肺癌 診療 ガイドライン 2019 年版。 金原出版

金原出版

肺癌 診療 ガイドライン 2019 年版

膵癌の診断において超音波検査(US)をコンピュータ断層撮影(CT)および磁気共鳴画像(MRI)と比較したメタアナリシスでは,USによる膵癌の診断能は感度76%,特異度75%と報告されている 1)。 CTおよびMRIと比較して感度,特異度ともに診断能は劣るものの,USは簡便でかつ侵襲のない安全な検査法であり,外来や検診にて行うのに適している( 表1)。 一方,膵癌の切除適応決定におけるUSの診断能は特に特異度が低いため,CT,MRI,超音波内視鏡(EUS),内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)およびポジトロン断層撮影(PET)などの,その他の画像検査を必要に応じて行うのがよいと考えられる( 表1)。 日本消化器がん検診学会全国集計委員会による平成26年度の報告では,肝胆膵スクリーニングにおける検診USでの有所見率は0. 55%であり,有所見者の1. 16%に癌を認めている 2)。 全体からすると癌の検出率は極めて低いものの,検診が発見契機となった膵癌76例のうち35例(46%)に外科的切除が施行されており,検診USが膵癌の早期発見に貢献している可能性がある。 US所見のうち,主膵管拡張と囊胞が膵癌発生のリスクファクターとして挙げられている 3)。 膵癌発生のハザード比は膵管拡張のない場合と比較し膵体部の主膵管径2. 5㎜以上で6. 38倍,囊胞がない場合と比較し5㎜以上の囊胞の存在下では6. 23倍となり,主膵管拡張と囊胞の両方が混在する場合は27. 5倍にまで上昇することが報告されている( 表2) 3)。 同報告の主膵管拡張と囊胞の両方のリスクファクターをもつ患者群に対するUSを用いたフォローアップデータによると,5年間の累積膵癌発生率は5. 62%であった。 このように,USは経過観察例を含め膵癌早期発見のためのスクリーニング検査として有用であることが示唆される。 一方で,膵癌の可能性を強く疑った場合は,たとえUSにて膵腫瘤が指摘されなくても,存在診断のためEUSを含めた他の画像診断も実施することが肝要である。 USの欠点としては,観察範囲が狭いことや,皮下脂肪,骨,空気の影響を受けることが挙げられる。 また,症例によっては膵尾部など観察困難な部位も存在する。 CTやMRIなどと比較し,検査者間での知識や技能の違いによる診断能のばらつきも懸念される。 現在わが国において保険未収載ではあるが,超音波造影剤を用いた造影USが研究レベルで施行可能となっており,最近の報告では膵癌診断における造影USの診断能は感度90%,特異度88%であった 4)。 膵癌高リスク群においてUSを実施することは有用であるが,CTやMRIと比較して診断能が低いことに留意する必要がある。 また,US単独での質的診断や切除適応などの判断には限界があり,他検査を併用しながら総合的に診断を行っていく必要がある。 膵管狭窄を認める場合,画像診断で膵腫瘤が指摘されなくても,ERCPを行うことで上皮内癌の診断に至ることがある。 膵管拡張や囊胞を認める症例に対しては,腫瘍マーカーの測定やその他の画像診断などにより悪性所見が認められなかった場合においてもUSを含めた定期的なフォローアップが望ましい。 初回診断時および経過観察時において,他の画像診断と相補的にUSを活用することで膵癌の早期発見につながる可能性がある。 引用文献.

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(旧版)肺癌診療ガイドライン2018年版 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む

肺癌 診療 ガイドライン 2019 年版

日本膵臓学会のサイトで、『膵癌診療ガイドライン2019年版』がダウンロードできるようになりました。 画像をクリックして、膵臓学会のサイトへ飛びます。 ガイドラインのPDFはこしました。 2016年版で出されたような患者向けの解説版は、予定しているはずですがまだ出版されていません。 先日保険収載が公表された オニバイド(リポソームイリノテカン:MM-398)と5-FLの併用療法については、「切除不能膵癌に対して二次化学療法は推奨されるか?」 P. 228 で言及されています。 FF療法とMM-398の比較ではFF療法の全生存期間中央値4. 2カ月に対してMM-398は4. 9カ月(ハザード比0. 99,p=0. 94),FF療法とFF+MM-398併用療法の比較ではFF療法の全生存期間中央値4. 2カ月に対してFF+MM-398併用療法は6. 1カ月(ハザード比0. 67,p=0. 012)であった。 本試験は当初FF療法とMM-398単剤を比較する2群の試験として開始され,途中で試験デザインが変更されFF+MM-398併用療法群が追加された。 その結果,FF+MM-398併用療法はFF療法に対して生存期間で延長を認め米国,欧州などでは承認されている。 メタアナリシスの結果や試験デザインの問題は残るものの,FF療法よりも延命効果に優れた化学療法(OFF療法ないしFF+MM-398併用療法)があり,BSCとの比較は十分ではないが,ゲムシタビン塩酸塩後の二次化学療法の延命効果はほぼ確実と考えられる。 わが国ではこれまでS-1単独療法がゲムシタビン塩酸塩不応膵癌に対する実質的な暫定的標準治療であった。 以上より,ゲムシタビン塩酸塩関連レジメン後の二次化学療法として,フルオロウラシル関連レジメンを行うことを提案する。 具体的には,OFF療法,S-1単独療法が候補となる。 MM-398は生存期間においてFF療法への上乗せ効果が示されたが,わが国では保険未収載である。 フルオロウラシル関連レジメン後の二次化学療法に関する比較試験はないが,一次化学療法として確立しているFOLFIRINOX療法やS-1単独療法は,そのもととなるRCTにおいて多くの患者が二次化学療法としてゲムシタビン塩酸塩単独療法を受けている 11,12)。 FOLFIRINOX療法やS-1単独療法の優れた遠隔成績の一端はゲムシタビン塩酸塩による二次化学療法が担っており,フルオロウラシル関連レジメン後の二次治療では,ゲムシタビン塩酸塩が事実上の標準治療といえる。 FOLFIRINOX療法不応膵癌に対する二次化学療法として,観察研究ではあるがゲムシタビン塩酸塩+ナブパクリタキセル併用療法の有用性を示唆する論文が出されている13)。 以上より,フルオロウラシル関連レジメン後の二次化学療法はゲムシタビン塩酸塩を含め たレジメンを行うことを提案する。 具体的には,ゲムシタビン塩酸塩単独療法やゲムシタビ ン塩酸塩+ナブパクリタキセル併用療法が候補となる。 がんと闘う多くの仲間がいます。 スポンサーリンク このブログの関連記事• 5ヶ月ぶりの開催となる『膵臓がん患者と家族の集い』に寄せられた参加者の皆さんからのコメントの一部を紹介 […]• おならして 鼻をつまんで […]• またこちらの病院は、兵庫県がん診療準拠点病院ですが、膵頭部がんの患者で多発肝転移を有している方の症例が紹介されています。 放射線治療と動注療法の集学的治療により膵頭部にあった腫瘍は […]• 膵臓がんと闘う上で、自分の免疫力を高めることは、治療のベースとなります。 そのためにみなさんはサプリメントや食事療法に関心が向かいますが、実は心のありよう、精神的な安定が、免疫と深 […]• 日本膵臓学会のホームページに『膵癌診療ガイドライン2016(案)のパブリックコメント募集』が載っています。 まぁ、患者の立場から専門的なコメントなど出せるはずもないのですが、「癌E […]• まだマウス実験のレベルですが、頭頸部がんの次は膵臓がんが視野に入ってきました。 楽天の三木谷会長の父親も楽天球団の星野元監督も膵臓がんで亡くなっていますから、膵臓がんへの適用は […]• 3日前のTwitterにこんなつぶやきを載せた。 現代ビジネスに『ガン治療の名医100人【部位別完全リスト】? この人でダメなら仕方ない』の企画が載っています。 ま、この手の企画の信憑性はイマイチだとは思いますが、やはり気にな […].

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膵癌診療ガイドライン 2019年版がPDFで

肺癌 診療 ガイドライン 2019 年版

日本膵臓学会のサイトで、『膵癌診療ガイドライン2019年版』がダウンロードできるようになりました。 画像をクリックして、膵臓学会のサイトへ飛びます。 ガイドラインのPDFはこしました。 2016年版で出されたような患者向けの解説版は、予定しているはずですがまだ出版されていません。 先日保険収載が公表された オニバイド(リポソームイリノテカン:MM-398)と5-FLの併用療法については、「切除不能膵癌に対して二次化学療法は推奨されるか?」 P. 228 で言及されています。 FF療法とMM-398の比較ではFF療法の全生存期間中央値4. 2カ月に対してMM-398は4. 9カ月(ハザード比0. 99,p=0. 94),FF療法とFF+MM-398併用療法の比較ではFF療法の全生存期間中央値4. 2カ月に対してFF+MM-398併用療法は6. 1カ月(ハザード比0. 67,p=0. 012)であった。 本試験は当初FF療法とMM-398単剤を比較する2群の試験として開始され,途中で試験デザインが変更されFF+MM-398併用療法群が追加された。 その結果,FF+MM-398併用療法はFF療法に対して生存期間で延長を認め米国,欧州などでは承認されている。 メタアナリシスの結果や試験デザインの問題は残るものの,FF療法よりも延命効果に優れた化学療法(OFF療法ないしFF+MM-398併用療法)があり,BSCとの比較は十分ではないが,ゲムシタビン塩酸塩後の二次化学療法の延命効果はほぼ確実と考えられる。 わが国ではこれまでS-1単独療法がゲムシタビン塩酸塩不応膵癌に対する実質的な暫定的標準治療であった。 以上より,ゲムシタビン塩酸塩関連レジメン後の二次化学療法として,フルオロウラシル関連レジメンを行うことを提案する。 具体的には,OFF療法,S-1単独療法が候補となる。 MM-398は生存期間においてFF療法への上乗せ効果が示されたが,わが国では保険未収載である。 フルオロウラシル関連レジメン後の二次化学療法に関する比較試験はないが,一次化学療法として確立しているFOLFIRINOX療法やS-1単独療法は,そのもととなるRCTにおいて多くの患者が二次化学療法としてゲムシタビン塩酸塩単独療法を受けている 11,12)。 FOLFIRINOX療法やS-1単独療法の優れた遠隔成績の一端はゲムシタビン塩酸塩による二次化学療法が担っており,フルオロウラシル関連レジメン後の二次治療では,ゲムシタビン塩酸塩が事実上の標準治療といえる。 FOLFIRINOX療法不応膵癌に対する二次化学療法として,観察研究ではあるがゲムシタビン塩酸塩+ナブパクリタキセル併用療法の有用性を示唆する論文が出されている13)。 以上より,フルオロウラシル関連レジメン後の二次化学療法はゲムシタビン塩酸塩を含め たレジメンを行うことを提案する。 具体的には,ゲムシタビン塩酸塩単独療法やゲムシタビ ン塩酸塩+ナブパクリタキセル併用療法が候補となる。 がんと闘う多くの仲間がいます。 スポンサーリンク このブログの関連記事• 5ヶ月ぶりの開催となる『膵臓がん患者と家族の集い』に寄せられた参加者の皆さんからのコメントの一部を紹介 […]• おならして 鼻をつまんで […]• またこちらの病院は、兵庫県がん診療準拠点病院ですが、膵頭部がんの患者で多発肝転移を有している方の症例が紹介されています。 放射線治療と動注療法の集学的治療により膵頭部にあった腫瘍は […]• 膵臓がんと闘う上で、自分の免疫力を高めることは、治療のベースとなります。 そのためにみなさんはサプリメントや食事療法に関心が向かいますが、実は心のありよう、精神的な安定が、免疫と深 […]• 日本膵臓学会のホームページに『膵癌診療ガイドライン2016(案)のパブリックコメント募集』が載っています。 まぁ、患者の立場から専門的なコメントなど出せるはずもないのですが、「癌E […]• まだマウス実験のレベルですが、頭頸部がんの次は膵臓がんが視野に入ってきました。 楽天の三木谷会長の父親も楽天球団の星野元監督も膵臓がんで亡くなっていますから、膵臓がんへの適用は […]• 3日前のTwitterにこんなつぶやきを載せた。 現代ビジネスに『ガン治療の名医100人【部位別完全リスト】? この人でダメなら仕方ない』の企画が載っています。 ま、この手の企画の信憑性はイマイチだとは思いますが、やはり気にな […].

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