慢性 膵炎 短命。 慢性膵炎 | 広島記念病院

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慢性 膵炎 短命

膵臓(すいぞう)は消化酵素や糖の代謝に関わるホルモンを分泌する大切な臓器だが、胃の裏側にあって異常が見つけにくく、病気が進んでから診断がつくことも多い。 中でも患者の多い膵炎は、進行して慢性化すると治療しても回復が難しい病気だ。 早く見つけて治療と生活改善の指導を始めれば、進行を防ぎ、回復を図れるのではないか。 そう期待する全国の医師が「早期慢性膵炎」という新しい概念と診断基準を設けて、治療や指導を早めることの有効性を検証しようとしている。 がんの危険性も 東北大の下瀬川徹教授(消化器内科)によると、慢性膵炎の患者は全国推計で約6万7千人。 男性は、8割近くが酒の飲み過ぎによるアルコール性膵炎だが、女性では原因不明の特発性が約半数。 遺伝的な素因や遺伝子の異常が関わっている背景も解明されつつある。 典型的な症状は腹部の痛みから始まり、進行すると消化不良や糖尿病が表れる。 早い段階で治療を始め、禁酒するのが大切だ。 急性膵炎を繰り返すなどして慢性化すると、膵臓の細胞が死んで消化酵素やホルモンの分泌機能が落ち、消化吸収に支障が出る。 膵臓が硬くなり、消化液が流れる膵管は拡張し、結石ができる。 画像診断や組織診断でも慢性膵炎の特徴がはっきりする。 そうなると機能回復は難しい。

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慢性膵炎は完治する?食事や生活で気を付けるポイントも解説

慢性 膵炎 短命

肝臓では肝炎が起こるように、膵臓では「すい炎」が起きます。 すい炎には「急性すい炎」と「慢性すい炎」がありますが、急性すい炎では、対応が遅れると、命の危険性もあり、迅速な対応が重要です。 一方、慢性すい炎では、近年患者さんの数が増加傾向に・・・それぞれの特徴と対応について9月18日(月)の松井宏夫の「日本全国8時です」(TBSラジオ、月曜あさ8時~)で解説しました。 急性すい炎は、何らかの原因で、消化酵素を含むすい液が、すい臓内で活性化して、すい臓自体を溶かしてしまう自己消化が起こり、突然炎症が起こる病気です。 一方、慢性すい炎は、自己消化が突然ではなく、長い時間をかけてゆっくり起こる病気です。 急性すい炎を発症する患者さんの数は、年間およそ6万人。 男女比は2対1で男性に多く、年代的には、男性は50代、女性は70代が最も多いです。 急性すい炎の怖いのは、ある時、突然発症し、強烈な痛みの症状をもたらすことです。 痛みの場所は、お腹や、背中、暴飲暴食の後、数時間から半日で起こることが多いようです。 それは、胸と膝をくっつけて座り込んだ姿勢です。 すい臓のある場所が関係していて、すい臓は胃の裏側、背中にくっつくようにしてあります。 すい臓に異常があると、背中を伸ばすと痛みが強くなるので、痛みを少なくしようと、自然とその姿勢になっているのです。 重症の急性すい炎では、大体5人に1人が亡くなっています。 患者さんが胸と膝をくっつけて座り込む姿勢になっている場合、重症の可能性もあるので、救急搬送による、迅速な対応が必要となります。 どうして、血液検査かというと、すい臓のすい液は、炭水化物を分解する「アミラーゼ」などの、食べ物を消化するための、消化酵素をいくつか含みます。 本来そうした消化酵素は、膵臓内では活性化=機能しないのですが、急性すい炎の場合、膵臓の中で活性化し、血液中に漏れ出してしまっています。 ひどいと、活性化し漏れ出した消化酵素がすい臓自体や周りの組織を溶かしてしまいます。 患者さんが、急性膵炎であれば、血液に、異常な数値が現れるので、見分けられます。 すい炎を発症する仕組みは、まだはっきりとはわかっていないところもあり、特発性=原因不明、の場合も少なくないのですが、ただ男性では「アルコール」、女性では「胆石」が、最も多い原因です。 患者さんが、お酒をよく飲む人であれば、原因はアルコールが疑われます。 男性ではおよそ45パーセントを占めています。 ビールに換算して中ビン2本程度でも発症する可能性があります。 それだけで発症する危険性は、3,1倍に高まり、量が増える程発症しやすくなります。 胆石が原因となるのはどうしてかというと、胆のうにできる胆石が、胆管に落ちて、胆管の出口に詰まると急性すい炎が起こります。 というのも、胆管の出口と、すい管の出口は、同じなので、すい液がせき止められます。 軽症の場合は、一週間程度の治療で治りますが、治療の第一は「絶食」です。 食事や飲み物を絶つことで、すい液を分泌させないようにします。 そして急性すい炎になると、血管がスカスカになり血液中の水分が外に漏れてしまいます。 そうしたことから水分を補うため、点滴で水分を補います。 なお、アルコールが原因の場合は、禁酒/胆石が原因の場合は、内視鏡で胆石を摘出します。 一方、重症の場合はICU=集中治療室に入り、ひと月以上の入院が必要になってきます。 中には、炎症などで、組織が腐って、すい臓の周りにたまっていることがあります。 感染症を防ぐために、以前は開腹手術を行い、3か月程度入院となっていました。 それが今は、内視鏡を挿入して取り除きます。 入院は3週間程度です。 実際はそうではなく、急性すい炎は1回発症して、治ると8割以上の人は、再発しません。 慢性すい炎は、ダラダラと、すい臓に炎症が続いていて、少しずつ、すい臓が萎縮して機能が低下していく病気です。 慢性すい炎と診断される人は、年間およそ2万人おり、増加傾向にあります。 一方、女性では、3割がアルコールですが、およそ半数が、原因を特定できていません。 慢性すい炎でわかっている原因はアルコール。 それ以外は、原因不明なんですね。 現状では、アルコールを摂りすぎないこと。 それと同時に、原因がわからないことも多いので、異変を感じたら、早めに病院へ。 よく、お腹の上の部分や背中に痛みがあったとしても、翌朝には問題がなくなっていると、「胃がちょっと悪かったかな」と済ませてしまいます。 そうした異変を感じたら、やはりきちっと消化器内科を受診してほしいです。

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慢性 膵炎 短命

肝臓・膵臓内科の病気:慢性膵炎• 膵臓細胞の線維化が進行 さまざまな原因(アルコールの長期多飲など)によって、膵臓に持続性の炎症が起こり、膵臓の細胞がこわれ線維が増えて硬くなる病気です。 日本では約6万7,000人の発症者がいると推定され、人口10万人あたり約50人となります。 慢性膵炎では腹痛などの症状が出現することや、膵機能が低下し栄養障害や糖尿病になることがあります。 また膵がんのリスク因子にもなることが報告されています。 慢性膵炎は進行した場合は不可逆的とされていますので、診断された時点でそれ以上進行しないようにすることが重要になります。 原因の7割がアルコールの長期多飲 最も多い原因はアルコールの長期多飲で、全体の70%になります。 膵機能の低下に伴い腹痛が弱まる 代表的な症状は腹痛になります。 その他、膵臓は消化器吸収に関連する外分泌(消化液である膵液を産生)と種々のホルモンを産生する内分泌(代表的ホルモンは血糖を下げるインスリン)の機能を有していますので、外分泌の障害により栄養障害、内分泌の障害により、特にインスリンの低下により糖尿病になります。 慢性膵炎は下記の3つの期間に分類され、それぞれの時期で症状は異なります。 代償期:膵機能は保たれるが腹痛発作を繰り返す時期• 移行期:進行性に膵機能が低下し始めるが、膵液が減少するため腹痛は軽くなる時期• 非代償期:膵機能が9割以上低下し、糖尿病と低栄養となる。 腹痛はほとんどみられない 画像検査の主な所見は膵臓の萎縮・石灰化 症状、血液検査、画像検査などの所見から判断する診断基準がありますので、これを用いて判断します。 血液検査では、膵臓の細胞破壊を反映してアミラーゼが上昇します。 また、低栄養を反映して、アルブミン、ヘモグロビン、コレステロールなどが低値となる場合もあります。 腹部の画像検査では超音波、CTなどが代表的な検査ですが、膵臓の萎縮と、膵内の石灰化が代表的な所見とされます。 またMRIでは、特に膵管に焦点をあてて撮影することが可能ですが、膵管の不均等な狭窄と拡張が特徴的とされます。 これらは比較的負担の少ない検査ですが、確定診断がつかない場合には、EUS(超音波内視鏡)やERCP(内視鏡的膵胆管造影検査と組織検査)といった特殊な内視鏡検査を用いることで、診断を行うことがあります。 基本はアルコールや高脂肪食の制限 まずは内科的治療法(生活習慣と投薬)が基本となりますが、アルコールや高脂肪食など、原因が明らかな場合はそれらの制限が第一となります。 薬物療法としては、腹痛に対する鎮痛薬の投与や、消化酵素の補充療法、タンパク分解酵素阻害薬などを行います。 また、脂肪を制限した成分栄養剤の投与により症状の改善が図れるという報告があります。 なお、膵管の中に発生した結石が腹痛などの症状の原因となる場合がありますが、その場合は結石に対する治療が必要になります。 侵襲の低い治療としては口から内視鏡を用いて結石を除去する方法がありますが、大結石の場合は、レーザーや水圧での破砕や、ESWLという体外衝撃波装置による破砕を行ってから、結石を除去します。 結石の除去が困難な場合や膵管に狭い部分がある場合は、流れをよくするための管(ステント)を膵管内に挿入して症状の緩和を図る方法もあります。 内視鏡治療が無効な場合や再発を繰り返す場合には、外科手術(膵管減圧術や膵切除)を考慮することもあります。 平均寿命より10歳以上短く膵がんの高リスク群 予後に関しては、わが国の全国調査では慢性膵炎の方の平均寿命は67歳とされており、通常の平均寿命よりも10歳以上短いことが知られています。 慢性膵炎の発症には生活習慣における原因があることが多いため、予防するためには前述のようなアルコールや高脂肪食の制限など、日々の生活習慣の見直しが重要となります。 一度発症してしまった場合には根治は難しいため、それ以上の進行を予防することを目的とした生活習慣の改善が必要となります。 また、慢性膵炎は膵がんの高リスク群であることが知られており、1年に1回は画像検査をうけることが推奨されます。

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