ヘテロ クロミア。 いたって普通な東方まんが ニココメ

オッドアイとヘテロクロミア

ヘテロ クロミア

2018 このページでは、異色腫の種類異色腫の原因Anisocoria(異色染色ではない)安全であるために眼の検査を受ける関連性:目の色についてのすべて目の色のチャート茶色の目赤色の目緑色の目青色の色カラーコンタクトレンズ ヘテロクロミアとは、異なる(ヘテロ)色(クロミア)を意味します。 通常、この用語は、人が異なる色の目、例えば青い目と緑の目が異なる状態を表すために使用されます。 異なる色の目を記述するための他の用語は、 ヘテロクロミア・イリドスおよび ヘテロクロミア・イリジウムである。 「イリディス」および「イリジウム」は、眼の虹彩を指す。 虹彩は、瞳孔を取り囲む薄い円形の構造で、メラニン色素が含まれており、目にはその特徴的な色を与えます。 虹彩のメラニン量は、青い目、緑の目、ヘーゼルの目、または茶色の目を有するかどうかを決定する。 青い目は、虹彩のメラニン量が最も少なくなります。 茶色の目が最も多い。 異なる色の目を持つ犬。 [拡大] ヘテロクロミアは通常良性です。 つまり、眼疾患ではなく、視力に影響を与えません。 良性のヘテロクロミアは、人に魅惑的で、エキゾチックな外観を与えることができます。 実際、Dan Aykroyd、Kate Bosworth、Henry Cavill、Alice Eve、Josh Henderson、Mila Kunis、Jane Seymour、Christopher Walkenを含む多数の有名人が異色症を抱えています。 ヘテロクロミアは動物でも起こる。 シベリアのハスキー、オーストラリアの羊飼い、ボーダー・コリー、コリー、シェトランド・シープドッグ、ウェールズ・コージ、グレート・デーン、ダックスフンド、チワワなどの異色が見られる犬の品種です。 そのような猫の品種には、トルコ語のバン、トルコのアンゴラ、日本のボブテールおよびスフィンクスが含まれる。 多くの場合、このような「奇妙な猫」はこの機能を持つために特別に飼育されています。 ヘテロクロミアの種類 異なる色がどこにあるかに基づいて、3種類の異色があります: 完全なヘテロクロミア。 これは、一方の目の虹彩が他方の目の虹彩とは全く異なる色であるところです。 部分ヘテロクロミア(または部門別ヘテロクロミア)。 これは、一方の眼の虹彩の一部(またはセクタ)のみが、その眼の虹彩の残りの部分とは異なる色を有する部分である。 部分的な異色腫は、片眼または両眼で起こり得る。 中枢性ヘテロクロミア。 このタイプのヘテロクロミアでは、虹彩は、虹彩の残りの部分の色と比較して瞳孔の境界付近で異なる色を有し、瞳孔から虹彩の中央に向かって放射する中心色のスパイクを有する。 異色腫と混同されることが多いものは、虹彩母斑と呼ばれる良性の成長です。 虹彩の色素性母斑は、通常、円形であり、茶色である。 通常、唯一の虹彩母斑が存在しますが、それ以上の虹彩母斑が存在する可能性があります。 青、緑またはヘーゼル眼の茶色の虹彩母斑は部分的な異色腫の一種であると主張するかもしれないが、虹彩の色変化の原因が母斑である場合、異色染色という用語は通常使用されない。 アイリス母斑(複数の母斑)は、典型的にはサイズが安定している。 あなたの虹彩母斑がある場合、あなたの眼科医は、通常、そのサイズを測定し、悪性度を示す可能性のある成長を除外するために、6ヶ月ごとに(しばらくは)あなたを見たいと思うでしょう。 何が異染めを引き起こすか? すでに述べたように、異色腫のほとんどの症例は良性である。 幼児は良性の異色腫で生まれることがありますが、虹彩がメラニンを完全に摂取すると、幼児期に明らかになることがあります。 これらのタイプは先天性異色症と呼ばれます。 ケイト・ボスワース、ジョシュ・ヘンダーソン、エリザベス・バークリー、ミラ・クニス、アリス・イヴはすべて異色があります。 com) 通常、先天性ヘテロクロミアは遺伝的形質であり、遺伝形質です。 良性異染はまた、胚発生中の遺伝子突然変異の結果として生じ得る。 いくつかのケースでは、ヘテロクロミアは、出生時に存在するか、まもなく発達する別の状態の症状である。 ヘテロクロミアを引き起こす状態の一例は、ホルナー症候群である。 これは、狭窄した瞳孔、部分的な眼瞼下垂、および顔面の半分に汗をかける能力の喪失の全てであり、これらはすべて眼に対する特定の神経インパルスの中断によって引き起こされる。 後の人生で発症する異染は、後天性異染症と呼ばれます。 後天性異色腫の原因には、眼の傷害、ブドウ膜炎および特定の緑内障の薬物が含まれる。 現在、まつ毛を肥厚させる美容剤として主に使用されている再利用された緑内障薬であるLatisseも、虹彩の色を変える可能性があります。 デビッド・ボウイの目:異痛症、異染め症 時には、 異方性と呼ばれる条件によって、人々は2つの異なる色の目を持っているように見えるようになります。 Anisocoriaは、不等な瞳孔サイズを特徴とする一般的な状態である。 それは人口の約20%に影響します。 デビッドボウイの幼年期の傷害による異痛は、色の違う目のように見えました。 com) ほとんどの場合、異鼻腔は出生時に存在し、完全に無害である。 また、瞳孔の大きさの差は、通常は小さく、右目と左目の差は1ミリメートル未満です。 しかし、瞳孔の大きさの違いは、異痛が神経麻痺や外傷性の眼の傷害によるものなど、非常に大きくなることがあります。 一方の眼の瞳孔が広く拡張され、他方の眼瞼の大きさが正常である場合、これは、異色腫の出現を模倣することができ、拡張された瞳孔を有する眼は、通常の眼よりも色が暗く見える。 これは、デイヴィッドボウイ、後半の歌手、ソングライター、俳優、レコードプロデューサーの場合に当てはまりました。 ボウイは青い目で生まれました。 彼は十代の若者だった時、両親の恋人である女の子の上に学校の仲間と拳銃を交わした。 彼の友人は左目にボウイを伏せ、傷害は瞳孔を恒久的に膨張させた。 傷害からの重度の異痛は、まるで彼が2つの異なる色の目(青い右目とほぼ黒い左目)を持っているように見せました。 戦いのダストアップと永続的な効果にもかかわらず、明らかに難しい気持ちはなかった。 パンチを着た少年 - ジョージ・アンダーウッド - は、ボウイの生涯の友人であり、芸術的な協力者であった。 安全であるように目の検査を受ける 異色腫のほとんどの症例は先天性で良性ですが、あなたやあなたの子供が異なる色の目(片方または両方の色の異なる部分)を持っている場合は、目の医師に目を通し、他の原因を除外してください。 眼科医が目が健康であることを確認した後、あなたの2つの異なる色の目のユニークな外観について受け取る可能性のある褒め言葉をお楽しみください。

次の

いたって普通な東方まんが ニココメ

ヘテロ クロミア

2 ノルディスは彼らしい柔らかな表情をわずかに改めると、口を開いた。 目の前には水色の髪に青と金の金銀妖瞳 (へテロ・クロミア)。 「しばらくアカデミーを離れたいのです。 先生には、その許可を頂きたく……」 言葉少なに語られる彼の言葉は、いつになく硬い。 きっと、ひどく反対されるだろうことを予想をしているのだろう。 それだけのことなのだと、判っているからこそ。 アカデミーに在籍する以上、学部生・マイスター生の区別なく、そこで教授されることを吸収し、身につけることこそが学生たちの義務。 ノルディスの言葉は、その義務を放棄しようとしているととられても仕方のない内容だった。 イングリドは静かな表情のまま、目の前の教え子 (ノルディス)を見返した。 「ケントニスに行くつもりなのね」 「はい」 「近いうちに、あなたがそう言いに来るだろうとは思っていました」 傍らの机の上には、昨日ノルディスから返され、また今日貸し出すかもしれないからと用意していた古びた糸綴じの本。 それはイングリド自身がケントニスにいたころ、今となっては誰かも覚えていない老人から譲り受けた、いつのものとも知れない錬金術書だった。 「一つ、確かめさせて。 今のあなたには、ケントニスへ行くよりもマイスターランクで研究をする方が、得るものが多いとは思わないの」 「そうかもしれません。 けれど、そうではないかもしれません。 少なくとも、僕にはどちらの可能性も残されていると考えます」 彼女の錬金術はこの古びた本から始まった。 それが今、歳若い錬金術師の新たな扉を開くきっかけとなったことが、感慨深かった。 イングリドは喉に詰まった何かを砕くように、吐息した。 「いつの間にかあなたも変わったものね、ノルディス。 昔の生真面目なあなたなら、そんな大胆なことなんて考えもしなかったでしょうに」 かすかな笑みまで、そこに紛らせて。 「イングリド先生?」 「ノルディス・フーバー、ケントニス行きを許可します。 そうして、あなたの錬金術に新たな風をもたらしなさい」 イングリドの目の前、見上げる薄茶色の瞳に驚きが広がる。 やがて深々と頭を下げて部屋を退出した教え子を、イングリドは不思議に晴ればれとした気持ちで見送ったのだった。 それでも手元を見なくてもすむ石の研磨くらいなら、何とかできた。 乗り合い馬車が比較的空いていて、研磨剤や磨き布を広げていても他の客の邪魔にならないことも幸いした。 ケントニスへの中継地、港町カスターニェに向かう乗り合い馬車に揺られるノルディスの手には、《太陽の首飾り》と呼ばれる錬金術の調合品から取り外された宝石《コメート》があった。 その手を、横合いから褐色の肌に海色の瞳、短い淡灰色の髪の娘がじっと見つめている。 彼女が着込んでいるのは年頃の娘らしい丈の長いスカートやブラウスではなく、白く染めた革服に白銀色の胸当てという武装だった。 緑の紐で飾られた白い剣帯には、細身の曲刀が下げられてもいる。 「すごいね〜、本当に傷が消えちゃったよ」 「まだ荒磨きだけだよ。 これから仕上げ磨きをして、台座も直さなくちゃ」 ミューからノルディスが受け取った《太陽の首飾り》は、長旅でついたらしいたくさんの傷で輝きを失い、壊れかけていた。 2年ほど前にカスターニェでエリーと出会って成り行きでザールブルグへと居ついていたミューは、ザールブルグよりもずっと南の国の出身だと言った。 もともと一つ所にじっとしていられない性格らしく、またどこかに旅立とうと、ついでに行商人の護衛でもと飛翔亭で職探しをしているところをディオに声をかけられ、ノルディスの護衛を引き受けた。 そこで彼女が身につけていた《太陽の首飾り》にノルディスは目をつけ、その壊れようがどうにも我慢できなかったためにミューに修理を持ちかけた。 「マリーがくれたんだ」と、ミューは言った。 その『マリー』がアカデミーでただ一人《賢者の石》の調合に成功した大先輩マルローネだと気付いたノルディスは、一度は声をかけておきながら修理を躊躇 (ためら)った。 それでも引き受けたのは、「直してくれるんだ、ありがと〜」と大騒ぎをするミューの手前、できないとは言い出せなかったからだった。 事実、出来ないレベルではなかった。 月や星たちとともに、規則正しく天空を巡る太陽。 太陽は温かな光として地上に恵みをもたらし、《太陽の首飾り》はより効率良くその恵みを受け取れるようになるという効果がある。 天空の巡りの周期性を、それを魔法陣という図形に描き出して白金 (プラティーン)の上に意匠化する技術を、ノルディスは知り、身につけていた。 ただ、大先輩の作品に自分が手を入れてしまうことが、ノルディスを怖がらせていた。 引き受けてしまったとはいえ、始めに白金の台座から《コメート》を取り外すときには指が震えそうだった。 傷を消すためとはいえ、まだ輝きを保っている《コメート》に研磨剤をつけて磨き始めるときもなかなか決心がつかなかった。 それでも「壊すのではなく、修復するためだから」と自分に言い聞かせて、《コメート》を留める白金の爪を曲げ、すべらかな宝石の表面に研磨剤を擦り付けた。 やってしまって思い知らされたのは、怖いのは、始めのその瞬間だけということだった。 手作業で宝石を磨くというのは、ずいぶんと時間のかかる作業だった。 おまけに単調な作業。 カスターニェまで15日あまりの日程の半分以上を《コメート》磨きに費やしている間、ノルディスの傍に座るミューはいつしか世間話から身の上話までを語っていた。 他に娯楽もない乗り合い馬車の旅。 道々で降りては乗って顔ぶれを変えていく他の客たちも、思いおもいに隣り合わせた客たちと話し合っている。 大剣を抱えてじっと座り込む冒険者風の大男。 商売道具らしい薬草の効能を婦人に説き続ける商人風の中年男。 《コメート》を磨き続けるノルディスに飽きもせずその手元を眺め続けるミューも、そんな光景の一部だった。 「ね〜、もしワタシがその《コメート》の代わりに他の《コメート》を自分でくっ付けたら、どうなるのかなぁ」 「見た目は元通りだろうけれど、『太陽の恵みを受け取る』って効果は弱くなるだろうね」 「それは、ワタシが錬金術師じゃないから?」 「それよりも、調合に必要なことを知っていないから、ね。 『それ』はどうしてそこに存在するのか、周りのものたちとどう関係をしているのか。 例えば、僕とミューさんが出会ったことは、5年後や10年後、もっともっと先の世界に、どう影響してくるのか」 仕上げの研磨を終えた《コメート》は、ついていた傷の深さだけ小さくなりながらも滑らかな輝きを取り戻す。 その仕上がりを陽の光に翳 (かざ)して出来映えを確かめていたノルディスの耳に、うんざりしたようなミューの声が届いた。 「ひゃぁ、マリーもエリーもそんな難しいコト考えてたんだ。 ちっともそんな風には見えなかったのになぁ」 「理詰めで考えるのは僕の錬金術だよ。 もっと魔術的に精霊たちとの対話を重視する人もいるし、直感を大切にする人もいる。 マルローネ先輩は、典型的な直感タイプだったそうだよ」 「ふ〜ん、じゃぁエリーは?」 アカデミー生でも錬金術師でもないミューは、当然知り合いの錬金術師も多くはない。 ノルディス以外で知っている錬金術師といえば、かつて知り合いだったらしいマルローネとその恋人クライス、そして2年前に知り合ったというエリーがせいぜいだろう。 その誰もが、只の錬金術師としてはあまりにも特異な存在であることを、きっとミューは知らない。 天性の直感を研ぎ澄ませ、ついには錬金術師たち永遠の命題《賢者の石》の調合に成功した希代の錬金術師マルローネ。 己にも他人にも妥協を許さず、明晰な頭脳をただ錬金術の探求のみに傾け続けた天才クライス・キュール。 錬金術を用いなければ生活も出来ない環境に追い込まれ、ついには同級生たちの誰よりも深くその真理に触れたエルフィール・トラウム。 条件付き入学という、誰の目にも明らかな最下点から始まった彼女のアカデミー生活。 けれど、深い理論も解らないままただ続けられた調合の実践は彼女に経験という底力を与え、彼女を高みに押し上げた。 いつか、哲学の教師が「錬金術とは祈りのようなものだな」と言っていた。 修道士たちが神へ祈るように、錬金術師たちは調合を行う。 寝食をも忘れかけた祈りの果てに魂の平安があるように、脳が焼ききれそうな調合という祈りの果てに真理はおぼろげに姿を現す。 「エリーは、経験を大事にしていたかな。 実際、僕たちの誰よりも多く錬金術を実践していたしね」 「ノルディスよりも? アナタ、エリーより真面目そうなのになぁ」 「エリーだって真面目だったよ」 「そうなの?」 「うん。 きっと、誰よりも真剣に取り組んでいたんだと思う」 寮住まいで生活を保障された通常のアカデミー生であれば、そこまで自分を追い込む必要などない。 けれど、『自活をする』という条件付き入学によって半ば強制されたとはいえ、やり遂げたのがエリーだった。 その結果、彼女はほとんどの者が進学できるだけで満足してしまうマイスター・ランクの講義を「物足りない」と言い切って、ケントニスを目指した。 「アカデミーに入学したときには、僕たちの間に差なんてなかったのに……今では、エリーはずっと遠くにいる。 アカデミーに守られてぼんやり暮らしていた僕たちなんかより、ずっと努力したんだろうね」 「そっか。 エリーってば、あぁ見えてがんばり家さんだったんだ」 「……そうだね」 応えるノルディスの声は明るかった。 表情も、見て分かるほどに綻 (ほころ)んでいた。 「あはは、何でエリーを褒めてノルディスが喜ぶかな〜」 当然のミューの指摘。 ノルディスは苦笑を混じらせはしたけれど、浮かぶ笑みを消すことはなかった。 カスターニェは港町らしい潮の香りに満ちていて、町の人々も今すぐ漁にでも出て行けそうに活動的な服装をしている。 ノルディスが声をかけた男性も、陽に焼けた引き締まった身体に薄水色のシャツをさらりと羽織った、漁師然とした風体だった。 「『ついている』って、どういうことですか」 「2ヶ月ほど前にフラウ・シュトライトが退治されて、西方大陸 (エル・バドール)への連絡船が復旧したんだよ。 もう海越えに怯えなくったっていいのさ」 ここ数年、西の海を占領している海竜 喧嘩婦人 (フラウ・シュトライト)のことはノルディスも知っていた。 アカデミーでは、いがみ合う教師イングリドとヘルミーナが腕試しに挑み、互いに叩きのめされて退散したなんて噂もあった。 「お前さんにも見せてやりたかったね。 大海原を暴れる海竜を追い詰めようとするカスターニェ屈指の船団、大型カタパルトから唸りをあげて飛ぶ銛 (モリ)は次つぎと海竜に突き刺さり、奴さんは嵐を呼んでのた打ち回った」 男性は拳を握って熱弁をふるう。 どうやら、彼自身も船に乗って参戦していたのだろう。 「大嵐に揉まれちゃぁ、船なんざ木の葉みたいなもんだ。 そのとき、ユーリカのガリオン船に乗っていた錬金術師の嬢ちゃんが大きな羽を一振り! たちまち嵐は静まって、俺たちは追撃をしようと夢中でカタパルトを巻き上げ、次つぎと銛を撃ち込んでいった。 だが、どれも海竜の致命傷までにはならない」 「れ、錬金術師の……」 「そのときまた、錬金術師の嬢ちゃんが何か白いものを空に投げ上げたんだ。 すると、雲も何もなかった空にイキナリ稲光が見えた。 次の瞬間には雷鳴がトドロいて、光の柱みたいにぶっとい雷が海竜を一撃! さ。 とっさに振り払おうとした男性は、詰め寄るノルディスの剣幕にその行動を忘れてしまう。 小柄で、ちょっと幼そうな雰囲気で、短い茶色の髪と大きな瞳で、オレンジ色の法衣を着てはいませんでしたか」 「あ、あぁ。 月に二度で一月前に船があったというなら、次の船まで『もうじき』どころかもう間がないということだ。 今回を逃せば、半月以上もこのカスターニェで足止めされることになる。 ノルディスは宿に急ぐと口早に主人に連絡船のことを尋ねた。 元は自分も漁師だったという宿屋・船首像の主人ボルトは、情に厚く顔の広い男だった。 ノルディスがフラウ・シュトライトを倒した立役者エリーの友人だと知ると、もう予約を締め切っていた翌日の連絡船にノルディスを手配してくれた。 ミューの分までは無理だったが、だからといって厚意で護衛を引き受けてくれた彼女に長い船旅を船倉で過ごせというわけにも行かず、彼女とはカスターニェで別れた。 ゆっくりと街の様子を見て回る間もなく船に乗り込んだノルディスが風が潮の香りだと気付いたのは、船が港を離れ、大海原へと乗り出したときだった。 連絡船は交易用の貨物が多いため、かなりの大型だった。 おかげで外洋の荒波でも、揺れはそう大きくは感じられない。 小さな魔物が出たところで、障害となることもなかった。 人を惑わす人魚ローレライが現れたときなどは戦闘要員が対応することもあったが、大きな騒ぎにはならなかった。 のんびりとした船旅、調理室から借りたあり合せの器材で《酔い止めの薬》や《フラム》を調合して人々に配ったり戦闘要員に格安で譲ったりとしているうちに、行く手には島影が見え、それは大きくなり、近付いて自然の緑と建物の白亜が識別できるようになっていた。 小規模な町ながら、発足から数世代を経ているという錬金術の研究機関である賢人会と、普及と研究のための機関である本家アカデミーとを有している。 今も昔も錬金術が発展の礎となっているのだが、大っぴらに錬金術を宣伝しているようではなかった。 それが、町と錬金術とが常に一緒にあったためなのか、それとも過去に錬金術が引き起こした惨事を知るためなのかは、部外者には判らない。 海から見えた白亜の街並みは、そこへ立つともっと顕著になった。 自然の緑が多く残されているために、白が一層引き立つのだろう。 人々に場所を聞きながら、中心部から山際のアカデミーへと辿り着き、受付らしいところでザールブルグ・アカデミーからの紹介状を渡したときだった。 「ザールブルグ・アカデミーのマイスターの方ですか……珍しいですね。 ついこの間もザールブルグのマイスター生が来られたばかりですよ」 建物の白と装飾の青のコントラストが美しいケントニス・アカデミーの中、受付にいた事務員らしき女性はそう言って、青と金の金銀妖瞳 (ヘテロ・クロミア)に微笑みを浮かべた。 「その人は、エルフィール・トラウムという女性ですか」 「えぇ、お知り合い?」 「はい。 ザールブルグ・アカデミーの同級生 (クラスメイト)です」 「だったら、一緒に来ればよかったのに」 「そうですね。 せめて、これから探します」 「その必要はなさそうね。 ほら」 話しながらもさまざまな書類を探したり書き付けたりしていた女性事務員の手が、ついでのように上がってノルディスの背後を指した。 つられてノルディスも振り返る。 「…………」 「……ノルディス?」 青と白で調和されたケントニス・アカデミーの建物の中、オレンジ色の法衣の少女が驚きの表情でノルディスを見詰めていた。 話が尽きないとは、こういうことを言うのだろう。 「あれから何をしていたの? アイゼルは、先生たちは?」 「それまでと変わらないよ。 僕たちも、アカデミーも。 でも、イングリド先生たちが返り討ちにされた喧嘩婦人 (フラウ・シュトライト)をエリーが倒したって聞いたら、みんな驚くだろうね」 「あれは、私だけじゃなくって」 「聞いたよ。 カスターニェで……」 ノルディスの受付手続きにはしばらく時間がかかるからと、二人はアカデミーを離れ、話しながら郊外へと向かっていった。 「……どうして来ようなんて思ったの?」 「イングリド先生からケントニスの古い錬金術書を借りたんだけれど、ちっとも判らなくてね。 実際に行って確かめるしかないかなって」 「旅は不安じゃなかった?」 「不安だったよ。 でも、ディオさんが言うんだ……」 海に程近い土地柄。 しばらく斜面を登れば、眼下に海を一望できるところに辿り着く。 下り坂に広がる山の斜面には、木々の緑ばかりではなく崩れ寂びれた白亜の跡がある。 夕焼けに色付きはじめた陽が、そんな白をほのかに染めはじめていた。 「ここは?」 「昔、ケントニスがもっと栄えていたころの建物の跡だって。 景色がいいし近いから、よく来てるんだ」 「遺跡、ってことかな。 ザールブルグにはなかったよね。 やっぱり、歴史が違うんだ」 薫る風は潮の香り。 大陸内陸のザールブルグの乾いた風とは、まったく違う。 そんな潮風を受けて育つ緑たちまで、ザールブルグの植物とは違って、どこかたくましく感じられる。 ここが、始まりの土地。 「来てみて分かったよ。 僕は……やっぱりここに来たかったんだ」 夕焼けにほの赤く染まる白い遺跡。 そんな光景を眼前に語られる言葉はとても無邪気で、エリーは小さく笑った。 けれど、その笑いは続かなかった。 「……そして……エリーに会いたかったんだ」 ひそやかにそう囁かれた声が、聞こえてしまったから。 吹き抜けた風に外套 (マント)を煽られながら振り返ったノルディスは、彼らしい柔らかな微笑の表情をエリーへと向けた。 「さぁ、帰ろうか」 何もなかったかのように。 さっきの台詞も何も、なかったかのように。 じっと、俯 (うつむ)いて動かないエリーにノルディスは問いかけた。 「エリー?」 「……もう一度、聞きたいな」 「『僕は、ここに来たかった』って?」 「うぅん……その次」 「…………」 ノルディスの顔から表情が抜けて、ただエリーを見返した。 続くのは沈黙。 堪えきれなくなったエリーは、罪のない笑いにすべてを紛らせてしまおうとする。 なのに、そうできなくなるかもしれないことが、耐えきれなかった」 直前に見えた顔は、泣きそうな、笑いそうな顔。 抱きつくように胸に飛び込んできた小柄な身体を抱き留めて、ノルディスはその身体を抱きしめた。 赤く染まる白い遺跡に、見守られながら。 5k HITキリリク (by Tommyさま) 『ノルエリ ケントニス二人旅』 つまり、リクでは二人が一緒にケントニスへ行くってシチュだったのですが、なぜかこうなりました。 書き始めは10月、今何月だよ? ラストは決まっていたのですが、そこに至るまでのエピソードが面白いくらい変わりました。 ほぼ全文をパズルのように入れ替えしまくり。 しかし、全て一貫した構成の元書かれているために、どこをどう入れ替えても物語りは続いてしまうというある意味ドツボ。 つかこんな、プラトニックな話をカプ話だと言い切ってしまう自分にマンセー。 エンディングには、冒頭でのるっちが調合に失敗した理由をさりげに織り交ぜているのですが……気付く人いるかなぁ。

次の

中央ヘテロクロミア(2つの異なる目の色):原因と種類

ヘテロ クロミア

とても特徴のある目をしているんですが、 虹彩異色症(ヘテロクロミア)というんだそうです。 なんでも、白人の目では、「0. 06%」の確率でヘテロクロミアの目を持った人がいるんだとか。 つまり、10,000人に6人いるわけなので、日本の人口でいえば72人いることになります。 さて、さらによ〜く見てみると、 ベネディクトカンバーバッチの目の色彩が左右で微妙に違うのが分かりますか?これが セントラルヘテロクロミアというとても珍しい目の色彩になるんです。 さらに、セントラルヘテロクロミアの目と言っても、 ベネディクトカンバーバッチの目の色彩は、中心部が円環状に異なる色彩を持った目になります。 「星が爆発する瞬間」「透き通った湖」「サファイアの煌めき」「万華鏡を覗き込んでるみたい」「冷たい泉のようだ」「星が散ってる」などなど。 やっぱり、日本語は表現が豊かですね。 ベネちゃん!とうるさい妻に「君はなんて表現する?」と聞いたら、「恋の予感を感じさせる瞳!」と言ってました。 ハイ、ハイッ・・・。 実は、この記事を書いてから2、3日経ったくらいに妻から欲しいカラコンがあると相談されたんです。 お分かりの通り、左右で色彩が違うカラコンを組み合わせてカンバーバッチの「セントラルヘテロクロミア」に近い瞳にするんだとか・・・。 もともとが日本人の瞳なので全く同じになることはないんですが、数あるカラコンの中から探しに探した結果、「 」と「 」のカラコンの組合せが良さそうだという結論に達したそうです。 子供がまだ小さくて毎日子育てで忙しい妻のちょっとした気分転換と妻のパート先で臨時ボーナスがちょこっと支給されたこともあって、そのカラコンを購入することにしました。 そして先日、妻自称の「ベネちゃんカラコン」を装着して、久しぶりに家族でレストランに行ってきたんです。 いや〜、お出かけ着とマッチしていて似合ってましたね。 雰囲気がガラッと変わっていい感じでしたよ。 購入したカラコン専門のネットショップは、カラコンの色彩もかなり充実していたのでお気に入りが探せたという感じです。 妻の場合、乱視がちょっと入っているので乱視用で購入しました。 全品送料無料というのも良かったですね。 blog. fc2.

次の