぬが」の部分。 「それほど高貴な方ではない」と、女性の身分が低いということを表しているんですね。 このように「いと」には 2つの意味があるので、続く言葉に注意して意味を確認しましょう。 いとおかし(いとをかし)の意味は? 様々な意味があります 「いとおかし」の 「おかし」には、次の意味があります。 趣(おもむき)がある。 愛らしい。 おもしろい。 風情がある。 興味がある。 「いとおかし」には様々な意味がありますが、これは前後の文章によってニュアンスが変わるもの。 例えば 「枕草子」の中で登場する「いとおかし」には、次の一文があります。 秋は夕暮れ。 (~中略~) まいて雁などの連ねたるが、 いと小さく見ゆるは、 いとをかし。 これは「春はあけぼの」で始まる、最も有名な一文の秋の例え。 現代語にすると、次のような意味になります。 秋は夕暮れがよい。 (~中略~) ましてや雁などが隊列を組んで飛ぶ様子が、とても小さく見えるのは趣があってよい。 また枕草子には、次の一文が。 二つ三つばかりなるちごの、急ぎて這ひ(はい)くる道に、 いと小さき塵(ちり)のありけるを、目ざとに見つけて、 いとをかしげ(おかしげ)なる指(および)にとらへて、大人ごとに見せたる、 いとうつくし。 こちらは現代語にすると、次のような意味になります。 「ニ・三歳ぐらいの幼児が、急いで這い寄ってくる途中に、とても小さいゴミがあったのを目ざとく見つけ、それをとても可愛らしい指でつまみ、大人に見せている様子は、とてもかわいらしい。 前者ですと、渡り鳥が隊列を組み、それが小さく見えていく様子がしみじみと感じる• 後者ですと、ゴミを拾う子供の小さな指が、とても可愛らしい と「いとおかし」を使って表しています。 いとおかしは便利 「いとおかし」が多く使われたのは、平安時代から鎌倉時代にかけて。 枕草子の他にも、 「更級日記」や 「徒然草」などの随筆にも「いとおかし」は登場します。 また「いと」をつけず、「おかし」のみの表現も多くの文学に登場しています。 このように様々な意味があり、多く使われる「いとおかし」は便利な言葉なんですね。 「おかし」と「をかし」の違いは? 「いとおかし」の文例をみると、「いとおかし」ではなく、「いと をかし」となっていますよね? 実は「いとおかし」は、「いとをかし」を現代語仮名遣いにしたもの。 そのため正しい表記をするならば、「いとをかし」と 「を」を使うのが正しいということですね。 昔も今も感じる気持ちは同じ 【関連記事】 いとおかし(いとをかし)は古文でよく見かける言葉で、その意味は様々。 とても趣がある• とてもかわいらしい• 風情がある …など、前後の文章に合わせて使い分けられます。 その使われ方は、 今風の若者言葉で言えば、 「マジ最高!」 「マジヤバイ!」 に近いものとも言えるかもしれませんね。 そう考えると難しい古文も、なんだか身近に感じられませんか? 「いとおかし(いとをかし)」という言葉を通じて、 遠い先祖の気持ちの揺れ動きをのぞいてみませんか?.

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いとをかし京日記

いとおかし いとをかし

非常に、とても、大変、実に、誠に• それほどでも、たいして (打ち消す言葉を付け加えた上で) 前者(1番)の意味は、主に「いとおかし」で使われるもの。 「おかし」に対して「とても・すごく」と、「おかし」の意味を広げる為に使われます。 後者(2番)の意味に関しては、打ち消す言葉を加えることで「それほどでもない」という表現になります。 「いと」の例 例えば 「源氏物語」の一番最初の章 「桐壷」に、次の文章があります。 いとやんごとなき際にはあらぬがすぐれて時めき給ふありけり。 現代語にすると、次のようになります。 それほど高貴でない身分の方で、特に帝の寵愛を受ける女性がおりました。 ここでの「いと」は、「いとやんごとなき」の部分。 打ち消す言葉は「際にはあらぬが」の、「あらぬが」の部分。 「それほど高貴な方ではない」と、女性の身分が低いということを表しているんですね。 このように「いと」には 2つの意味があるので、続く言葉に注意して意味を確認しましょう。 いとおかし(いとをかし)の意味は? 様々な意味があります 「いとおかし」の 「おかし」には、次の意味があります。 趣(おもむき)がある。 愛らしい。 おもしろい。 風情がある。 興味がある。 「いとおかし」には様々な意味がありますが、これは前後の文章によってニュアンスが変わるもの。 例えば 「枕草子」の中で登場する「いとおかし」には、次の一文があります。 秋は夕暮れ。 (~中略~) まいて雁などの連ねたるが、 いと小さく見ゆるは、 いとをかし。 これは「春はあけぼの」で始まる、最も有名な一文の秋の例え。 現代語にすると、次のような意味になります。 秋は夕暮れがよい。 (~中略~) ましてや雁などが隊列を組んで飛ぶ様子が、とても小さく見えるのは趣があってよい。 また枕草子には、次の一文が。 二つ三つばかりなるちごの、急ぎて這ひ(はい)くる道に、 いと小さき塵(ちり)のありけるを、目ざとに見つけて、 いとをかしげ(おかしげ)なる指(および)にとらへて、大人ごとに見せたる、 いとうつくし。 こちらは現代語にすると、次のような意味になります。 「ニ・三歳ぐらいの幼児が、急いで這い寄ってくる途中に、とても小さいゴミがあったのを目ざとく見つけ、それをとても可愛らしい指でつまみ、大人に見せている様子は、とてもかわいらしい。 前者ですと、渡り鳥が隊列を組み、それが小さく見えていく様子がしみじみと感じる• 後者ですと、ゴミを拾う子供の小さな指が、とても可愛らしい と「いとおかし」を使って表しています。 いとおかしは便利 「いとおかし」が多く使われたのは、平安時代から鎌倉時代にかけて。 枕草子の他にも、 「更級日記」や 「徒然草」などの随筆にも「いとおかし」は登場します。 また「いと」をつけず、「おかし」のみの表現も多くの文学に登場しています。 このように様々な意味があり、多く使われる「いとおかし」は便利な言葉なんですね。 「おかし」と「をかし」の違いは? 「いとおかし」の文例をみると、「いとおかし」ではなく、「いと をかし」となっていますよね? 実は「いとおかし」は、「いとをかし」を現代語仮名遣いにしたもの。 そのため正しい表記をするならば、「いとをかし」と 「を」を使うのが正しいということですね。 昔も今も感じる気持ちは同じ 【関連記事】 いとおかし(いとをかし)は古文でよく見かける言葉で、その意味は様々。 とても趣がある• とてもかわいらしい• 風情がある …など、前後の文章に合わせて使い分けられます。 その使われ方は、 今風の若者言葉で言えば、 「マジ最高!」 「マジヤバイ!」 に近いものとも言えるかもしれませんね。 そう考えると難しい古文も、なんだか身近に感じられませんか? 「いとおかし(いとをかし)」という言葉を通じて、 遠い先祖の気持ちの揺れ動きをのぞいてみませんか?.

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『いとおかし』の意味って5つもあるのですか?

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「いと」の意味• とても・非常に・大変• 下に打ち消す言葉を加えて)それほどでも・たいして 「いとおかし」という言葉を更に細かく分類すると、「いと」と「おかし」に分けることができます。 まず「いと」の意味ですが、上記のように2通りの使い方があります。 「いとおかし」の場合打ち消す語はないので、1番の「とても・非常に・大変」という、後に続く言葉を強調する意味になります。 また2番の使い方については、以下の例文を参考にしてみてくださいね。 「やむごとなき」とは「高貴な身分」という意味です。 趣(おもむき)・風情(ふぜい)がある• 優れている・素晴らしい・見事だ• 興味深い・心惹かれる• 美しい・愛らしい・可愛い• こっけいだ・おかしい・面白い 続いて「おかし・をかし」の意味ですが、「いと」よりも様々な意味があり、前後の文章・使い方によって微妙に変わってくるので注意が必要です。 また「おかし・をかし」と2通りの書き方が見られますが、「おかし」は現代語仮名遣いにしたものなので本来は「をかし」が正しい表記になります。 徒然草の原文・現代語訳 原文 また、野分の朝(あした)こそをかしけれ 現代語訳 また、台風があった翌朝のありさまは興味深い 徒然草(つれづれぐさ)は、鎌倉時代に吉田兼好が書いたとされる随筆です。 「徒然」とは「やるべき事がなくて手持ち無沙汰なさま」、「草」とは「本や仮名書きの物語・日記・歌など」のことです。 徒然草ではユーモアや皮肉を交えながら、様々な事柄が綴られています。 上記の文も、その情景をイメージすることができますね。 日本に古来からある大和言葉は、独特の響きが美しいですよね。 「いとおかし」を私達の日常会話で使うことはあまりないと思いますが、以下の記事では現代でも違和感なく使える大和言葉が紹介されています。 日本語の美しさに興味を持たれた方は、この機会にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか? 更級日記の原文・現代語訳 原文 笛をいとをかしく吹き澄まして、過ぎぬなり 現代語訳 笛を大変素晴らしく見事に吹き、通り過ぎて行ってしまったようだ 更級(さらしな)日記とは、平安時代中期の女流日記文学です。 作者は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)という、学問の神様として有名な菅原道真の子孫です。 「源氏物語」が大好きだった少女時代から、約40年間を綴った回顧録となっています。 上記の文は、菅原孝標女が姉と一緒に月を眺めていた時に通り過ぎて行った人の様子が描かれています。 ここでの「いとをかし」は、「優れている・素晴らしい・見事だ」という意味で使われています。 笛を見事に奏でながら去っていくなんて、平安時代の貴族らしくて素敵な様子ですね。 枕草子での「いとおかし」の意味と使われ方 枕草子の原文・現代語訳 原文 まいて雁(かり)などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし 現代語訳 まして雁などの列が連なっているのが、とても小さく見えるのは大変趣がある 枕草子は、平安時代の女流作家・清少納言によって書かれた随筆です。 枕草子の冒頭では、清少納言が春夏秋冬それぞれに感じる趣を場面ごとに描写しています。 上記の文は「秋は、夕暮。 」から始まる、秋の趣が記された場面の1つです。 秋の夕暮れ、空が段々暗くなってきた頃に雁などの鳥たちが列をなして飛んでいく姿は現代でも変わらず見られる風景です。 まさに「趣」の意味そのままの、しみじみとした味わいが感じられる1場面ですね。 源氏物語での「いとおかし」の意味と使われ方 源氏物語の原文・現代語訳 原文 いとをかしう、ようようなりつるものを 現代語訳 とても可愛く、だんだんなってきていたのに 源氏物語は、清少納言と同じく平安時代の女流作家として有名な紫式部による長編物語です。 主人公の光源氏を中心に、貴族たちの恋愛や人生が描かれています。 枕草子が「をかしの文学」と言われるのに対して、源氏物語は「あはれの文学」と言われています。 清少納言と紫式部はライバル関係だったとも言われていますね。 そんな源氏物語で使われている「いとをかし」は、登場人物の若紫という少女が飼っていた雀を逃がされてしまった時の言葉です。 雀の可愛さを強調していることで、若紫が嘆き悲しんでいる様子が伝わる表現になっています。 「あなおかし」の「あな」とは、「ああ・あれ・まあ」といった感動詞です。 驚いた時や、感動した時に思わず出てしまう言葉ですね。 その「あな」を今までご紹介してきた「おかし」の前に付けることで、それぞれの意味を引き立たせるような言葉になります。 「あなおかし」の他に「あな」を付ける言葉としては、「あなうれし」「あなかしこ」(かしこ=恐れ多い)などがあります。 下の例文での「あなおかし」は、「美しい」という事実に感動している様を表現していますね。 枕草子の原文・現代語訳 原文 人の顔にとりわきてよしと見ゆる所は、たびごとに見れども、あなをかし 現代語訳 人の顔で格別に良く見える所は、何度見ても、まあ美しいものだ 古文でよく使われる「わろし」の意味 「わろし」の意味• よくない・好ましくない・感心できない• 見劣りがする・みっともない• 下手だ・つたない• 貧しい 「わろし」も平安時代から多く使われるようになった言葉で、「よろし」の対義語である否定的な意味あいになります。 「わろし=悪し」と、良くないイメージの言葉であることが想像しやすいと思います。 枕草子では以下のように使われ、「みっともない」という意味として「わろし」が使われていますね。 枕草子の原文・現代語訳 原文 火桶(ひおけ)の火も白き灰がちになりてわろし 現代語訳 丸い火鉢の火も白い灰が目立つようになって、みっともない 「いとおかし・いとをかし」の意味を理解して古文に親しもう 以上「いとおかし・いとをかし」や「わろし・あなおかし」など、古文でよく使われる表現についてご紹介しました。 日本人なら誰もが1度は耳にしたことがある言葉だと思いますが、細かく説明できる人は少ないのではないでしょうか。 当時の言葉を理解することは、当時の人々を理解することに繋がります。 そうすると意外と現代の私達と変わらないようなことを思ったり感動していたんだということが分かって、何だか親しみを感じますよね。 古文がただの勉強ではなくて、グッと身近で面白みがある存在へ変わっていくと思います。 この機会にもっと古文に触れて、親しんでいきましょう! そして歴史にどんどん興味が沸いてきたら、以下の関連記事もおすすめです。 日本神話の守護獣・動物神を通しても昔からの言い伝えや歴史を知ることができ、現代の生活にもつながっているので面白いですよ。

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