いつまでも変わらないもの。 「ずっとかわらないもの」歌詞

Frozen2 アナと雪の女王2:Some Things Never Change(ずっとかわらないもの)歌詞・和訳

いつまでも変わらないもの

日々、時代は この慌ただしい世界の中で、巡っていくよう だけれど・・・ 皆様、いつもありがとうございます。 鑑定師孔雀 でございます。 季節の変わり目、時間の経つのが はやく感じることも あるのではないでしょうか。 そんな この頃でもありますが、 どんなに 時が流れても、時代は巡っていっても 変わらないものが、あるのですよね。 皆様は、何だと思われますか。 本日は、女神様が、 いつまでも変わらないもの について、お話してくださいますよ。 それでは、早速 はじめていきましょうね。 本日も おとぎ話でございます。 題しまして 「いつまでも変わらないもの」 女神様は、インターネットで、人間の国の ニュースをチェックしたり、 いつものように、お勤めの合間に 雲の上から、人間の国の 様子を そっと、見守っていたり しておりました。 「人間の国は、随分とせわしいのね。 時間の経つのも、神の国よりも だいぶ早く感じるわ。 」 そう呟きながら、女神様は、ひらめきました。 「そういえば、人間の国で どんなに 時が流れても、時代は巡り 続けても いつまでも 変わらないもの があるわ。 それは、本当に人々のことを 大切に思う心なのよね。 そうだ、本日も、神の国から メッセージを 発信してみよう!」 そして、女神様は、メッセージを発信 しはじめました。 「人間の国の皆様、いつも お世話になっております。 改めまして、女神様です。 本日は、 いつまでも 変わらないもの という テーマで、お話していくわね。 どんなに 時が流れていても 時間が 経過しても 人が 人々を 大切に思う気持ち というのは、 変わらないもの なのかもしれないわ。 本当に 大切に思うからこそ、 本当に、皆様方の幸せを 願っているからこそ 正面から 向かい合っていこうと 真剣に 皆様方のことを考えて くださっている 人々も いるのね。 真剣だからこそ、時には ぶつかり合ってしまったり 厳しいことも 言ってしまったり してしまうの 決して、皆様方のことが 嫌いだからでは ないのよ。 むしろ、大好きだからこそ、とことん真剣に 向き合っているのね。 大切で、大切で、しかたないから。 こうして、本当に 本当に 皆様方のことを 大切に し続けている 思いというのは、 やがて 自然と 皆様方の 心に 響いて 伝わり、それが、様々な 人々にも 自然と 絆として、広がっていくの。 そして、絆の輪 が できていくのね。 その 絆は、しっかりと、つながっていて まさに、本物の 絆なのよ。 その絆によって 皆様方や様々な人々が 元気になったり、 皆様方や、様々な人々の 表情が、自然と笑顔に なったり するのね。 それは、すごい 力となって、願望成就や 夢の実現にもなるのよ。 素晴らしいわ。 だからこそ、お互いに この絆を 誇りに思いながら、大切にしていくと いいわよね。 皆様方のことを 誰よりも、大切に 大切にと 思ってくださる人々に、感謝をしながら。 普段は、照れくさくて、恥ずかしくて なかなか 伝えることが 出来ない ありがとう という 思いを いつか 必ず お伝えしていくのだと、心に誓いながらね。 それから、皆様方のことを 大切に考えてくださっている 人々のためにも、 メッセージを 発信していくわね。 真剣に 向かい合い、心の底から、人々のことを 大切にしていく思いは、 どんなに 時が流れても、何があっても 変わらないものだから、 必ず、伝わるわ。 だから、これからもずっと、伝え続けてね。 それで いいのよ。 皆様方のことを大切にして くださっている人々のことを、 皆様方は、人々が 思っている それ以上に 感謝しているし、これからもずっと、 一緒に 歩んでいきたいと 思っているものなのよ。 だから、自信を持って、胸を張ってね。 最後に、本当に人が、人々のことを 大切にしていくことが、 お互いに 大切にし合うことに つながっていくし、 支え合っていくことにも つながっていくのね。 だからこそ、本物の絆も 生まれてきて、 それが 生きていくための 原動力にも なるのよね。 いつまでも変わらないもの それは、人と人々が、お互いに大切にし合うことから 生まれた 本物の絆なのかもしれないわ。 これからもずっと、ずっと、続いていく 絆・・・ それは、永遠なのかも しれないわ。 そんなわけで、お話は、これでおしまいに するわね。 本日も、ここまで お聞きいただきまして ありがとうございました。 これからもずっと、皆様の幸せを願いながら エールを送り続けて いるからね。 」 こうして、メッセージを発信し終わりました 女神様は、お勤めに 戻っていきました。 おしまい 秋の香り漂う 空気の中で、時の流れを感じながら いつまでも変わらない 大切な思いや、絆についても 考えてみるのも いいのでは ないでしょうか。 皆様方の すぐ側で、もしかすると、本当に大切に考えてくださっている人々が そっと あたたかい眼差しで、見守ってくださっているのかもしれませんよ。 本日も 皆様の幸せを祈り続けております。

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いつまでも輝いて

いつまでも変わらないもの

【聖書箇所朗読】 【説教音声ファイル】 2020年1月5日説教要旨 聖書箇所 伝道の書1章9~10節、コリント人への第二の手紙 5章17節 いつまでも変わらないもの 瀬戸 毅義 室町時代の禅僧一休(1394~1481)は、京都大徳寺の住職でした。 反骨精神があり毒舌家でした。 「門松や 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」彼は京都の町をこの歌を詠んで歩いたそうです。 「嫌な奴、正月の日に・・・」と京の人々も苦々しく思ったでしょう。 しかしこの歌は人生の本質を捉えています「何がめでたい?元旦は冥土への一里塚だ!」。 「冥土」とは、死んだ後の世界。 一里塚は、街道を旅する人の目印として一里(約4キロメートル)毎に土を盛り設置した塚のこと。 〇〇まで何キロと書かれた距離を示す里程標。 「空の空、空の空、いっさいは空である。 日の下で人が労するすべての労苦は、その身になんの益があるか」1:2,3)と。 『見よ、これは新しいものだ』と言われるものがあるか、それはわれわれの前にあった世々に、すでにあったものである(1:10)。 2020年となりましたが、2019年と毎日は変わりません。 この世の有様と人の人生はまさに伝道の書にある通りです。 伝道の書は人が至高善, 最高善 summum bonum、supreme good とは何かを求めた書なのです。 皆さんも一度読んでごらんなさい。 天が下に絶対的に新しいというものはない。 みな古いことの繰り返しである、と教えます。 伝道の書は人生の半面だけであり、真の人生はイエス・キリストを知ることから始まります。 イエスは言われました。 「わたしが命のパンである。 わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決してかわくことがない。 」(ヨハネ6:35)「たとい父母がわたしを捨てても、主がわたしを迎えられるでしょう。 」(詩編27:10)このように神に頼る人生は、伝道の書がいう人生とは違います。 伝道の書の著者は人間の最高善を求めて様々なことをやってみました。 しかし「空」であった」というのです。 伝道の書は失敗の人生、挫折の記録とでもいえましょう。 成功の記録ではありません。 それですから、伝道の書はイエスキリストのことを記した新約聖書と併せて共に読まねばなりません。 ギリシャ語には「新しさ」を意味する言葉が二つあります。 一つはネオスです。 もう一つはカイノスです。 ネオスというのは英語のニュースの語源となったことばです。 ニュースは東西南北の頭文字というのは大ウソ。 ネオスは、直ぐに古くなる、変わりやすい、「一時的な新しさ」を示す言葉です。 カイノスは「いつまでも変わらない新しさ」を示す言葉です。 コリント第二、5章17節が記すのはこの「新しさ」です。 「だから、キリストと結びついている者は、新しい創造物である。 古いものは消え失せて、いまここに、新しくなってしまっている!」(塚本訳)。 クリスチャンはキリストと結びついています。 いつまでもかわらない新しさをいただいています。 時や時代が変わってもいつまでも変わらないあたらしさ(カイノス)です。 聖書はいいます。 イエス・キリストは、きのうも、きょうも、いつまでも変ることがない。 (へブル書13:8)御子を持つ者はいのちを持ち、神の御子を持たない者はいのちを持っていない。 わたしたちが神に対していだいている確信は、こうである。 すなわち、わたしたちが何事でも神の御旨に従って願い求めるなら、神はそれを聞きいれて下さるということである。 (ヨハネ第1 5:12、14) イエス・キリストこそ人が求むべき至高善, 最高善 summum bonum supreme good です。 2020年は私たちに平等に用意されています。 どのようにこの一年を過ごされますか。 先ごろアフガニスタンで悲劇の死を遂げ天に召された中村哲医師に固い信念がありました。 それは「誰もが行きたがらぬところへ行け、誰もがやりたがらぬことを為せ」というものでした(西日本新聞、2020年1月1日による)中村医師は西南学院中学を卒業後、九州大学の医学部に入学しました。 中村哲医師の信念となったその言葉は『後世への最大遺物』という本にあります。 その部分を以下に引用しましょう。 それが世界を感化するの勢力を持つにいたった原因は、その学校にはエライ非常な女がおった。 その人は立派な物理学の機械に優(まさ)って、立派な天文台に優って、あるいは立派な学者に優って、価値のある魂を持っておったメリー・ライオン(註:Mary Mason Lyon 1797-1849。 アメリカの女子教育の先駆者。 )という女でありました。 その生涯をことごとく述べることは今ここではできませぬが、この女史が自分の女生徒に遺言した言葉はわれわれのなかの婦女を励まさねばならぬ、また男子をも励まさねばならぬものである。 すなわち私はその女の生涯をたびたび考えてみますに、実に日本の武士のような生涯であります。 彼女は実に義侠心に充(み)ち満(み)ちておった女であります。 彼女は何というたかというに、彼女の女生徒にこういうた。 他の人の行くことを嫌うところへ行け。 他の人の嫌がることをなせ これがマウント・ホリヨーク・セミナリーの立った土台石であります。 これが世界を感化した力ではないかと思います。 他の人の嫌がることをなし、他の人の嫌がるところへ行くという精神であります。 (内村鑑三『後世への最大遺物 デンマルク国の話』岩波文庫、1999年、64頁) 「青空文庫」(www. aozora. jp)でも読むことができます。 これが中村哲医師を励ました言葉です。 現代の私たちはどうでしょうか。 3Kのような仕事はゴメンだ。 少しでも給料が高い仕事に就きたい・・・となるのではないでしょうか。 中村哲医師はクリスチャンでした。 西南中学のチャペルで数回お話されました。 飾らない訥々とした先生でした。 自分から「クリスチャン」であるとは口にされなかったと記憶します。

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【歌詞和訳】アナと雪の女王2 Some Things Never Change

いつまでも変わらないもの

あの頃は、ただ楽しかった。 「としにーちゃ!」 小さな手が伸ばされる度に、微笑んで手を握った。 「歳兄ちゃん」 追いかけてくる小さな足音を、笑って待っていた。 並んで歩く2つの影は、ずっと変わることがなくて。 けれどもいつしか2人は大人になって。 手を繋がなくなったのはいつからだろう。 挨拶代わりのキスを、あいつがしなくなったのはいつからだ? 変わりゆくもの、変わらないもの 「歳三くん」 振り返れば、そこにいたのは初恋の人。 隣の沖田家の長女、光。 あれから彼女は結婚をして家を出た。 「光さん。 お久しぶりです」 「久しぶり、元気だった?」 「はい、光さんもお元気そうで・・・」 「今から帰るところ?」 「はい。 ちょっと買い物をした帰りで・・」 「じゃぁ一緒に行こうか。 私も今日は里帰りなの」 2人は並んで歩き出した。 歳三は、昔からこの綺麗な人に憧れていた。 けれどもそれはいつしか家族に対する愛情と変わりないのだと気付いた。 彼女が結婚すると聞いても、本当におめでとうという気持ちしか沸いて来なかったから。 でも小学五年生の頃までは、この人しか目に入っていなかった。 それが変わったのは、ある少年に出会ったから。 気がついたらあいつのことで頭がいっぱいな自分がいた。 「歳三くんも、もう大学生かぁ・・・」 「もう卒業ですけどね」 「早いなぁ・・昔はこんなに小さかったのにね」 光は歳三を見上げて笑った。 昔は歳三が彼女を見上げていたというのに。 「キンは留学したままだし」 「むしろもう行ったままでいいですけどね、あいつの場合」 沖田家の次女、キンと歳三は所謂犬猿の仲だ。 高校卒業と同時にかつて住んでいたアメリカに彼女は留学をしていた。 キンの名を聞くだけで、歳三の眉間には皺が寄る。 相変わらずの歳三にくすくすと笑って、光の話題は沖田家最後の一人へと移った。 「総ちゃんも、来年から高校生だもんねぇ・・・」 そこまで言って、光は歳三の前に回りこんで声を小さくした。 「ところで歳三くん、最近総ちゃんどう?」 「どうって・・何がですか?」 「だって最近あの子と会ってないんだもん。 そろそろ反抗期とかかなぁ、とか心配で・・・」 本気でおろおろしている光に、歳三は思わず吹き出した。 総ちゃんとは、正確には総司。 沖田家の末っ子であり長男である。 末っ子であり唯一の男の子でありさらに歳の離れた弟を、光もキンも溺愛していた。 総司に反抗などされた日には、きっと光さんは倒れると思う。 「大丈夫ですよ、あいつ反抗期ないみたいだし」 「本当!?」 正確にはあった。 しかしそれは歳三限定で、被害を被ったのは歳三一人だ。 だが、それも中学生の最初の頃で終り、今では全く変わりない。 あの頃のことを思い出すと、思わず顔も引きつってしまう。 それまでは兄ちゃん兄ちゃんとくっ付いてきたものを、 ある日突然完全に無視されるようになった。 街や家の前で顔を合わせても、目も合わせてくれない。 何か誘えば嫌だと言うし、触れようとしたら逃げられる。 その時まで甘えられ続けた歳三にとって、それは余りに衝撃的だった。 反抗期が過ぎた後は本人はケロッとしたもので、相変わらず近寄ってくるようになったが たぶんその時だったと思う。 暫く談笑しながら歩いていると、前方にうろうろとしている人影を見つけた。 人影もこちらに気付いたようで、嬉しそうに駆け寄ってくる。 「光ちゃん!歳兄ちゃん!」 満面の笑みで走ってくるのは、話題の主、総司だ。 光が広げた両腕の中に、総司は真っ直ぐに飛び込んできた。 「光っちゃん、おかえりなさい!」 「総ちゃんただ今!元気だった〜?」 きゅっと抱きしめられて総司は嬉しそうだ。 こんなところは、いくつになっても変わらない。 まだ光よりも小さな身体は、久しぶりの姉の腕に優しく包まれていた。 「お母さんも待ってるよ、早く帰ろう光ちゃん」 「はいはい、そんなに引っ張らないで総ちゃん」 にこにこと光の腕を引っ張っていた総司は、歳三を見上げて笑顔を見せた。 「歳兄ちゃんもお帰りなさい」 「ただ今。 ずっとここで待ってたのか?学校は?」 「今日は午前中で終りだったんだよ。 だから光ちゃんのお迎え!」 総司は光の腕を引っ張るのと反対側の手で、歳三の腕を引いた。 ふわっと甘い香りが鼻をくすぐる。 「ね、歳兄ちゃんも今日はうちに来る?」 「・・・さぁな」 「えー!なんで?光ちゃんのお帰りパーティだよ?」 「試験が近いんだよ・・・」 「いっつも勉強しないくせにー」 「うるせ、お前こそちゃんと勉強してるのか?受験生」 「してるもん。 あ、そういえばわからないところがあるの。 お兄ちゃん教えて?」 「後でな」 「やった〜!じゃぁ光ちゃんと遊んでから持っていくね」 「遊ぶのかよ!?」 相変わらずな2人の会話を、光は笑いながら見つめていた。 確かに変わることのない何気ない言い合いだけれど、歳三の中で何かが変わっているのを光は知らない。 「だからな、このxを出すには・・・」 「んー・・・????」 数学の参考書を前に格闘する総司に、根気強く説明を繰り返す。 なぜかは知らないが、総司は数学が大の苦手だ。 英語はもちろん、その他の教科はトップクラスなのに数学が足を引っ張る。 だから総司の母親は、歳三に数学の猛特訓を夏に依頼し、依頼数学は歳三の役目だ。 「そっちに代入してみろよ」 「代入・・・・あっ、出た!!」 「だろ?」 「うわー!凄い、ありがとー!」 「お前も大分できるようになったじゃねぇか。 これなら志望校も合格圏内じゃねぇのか?」 「え?」 きょとんとした総司に、笑って額を小突く。 「え、じゃなくて。 一高受けるんだろう?」 一高は、この学区では有名な進学校で競争率も偏差値も高い。 しかし付属高校なので、入った後は大概が付属の国立大学に入れるのだ。 歳三はその大学に現在通っている。 総司は小学生の頃からずっと、歳兄ちゃんと同じところに行くと言っていた。 しかしこの問いに、総司は曖昧に頷いた。 「うん・・・」 「・・・?何だ、一高やばいのか?」 「そういうわけじゃ・・・先生には大丈夫って」 「ならいいじゃねぇか。 ・・・・それとも、志望校変えたいのか?」 総司はふるふると首を振った。 それ以上何も言うことなく目の前の問題に集中する総司を、歳三はじっと見つめていた。 こいつが全てを俺に話さなくなったのはいつだったろう。 昔はどんな些細なことも相談しにきたと言うのに。 だからそれを聞いた時、最初に来た感情は怒りよりも寂しさだったと思う。 「留学・・・!?」 姉のぶの言葉に、歳三は手にしていたコップをテーブルに置いた。 驚いた様子の弟にのぶは不思議そうな顔をしている。 「聞いてないの?」 「・・・・総司が・・・留学・・?そんなこと一言も・・・」 何も言わなかったじゃないか。 眉を顰めた弟を、のぶは困ったように見つめた。 「そう・・きっとお別れが寂しくて言い出せなかったのね。 高校からは向こうでキンちゃんと暮らすって・・」 「決まってたことなのか・・・?」 「いいえ。 ずっとキンちゃんが誘ってたんだけど、本人に行く気がなくてね。 でも最近になって急に」 「急に?」 「そうなの、卒業したら行きたいって。 ・・・寂しくなるわよねぇ」 のぶは憂い顔で呟いた。 しかし歳三はそれ以上何も聞かず、黙って部屋へと戻っていった。 いつまでも変わらない、いつだって追いかけてくるんだってそう思ってたのに。 いつの間にあいつは大人になってしまったのか。 幼い弟に与える愛情だと思ってたものが、違うと気付いたのはあの頃だ。 中学生の初め、あいつの短い間の反抗期。 人並み、それ以上に遊んできたけれど、あいつ以上の人間には巡り会えなくて。 反抗期の最中だったと思う。 ソファーで無防備に寝ている総司に、そっと口付けてしまった。 まるで弟に手を出すような罪悪感よりも、勝ったのは喜び。 欲しかったのはこれなのだと、知ってしまったから。 いつか、もう少し大人になったら伝えたいと、そう思っていたのに。 あいつは俺の腕の中から去っていこうと言うのだ。 「留学したかったのか?」 いつも通り宿題を尋ねに来ていた総司は、そう言われて大きな瞳を見開いた。 生来素直な性格だから、考えていることがすぐ顔に出る。 どうして知っているのと瞳が語っていた。 「のぶ姉に聞いた。 なんで言わなかった?」 「・・・・・怒ると思って・・」 「怒る?俺がか?・・・・怒るわけないだろ、お前のことなんだから」 「・・・・ごめんなさい」 「謝るな。 いつ行くんだ」 「来週・・・卒業式が終わってすぐに・・・」 「来週だって?」 あまりに早すぎることに、さすがに歳三も驚きを隠せない。 なぜそんなにも早く行こうとするのだ。 「キンちゃんが、一度来たらって・・・家とか見たほうがいいから・・本格的に行くのは来月からだけど・・」 「こっちで受験はしないんだな・・・」 「でも・・勉強はどっちにしろいるし・・だから歳兄ちゃんに教えてもらったのは無駄じゃないし・・・」 それきり二人の間に重い沈黙が落ちた。 離れるなんて、考えてこともなかったから。 寂しいというよりは、どこか裏切られたような、空虚な気持ち。 「お前、いつから行きたかったんだ」 「え・・」 「向こうに。 ずっと考えてたのか?」 総司はふるふると首を振った。 「ずっと・・ずっと一高に行って、歳兄ちゃんの大学に行ってって思ってた・・・でも」 「でも?」 「駄目なんだってわかったんだ」 「駄目?学力なら大丈夫なんだろう?」 「そうじゃなくて・・僕は日本を出ないといけないの・・・」 「出ないといけない?何だ、お前何を言ってる?」 総司はノートを仕舞って立ち上がった。 そのまま扉に向かおうとする細い腕を、慌てて掴む。 「おい!待てよ!」 「向こうに行ったら・・・・!」 扉を背に、総司は振り返って言う。 俯いた顔が、さらりと流れた少し長めの髪に隠れた。 「暫く帰ってこないつもりなんだ・・・お休みの間も・・1年かもしれないし、10年かもしれない」 「・・総司?」 「小さい頃は、考えられなかった、歳兄ちゃんと離れるなんて。 でも・・・きっと暫く会えない」 淡々と話す総司に、苛立ちが募る。 一体こいつは何を言っている。 「お前は、俺から離れたいのか?」 「離れたい。 離れないといけないんだ」 「何?」 「だから手紙も書かない、メールもしない、帰っても来ない!」 「・・総司・・・?」 がばっと上げられた瞳には、うっすらと涙が。 「だから・・さよならなんだ・・・・歳兄ちゃん。 今まで・・本当にありがとう・・・」 掴まれた手をそっと押し戻して、総司はドアを開けて出て行ってしまった。 階段を下りていく足音がどんどんと遠ざかっていく。 その音を、俺は呆然と突っ立って聞いていた。 さよなら? もうこれで終りだというのだろうか。 いや、それよりも。 「離れたい、か・・・・」 そこまで嫌われていたなんて。 いっそさらって行こうなんて考えていた。 思いを伝えて、抱きしめて、アメリカなんかにやるもんかって。 でも伝える前に全ては終わった。 ずるずるっと扉に背を預け、座り込む。 考えたことなんてなかったから。 いつだってトントンと軽い音を立てて、あいつがこのドアを開けるのだと。 それがなくなるなんて、想像したことさえなかったんだ。 だから何もしなかった。 もう少しこのままで、歳兄ちゃんでいようと。 全てはもう手遅れだけれど。 その日は雲ひとつない晴天だった。 今日は総司の中学校の卒業式。 あれから一週間、一度も総司とは会っていない。 向こうが避けていたのかもしれない。 昨夜の土方・沖田家のさよならパーティーにも歳三は顔を出せなかった。 「今頃は・・終わった頃か・・」 自宅のソファーに腰掛けて、テレビのチャンネルを回す。 幼稚園の卒園式も、小学校の卒業式も、全部出席した。 証書を手に笑顔で駆けて来る少年を、抱きとめるのはいつだって自分だったのに。 今日、あいつはその足で空港に行くという。 見送りはいらないと総司が言うので、皆は中学校で別れを告げるらしい。 お前は見送りに行かないのかと聞いた家族に、歳三は何も答えなかった。 きっと寂しいのね、と笑っていた姉。 すぐにまた会えるわよと笑う母。 皆知らない、あいつが戻るつもりはないということを。 俺の傍には二度と戻ってこないということを。 つまらないテレビを消して、歳三はぼーっと庭を眺めた。 本当に総司とは色々なことをした。 最初に出会ったのはこのソファーの上だ。 バレンタインチョコを嬉しそうに頬張った笑顔が忘れられない。 雛飾りで遊んだこともあった。 雛壇の上でうっかり二人して眠ったのだった。 たくさんの時を過ごした。 クリスマス、お正月、誕生日、夏休み。 いつだって隣にキラキラ輝く笑顔があって、いつだって名前を呼んでくれる声があって。 胸が締め付けられるようだ。 今日から、その全てがなくなるというのか。 息苦しさを感じた歳三は、窓を開けて風に当たろうと思った。 その目が、ふと黄色を捉える。 庭の大きな木の下にゆらゆら揺れるタンポポ。 なぜ目に付いたのだろう、ただのタンポポなのに。 『10年後に掘り出そうな』 ハッと、歳三は裸足のままで庭に降りた。 なぜ忘れていたのだろう、そうだこの木の下には。 駆け寄って、その土が最近掘り起こされた様子に驚く。 まさか。 爪に土が入るのにも構わず、歳三は地面を掘った。 ほどなくして、見覚えのある箱が姿を現す。 そうだった、小学生の頃、タイムカプセルを埋めたいと言った総司と一緒に埋めたもの。 10年たったら総司はもう中学生だ、考えられないなと笑ったあの頃。 箱にこびりついた土をそっと払って、固くなった蓋を開いた。 入っていたのは二通の手紙、一通は俺が総司に宛てたもの、もう一通は幼い総司が書いたもの。 「ん・・?この封筒・・・」 明らかに最近入れたばかりのような綺麗な封筒に、歳三は眉を寄せた。 ここの土は一度掘り返された跡があった。 まさかとは思うけれど。 そっと真っ白な封筒を開く。 中から出てきた便箋には、見慣れた綺麗な文字が。 『 歳兄ちゃんへ この手紙をお兄ちゃんが見つけるのはいつだろう。 お兄ちゃんってば忘れていたでしょう?僕はずっと覚えてました。 本当は一緒に掘り出そうって言っていたのに、勝手に掘り出してごめんなさい。 そうそう、お兄ちゃんからの手紙読みました。 今も隣に住んでるか、元気かって書いてあったのに、僕は今日から隣にいなくなるんですって思ったら 泣きそうになりました。 歳兄ちゃん、この前は離れたいなんてひどいこと言ってごめんなさい。 僕は本当にお兄ちゃんが大好きで大好きで、離れたいなんて思ったことはありません。 でもどうしても僕は傍にいてはいけないのです。 何も言わないで行こうってずっと決めていました。 でもやっぱり我慢しているのはしんどいから。 お兄ちゃんがタイムカプセルのことを思い出す頃には、きっと僕ももっと大人になっているはずだから。 だから言ってもいいかなって思いました。 僕があの頃書いた手紙、あれは僕のあの頃の一番の願いでした。 その願いは今も変わっていません。 あの手紙にあることが僕の全てです。 歳兄ちゃん、勝手なことばかりでごめんなさい。 アメリカに行っても、お兄ちゃんのことは忘れません。 この手紙を見る頃、また笑顔でお兄ちゃんに会えたらいいなって思います。 さようなら。 総司より 』 胸が高鳴る。 何かがわかったような気がして。 震える指でもう一つの封筒を取って、そっと開く。 字が書けるのだと笑った幼い総司。 その総司が書いた、一枚の手紙。 それを見た瞬間、歳三は走り出していた。 乗る予定の飛行機が、電光掲示板に表示された。 それを見て総司は待合椅子から腰を上げた。 ずっと手に持っていた一通の封筒を、そっと抱きしめる。 「お兄ちゃん・・・」 結局ちゃんと別れが言えなかった。 避け続けて、きっと怒っている。 でも、もう一度会う勇気はなかった。 だってもう一度会ったらきっと・・・ ぶるぶるっと震えたポケットに、総司はびくっと跳ねた。 慌てて取り出した携帯のディスプレイには、今考えていた人の名が。 少し考えて携帯をポケットに戻そうとした総司は、しかしもう一度それを取り出した。 もしかしたら声が聞ける最後かもしれないから。 悲しそうに微笑んで、そっと通話ボタンを押した。 歳三は、走りながら携帯を耳に当てる。 数回のコールの後に、ざわざわっと雑音が入って来た。 『・・・もしもし?』 不思議そうな電話越しの声に、歳三は怒鳴りつけた。 「総司!今どこだ!?」 『え・・・今・・?今は空港・・・お兄ちゃん、どうし・・・』 「そこを動くな!!」 『え?・・・でも、もうすぐ飛行機・・・』 「いいから動くな!!動いたらお前、一生許さねぇ!!」 まだ何か言おうとした総司を無視し、俺は電話を切った。 タクシーを捕まえて、空港へと急ぐ。 絶対に動くな。 俺が行くまで待っていろ。 握り締めた拳には、あの手紙が握られている。 放せるわけがなかったんだ。 あの笑顔も声も、追いかけてくる足音も小さな手も。 絶対に手放せるわけない。 はぁはぁと、息を切らして駆けつけた空港。 しかしどこにも探している姿はなくて。 やっぱり駄目だったかと俯いた背に、拗ねたような声が投げかけられた。 「・・・・乗り過ごしちゃったんだから・・・」 振り向いて、そこに探していた姿を見つけた時、思わず泣きそうになったなんて言えない。 珍しく眉を寄せた顔に小さく微笑み、その手を引いて歩き出した。 「歳兄ちゃん?ちょ・・どこに・・・」 その手に握られた物を目にした総司は、言葉を詰まらせた。 二人が向かった先は屋上だった。 「お兄ちゃん・・・」 背を向けた人に、総司は震える声で呼びかけた。 まさかこんなに早くそれを見られるなんて思いもしなかったから。 何を言われるのかという恐怖に身体が震えた。 決して知られないように、そのためにここにいるのに。 「総司」 振り返った人の顔を、見ることなんてできなかった。 その隣に誰がいても、呼べば必ず笑いかけてくれる笑顔が好きで好きで。 でも成長するにつれて、それとは違った感情が顔を出す。 それが何かわからないもどかしさに、苛々した。 だからずっと彼を避け続けて反抗して、困った顔の彼を見てもどうすることも出来なかった。 その感情が何か気付いたのはちょうどそんな時のこと。 うつらうつらとしていた自分の傍に、あの人が近寄ってきた時のこと。 唇に触れたものが何なのか、その時は理解できなかったけど。 無邪気に昔はその唇にキスをして、大好きだと言っていたのに。 いつしかそれは出来なくなって。 きっとあの人にとっては戯れだったであろうそのキスに、気付いてしまった。 どうしようもなく、自分が恋をしていることに。 だから離れようと思った。 そんな彼を裏切っている気がして。 でもいつか、笑って会えるようになったその時に、実はねって告白するつもりだったのに。 それでそんなこともあったんだって笑い話にしたかったのに。 まさかこんなに早く、それを見つけられるなんて。 次に続けられる言葉を予想して、身体は小刻みに震えた。 その肩に手を置いて、突き放される。 そう思った総司の瞳が驚きに見開かれた。 震える身体を抱きしめた歳三は、固まった幼い少年にそっと囁いた。 「・・結婚しよう」 びくっと腕の中の身体が震えた。 次いで弱弱しい声が零れ落ちる。 「無理・・・だも・・・・だって僕は・・・・」 「『結婚って何?』お前はそう聞いたな。 俺はずっと一緒にいることだって答えた」 「・・・・うん・・・」 「だったら結婚しよう、ずっと一緒にいよう。 ・・・・傍に、いてくれ」 掌に握り締められた手紙。 幼い総司が願ったこと。 『 としにー と けっこ したい 』 たどたどしい文字に込められた思い。 それが自分の全てだと総司は言った。 『歳兄ちゃんと結婚したい』 それは即ちずっと一緒にいたいということで。 自分の思いと寸分変わらぬものを、向けられていたのだと知った。 「お兄ちゃん・・・・っ・・・・」 すがり付いてきた身体を強く抱きしめて、もう一度願う。 「一緒にいよう・・・ずっと・・」 ぶんぶんと何度も首を縦に振る幼い人。 君と出会って、一体幾年が過ぎたのだろう。 あの頃から、確かに変わりゆくものもあって。 それは無邪気に与えられなくなったキスとか、抱きついてこなくなった腕とか。 並ぶ影に、少しだけ開いた距離とか。 けれども、それでも変わらないものもあって。 向けられる笑顔とか、見つめてくる大きな瞳とか。 ずっと隣にある、温かいぬくもりだとか。 だから信じて疑わない。 きっとこの先いついつまでも、二人は一緒なのだということだけは。 変わりゆくもの、されど変わらぬもの 聖也さんのキリリクで、マセガキ歳と総司の思いが通じる編でしたv 兄弟のように育つと、なかなか恋には発展しにくいそうですねぇ。 まぁ人それぞれでしょうが。 タイムカプセルのお話は拍手にございます。

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