リョウメンスクナ 哲学ニュース。 【洒落怖】姦姦蛇螺(かんかんだら)

【洒落怖】姦姦蛇螺(かんかんだら)

リョウメンスクナ 哲学ニュース

俺、建築関係の仕事やってんだけれども、先日、岩手県のとある古いお寺を解体することに なったんだわ。 今は利用者もないお寺ね。 んでお寺ぶっ壊してると、同僚が俺を呼ぶのね。 「~、ちょっと来て」と。 俺が行くと、同僚の足元に、黒ずんだ長い木箱が置いてたんだわ。 俺「何これ?」 同僚「いや、何かなと思って・・・本堂の奥の密閉された部屋に置いてあったんだけど、 ちょっと管理してる業者さんに電話してみるわ」 木箱の大きさは2mくらいかなぁ。 相当古い物みたいで、多分木が腐ってたんじゃないかな。 表に白い紙が貼り付けられて、何か書いてあるんだわ。 相当昔の字と言う事は分ったけど、 凡字の様な物も見えたけど、もう紙もボロボロで何書いてるかほとんどわからない。 かろうじて読み取れたのは、 「大正??年??七月??ノ呪法ヲモッテ、両面スクナヲ???二封ズ」 的な事が書いてあったんだ。 木箱には釘が打ち付けられてて開ける訳にもいかず、 業者さんも「明日、昔の住職に聞いてみる」と言ってたんで、 その日は木箱を近くのプレハブに置いておく事にしたんだわ。 んで翌日。 解体作業現場に着く前に、業者から電話かかってきて、 業者「あの木箱ですけどねぇ、元住職が、絶対に開けるな!!って凄い剣幕なんですよ・・・ なんでも自分が引き取るって言ってるので、よろしくお願いします」 俺は念のため、現場に着く前に現場監督に木箱の事電話しておこうと思い、 俺「あの~、昨日の木箱の事ですけど」 監督「あぁ、あれ!お宅で雇ってる中国人(留学生)のバイト作業員2人いるでしょ? そいつが勝手に開けよったんですわ!!とにかく早く来てください」 嫌な予感がし、現場へと急いだ。 プレハブの周りに、5~6人の人だかり。 例のバイト中国人2人が放心状態でプレハブの前に座っている。 監督「こいつがね、昨日の夜中、仲間と一緒に面白半分で開けよったらしいんですよ。 で、問題は中身なんですけどね・・・ちょっと見てもらえます?」 単刀直入に言うと、両手をボクサーの様に構えた人間のミイラらしき物が入っていた。 ただ異様だったのは・・・頭が2つ。 シャム双生児?みたいな奇形児いるじゃない。 多分ああいう奇形の人か、作り物なんじゃないかと思ったんだが・・・ 監督「これ見てね、ショック受けたんか何か知りませんけどね、この2人何にも喋らないんですよ」 中国人2人は俺らがいくら問いかけても、放心状態でボーっとしていた(日本語はかなり話せるのに)。 あ、言い忘れたけど、そのミイラは 「頭が両側に2つくっついてて、腕が左右2本ずつ、足は通常通り2本」という 異様な形態だったのね。 俺もネットや2ちゃんとかで色んな奇形の写真見たこと あったんで、そりゃビックリしたけど、「あぁ、奇形か作りもんだろうな」と思ったわけね。 んで、例の中国人2人は一応病院に車で送る事になって、警察への連絡はどうしようか、 って話をしてた時に、元住職(80歳超えてる)が息子さんが運転する車で来た。 開口一番、 住職「空けたんか!!空けたんかこの馬鹿たれが!!しまい、空けたらしまいじゃ・・・」 俺らはあまりの剣幕にポカーンとしてたんだけど、住職が今度は息子に怒鳴り始めた。 岩手訛りがキツかったんで標準語で書くけど、 住職「お前、リョウメンスクナ様をあの時、京都の~寺(聞き取れなかった)に絶対送る 言うたじゃろが!!送らんかったんかこのボンクラが!!馬鹿たれが!!」 ホント80過ぎの爺さんとは思えないくらいの怒声だった。 住職「空けたんは誰?病院?その人らはもうダメ思うけど、一応アンタらは祓ってあげるから」 俺らも正直怖かったんで、されるがままに何やらお経みたいの聴かされて、経典みたいなので かなり強く背中とか肩とか叩かれた。 結構長くて30分くらいやってたかな。 住職は木箱を車に積み込み、別れ際にこう言った。 「可哀想だけど、あんたら長生きでけんよ」 その後、中国人2人の内1人が医者も首をかしげる心筋梗塞で病室で死亡、 もう1人は精神病院に移送、解体作業員も3名謎の高熱で寝込み、俺も釘を足で 踏み抜いて5針縫った。 まったく詳しい事は分らないが、俺が思うにあれは やはり人間の奇形で、差別にあって恨みを残して死んでいった人なんじゃないかと思う。 だって物凄い形相してたからね・・・その寺の地域も昔部落の集落があった事も 何か関係あるのかな。 無いかもしれないけど。 長生きはしたいです リョウメンスクナの話、「宗像教授伝奇考」という漫画に出てきた覚えがある。 スクナ族という、恐らく大昔に日本へ来た外国人ではないかと思われる人が、太古の 日本へ文化を伝えた。 それが出雲圏の文化形成となり、因幡の白ウサギの伝説も オオクニヌシノミコトの国造りの話もこれをモチーフとした話だろう、と。 そして大和朝廷による出雲の侵略が起こり、 追われたスクナ族がたどり着いたのが今の飛騨地方だった。 日本書紀によれば、飛騨にスクナという怪物がおり、人々を殺したから兵を送って 退治した、という話が書かれている、と。 つまり、スクナというのは大和朝廷以前の時代に日本へ文化を伝えた外来人の ことで、恐らくは古代インドの製鉄を仕事とする(そして日本へ製鉄を伝えたで あろう)人々のことではないかと書かれていた。 そして、出雲のある場所で見つけた洞窟の奥にあったものが、 「リョウメンスクナ」(両面宿儺) の像だった、とあった。 すんません。 直前になって何か「やはり直接会って話すのは・・・」とか言われたんで、 元住職の息子さんに「じゃあ電話でなら・・・」「話せるとこまでですけど」と言う 条件の元、話が聞けました。 時間にして30分くらい結構話してもらったんですけどね。 なかなか話し好きなオジサンでした。 要点を主にかいつまんで書きます。 息子「ごめんねぇ。 オヤジに念押されちゃって。 本当は電話もヤバイんだけど」 俺「いえ、こっちこそ無理言いまして。 アレって結局何なんですか??」 息子「アレは大正時代に、見世物小屋に出されてた奇形の人間です」 俺「じゃあ、当時あの結合した状態で生きていたんですか?シャム双生児みたいな?」 息子「そうです。 生まれて数年は、岩手のとある部落で暮らしてたみたいだけど、生活に窮した 親が人買いに売っちゃったらしくて。 それで見世物小屋に流れたみたいですね」 俺「そうですか・・・でもなぜあんなミイラの様な状態に??」 息子「正確に言えば、即身仏ですけどね」 俺「即身仏って事は、自ら進んでああなったんですか!?」 息子「・・・君、この事誰かに話すでしょ?」 俺「正直に言えば・・・話したいです」 息子「良いよ君。 正直で(笑) まぁ私も全て話すつもりはないけどね・・・ アレはね、無理やりああされたんだよ。 当時、今で言うとんでもないカルト教団が いてね。 教団の名前は勘弁してよ。 今もひっそり活動してると思うんで・・・」 俺「聞けば、誰でもああ、あの教団って分りますか?」 息子「知らない知らない(笑)極秘中の極秘、本当の邪教だからね」 俺「そうですか・・・」 スマソ。 またいきなりPCの電源切れて遅くなりました・・・ 息子「この教祖がとんでもない野郎でね。 外法(げほう)しか使わないんだよ」 俺「外法ですか?」 息子「そう、分りやすく言えば(やってはいけない事)だよね。 ちょっと前に真言立川流が、 邪教だ、外法だ、って叩かれたけど、あんな生易しいもんじゃない」 俺「・・・具体的にどんな?」 息子「で、当時の資料も何も残ってないし偽名だし、元々表舞台に出てきたヤツでもないし、 今教団が存続してるとしても、今現在の教祖とはまったく繋がりないだろうし、 名前言うけどさ・・・物部天獄(もののべてんごく)。 これが教祖の名前ね」 俺「物部天獄。 偽名ですよね?」 息子「そうそう、偽名。 んで、この天獄が例の見世物小屋に行った時、奇形数名を 大枚はたいて買ったわけよ。 例のシャム双生児?って言うの?それも含めて」 俺「・・・それで?」 息子「君、コドクって知ってる?虫に毒って書いて、虫は虫3つ合わせた特殊な漢字だけど」 俺「壺に毒虫何匹か入れて、最後に生き残った虫を使う呪法のアレですか?(昔マンガに載ってたw)」 息子「そうそう!何で知ってるの君??凄いね」 俺「ええ、まぁちょっと・・・それで?」 息子「あぁ、それでね。 天獄はそのコドクを人間でやったんだよ」 俺「人間を密室に入れて??ウソでしょう」 息子「(少し機嫌が悪くなる)私もオヤジから聞いた話で、100%全部信じてるわけじゃ ないから・・・もう止める?」 俺「すみません!・・・続けてください」 息子「分った。 んで、それを例の奇形たち数人でやったわけさ。 教団本部か何処か 知らないけど、地下の密室に押し込んで。 それで例のシャム双生児が生き残ったわけ」 俺「閉じ込めた期間はどのくらいですか?」 息子「詳しい事は分らないけど、仲間の肉を食べ、自分の糞尿を食べてさえ生き延びねば ならない期間、と言ったら大体想像つくよね」 俺「あんまり想像したくないですけどね・・・」 息子「んで、どうも最初からそのシャム双生児が生き残る様に、天獄は細工したらしい んだ。 他の奇形に刃物か何かで致命傷を負わせ、行き絶え絶えの状態で放り込んだ わけ。 奇形と言ってもアシュラ像みたいな外見だからね。 その神々しさ(禍々しさ?)に 天獄は惹かれたんじゃないかな」 俺「なるほど・・・」 息子「で、生き残ったのは良いけど、天獄にとっちゃ道具に過ぎないわけだから、 すぐさま別の部屋に1人で閉じ込められて、餓死だよね。 そして防腐処理を 施され、即身仏に。 俺「そうですか・・・」 息子「そのリョウメンスクナをね、天獄は教団の本尊にしたわけよ。 呪仏(じゅぶつ) としてね。 他人を呪い殺せる、下手したらもっと大勢の人を呪い殺せるかも 知れない、とんでもない呪仏を作った、と少なくとも天獄は信じてたわけ」 俺「その呪いの対象は?」 息子「・・・国家だとオヤジは言ってた」 俺「日本そのものですか?頭イカレてるじゃないですか、その天獄って」 息子「イカレたんだろうねぇ。 でもね、呪いの効力はそれだけじゃないんだ。 リョウメンスクナの腹の中に、ある物を入れてね・・・」 俺「何です?」 息子「古代人の骨だよ。 大和朝廷とかに滅ぼされた(まつろわぬ民)、いわゆる 朝廷からみた反逆者だね。 その古代人の骨の粉末を腹に入れて・・・」 俺「そんなものどこで手に入れて・・・!?」 息子「君もTVや新聞とかで見たことあるだろう?古代の遺跡や墓が発掘された時、 発掘作業する人たちがいるじゃない。 当時はその辺の警備とか甘かったらしい からね・・・そういう所から主に盗ってきたらしいよ」 俺「にわかには信じがたい話ですよね・・・」 息子「だろう?私もそう思ったよ。 でもね、大正時代に主に起こった災害ね、 これだけあるんだよ」 1914 大正3 年:桜島の大噴火(負傷者 9600人) 1914 大正3 年:秋田の大地震(死者 94人) 1914 大正3 年:方城炭鉱の爆発(死者 687人) 1916 大正5 年:函館の大火事 1917 大正6 年:東日本の大水害(死者 1300人) 1917 大正6 年:桐野炭鉱の爆発(死者 361人) 1922 大正11 年:親不知のナダレで列車事故(死者 130人) そして、1923年(大正12年)9月1日、関東大震災、死者・行方不明14万2千8百名 俺「それが何か?」 息子「全てリョウメンスクナが移動した地域だそうだ」 俺「そんな!教団支部ってそんな各地にあったんですか?と言うか、偶然でしょう(流石に笑った)」 息子「俺も馬鹿な話だと思うよ。 で、大正時代の最悪最大の災害、関東大震災の日ね。 この日、地震が起こる直前に天獄が死んでる」 俺「死んだ?」 息子「自殺、と聞いたけどね。 純粋な日本人ではなかった、と言う噂もあるらしいが・・・」 俺「どうやって死んだんですか?」 息子「日本刀で喉かっ斬ってね。 リョウメンスクナの前で。 それで血文字で遺書があって・・・」 俺「なんて書いてあったんですか??」 日 本 滅 ブ ベ シ 俺「・・・それが、関東大震災が起こる直前なんですよね?」 息子「そうだね」 俺「・・・偶然ですよね?」 息子「・・・偶然だろうね」 俺「その時、リョウメンスクナと天獄はどこに・・・??」 息子「震源に近い相模湾沿岸の近辺だったそうだ」 俺「・・・その後、どういう経由でリョウメンスクナは岩手のあのお寺に?」 息子「そればっかりはオヤジは話してくれなかった」 俺「あの時、住職さんに(なぜ京都のお寺に輸送しなかったんだ!)みたいな事を 言われてましたが、あれは??」 息子「あっ、聞いてたの・・・もう30年前くらいだけどね、私もオヤジの後継いで坊主に なる予定だったんだよ。 その時に俺の怠慢というか手違いでね・・・その後、 あの寺もずっと放置されてたし・・・話せることはこれくらいだね」 俺「そうですか・・・今リョウメンスクナはどこに??」 息子「それは知らない。 と言うか、ここ数日オヤジと連絡がつかないんだ・・・ アレを持って帰って以来、妙な車に後つけられたりしたらしくてね」 俺「そうですか・・・でも全部は話さないと言われたんですけど、なぜここまで 詳しく教えてくれたんですか?」 息子「オヤジがあの時言ったろう?可哀想だけど君たち長生きできないよ、ってね」 俺「・・・」 息子「じゃあこの辺で。 もう電話しないでね」 俺「・・・ありがとうございました」 以上が電話で話した、かいつまんだ内容です・・・はっきり言って全ては信じてません。 何か気分悪くなったので今日は落ちますね。 連投・長文スマソ。

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[B! オカルト] 【閲覧注意】2chで起こった怖い話『リョウメンスクナと地震』『埼玉謎の暗号』:哲学ニュースnwk

リョウメンスクナ 哲学ニュース

みなさんありがとうございます。 そして、まずは以下を読んでもらえると趣旨は理解していただけると思いますが、 スレ主として復帰させていただこうと変心しましたので、それに関する謝罪を。 いろいろ考えた上、整理と誘導に限定してスレ主として書き込みを復活させていただこうと思います。 ただし、個人の意見などはスレ主としての主観の色合いを薄めるため、名前を付けずに分けて書込していきたいと考えています。 それでも個人的に思う方向にバイアスが掛かってしまいますが、これはスレの住人が等しくその能力を有していると理解しています。 よって問題たりえないかなと。 これをもって、スレ主の主観の度合いが掛かりすぎている、という件の対策としたいと考えていますが、指摘をいただいた方、如何なものでしょう? 問題が無い様であれば、スレの方向に対する整理、誘導へと移らせていただこうと考えています。 コメント• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に 名無し より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に ドクター・ノオ・ネーム より• に 発展途上国在住者より より• に ドクター・ノオ・ネーム より.

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【洒落怖】リョウメンスクナ(両面宿儺)

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88 ID:0WuN67Vj0 小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、特に仲の良かったA、Bと三人で毎日バカやって荒れた生活してたんだわ。 オレとAは家族にもまるっきり見放されてたんだが、Bはお母さんだけは必ず構ってくれてた。 あくまで厳しい態度でだけど、何だかんだ言ってBのためにいろいろと動いてくれてた。 そのB母子が中三のある時、かなりキツい喧嘩になった。 内容は言わなかったが、精神的にお母さんを痛め付けたらしい。 お母さんをズタボロに傷つけてたら、親父が帰ってきた。 一目で状況を察した親父はBを無視して黙ったまんまお母さんに近づいていった。 服とか髪とかボロボロなうえに、死んだ魚みたいな目で床を茫然と見つめてるお母さんを見て、親父はBに話した。 B父「お前、ここまで人を踏み躙れるような人間になっちまったんだな。 母さんがどれだけお前を想ってるか、なんでわからないんだ。 」 親父はBを見ず、お母さんを抱き締めながら話してたそうだ。 B「うるせえよ。 てめえは殺してやろうか?あ?」 Bは全く話を聞く気がなかった。 だが親父は何ら反応する様子もなく、淡々と話を続けたらしい。 B父「お前、自分には怖いものなんか何もないと、そう思ってるのか。 」 B「ねえな。 あるなら見せてもらいてえもんだぜ。 」 親父は少し黙った後、話した。 B父「お前はオレの息子だ。 母さんがお前をどれだけ心配してるかもよくわかってる。 だがな、お前が母さんに対してこうやって踏み躙る事しか出来ないなら、オレにも考えがある。 これは父としてでなく、一人の人間、他人として話す。 先にはっきり言っておくがオレがこれを話すのは、お前が死んでも構わんと覚悟した証拠だ。 それでいいなら聞け。 」 その言葉に何か凄まじい気迫みたいなものを感じたらしいが、いいから話してみろ!と煽った。 B父「森の中で立入禁止になってる場所知ってるよな。 あそこに入って奥へ進んでみろ。 後は行けばわかる。 そこで今みたいに暴れてみろよ。 出来るもんならな。 65 ID:0WuN67Vj0 親父が言う森ってのは、オレ達が住んでるとこに小規模の山があって、そのふもとにある場所。 樹海みたいなもんかな。 山自体は普通に入れるし、森全体も普通なんだが、中に入ってくと途中で立入禁止になってる区域がある。 言ってみれば四角の中に小さい円を書いてその円の中は入るな、ってのと同じできわめて部分的。 二メートル近い高さの柵で囲まれ、柵には太い綱と有刺鉄線、柵全体にはが連なった白い紙がからまってて(独自の紙垂みたいな)、大小いろんな鈴が無数についてる。 変に部分的なせいで柵自体の並びも歪だし、とにかく尋常じゃないの一言に尽きる。 あと、特定の日に巫女さんが入り口に数人集まってるのを見かけるんだが、その日は付近一帯が立入禁止になるため何してんのかは謎だった。 いろんな噂が飛び交ってたが、カルト教団の洗脳施設がある…ってのが一番広まってた噂。 そもそもその地点まで行くのが面倒だから、その奥まで行ったって話はほとんどなかったな。 親父はBの返事を待たずにお母さんを連れて2階に上がってった。 Bはそのまま家を出て、待ち合わせてたオレとAと合流。 そこでオレ達も話を聞いた。 A「父親がそこまで言うなんて相当だな。 」 オレ「噂じゃカルト教団のアジトだっけ。 捕まって洗脳されちまえって事かね。 怖いっちゃ怖いが…どうすんだ?行くのか?」 B「行くに決まってんだろ。 どうせ親父のハッタリだ。 」 面白半分でオレとAもついていき、三人でそこへ向かう事になった。 あれこれ道具を用意して、時間は夜中の一時過ぎぐらいだったかな。 意気揚揚と現場に到着し、持ってきた懐中電灯で前を照らしながら森へ入っていった。 軽装でも進んで行けるような道だし、オレ達はいつも地下足袋だったんで歩きやすかったが、問題の地点へは四十分近くは歩かないといけない。 ところが、入って五分もしないうちにおかしな事になった。 オレ達が入って歩きだしたのとほぼ同じタイミングで、何か音が遠くから聞こえ始めた。 夜の静けさがやたらとその音を強調させる。 最初に気付いたのはBだった。 B「おい、何か聞こえねぇか?」 Bの言葉で耳をすませてみると、確かに聞こえた。 落ち葉を引きずるカサカサ…という音と、枝がパキッ…パキッ…と折れる音。 それが遠くの方から微かに聞こえてきている。 50 ID:0WuN67Vj0 遠くから微かに…というせいもあって、さほど恐怖は感じなかった。 人って考える前に動物ぐらいいるだろ、そんな思いもあり構わず進んでいった。 動物だと考えてから気にしなくなったが、そのまま二十分ぐらい進んできたところでまたBが何か気付き、オレとAの足を止めた。 B「A、お前だけちょっと歩いてみてくれ。 」 A「?…何でだよ。 」 B「いいから早く」 Aが不思議そうに一人で前へ歩いていき、またこっちへ戻ってくる。 それを見て、Bは考え込むような表情になった。 A「おい、何なんだよ?」 オレ「説明しろ!」 オレ達がそう言うと Bは「静かにしてよ? く聞いててみ」と、Aにさせたように一人で前へ歩いていき、またこっちに戻ってきた。 二、三度繰り返してようやくオレ達も気付いた。 遠くから微かに聞こえてきている音は、オレ達の動きに合わせていた。 オレ達が歩きだせばその音も歩きだし、オレ達が立ち止まると音も止まる。 まるでこっちの様子がわかっているようだった。 何かひんやりした空気を感じずにはいられなかった。 周囲にオレ達が持つ以外の光はない。 月は出てるが、木々に遮られほとんど意味はなかった。 懐中電灯つけてんだから、こっちの位置がわかるのは不思議じゃない…だが一緒に歩いてるオレ達でさえ、互いの姿を確認するのに目を凝らさなきゃいけない暗さだ。 そんな暗闇で光もなしに何してる? なぜオレ達と同じように動いてんだ? B「ふざけんなよ。 誰かオレ達を尾けてやがんのか?」 A「近づかれてる気配はないよな。 向こうはさっきからずっと同じぐらいの位置だし。 」 Aが言うように森に入ってからここまでの二十分ほど、オレ達とその音との距離は一向に変わってなかった。 近づいてくるわけでも遠ざかるわけでもない。 終始、同じ距離を保ったままだった。 69 ID:0WuN67Vj0 A「そんな感じだよな…カルト教団とかなら何か変な装置とか持ってそうだしよ。 」 音から察すると、複数ではなく一人がずっとオレ達にくっついてるような感じだった。 しばらく足を止めて考え、下手に正体を探ろうとするのは危険と判断し、一応あたりを警戒しつつそのまま先へ進む事にした。 それからずっと音に付きまとわれながら進んでたが、やっと柵が見えてくると、音なんかどうでもよくなった。 音以上にその柵の様子の方が意味不明だったからだ。 三人とも見るのは初めてだったんだが、想像以上のものだった。 同時にそれまでなかったある考えが頭に過ってしまった。 普段は霊などバカにしてるオレ達から見ても、その先にあるのが現実的なものでない事を示唆しているとしか思えない。 それも半端じゃなくやばいものが。 まさか、そういう意味でいわくつきの場所なのか…?森へ入ってから初めて、今オレ達はやばい場所にいるんじゃないかと思い始めた。 A「おい、これぶち破って奥行けってのか?誰が見ても普通じゃねえだろこれ!」 B「うるせえな、こんなんでビビってんじゃねえよ!」 柵の異常な様子に怯んでいたオレとAを怒鳴り、Bは持ってきた道具あれこれで柵をぶち壊し始めた。 破壊音よりも、鳴り響く無数の鈴の音が凄かった。 しかしここまでとは想像してなかったため、持参した道具じゃ貧弱すぎた。 というか、不自然なほどに頑丈だったんだ。 特殊な素材でも使ってんのかってぐらい、びくともしなかった。 結局よじのぼるしかなかったんだが、綱のおかげで上るのはわりと簡単だった。 だが柵を越えた途端、激しい違和感を覚えた。 閉塞感と言うのかな、檻に閉じ込められたような息苦しさを感じた。 AとBも同じだったみたいで踏み出すのを躊躇したんだが、柵を越えてしまったからにはもう行くしかなかった。 先へ進むべく歩きだしてすぐ、三人とも気付いた。 ずっと付きまとってた音が、柵を越えてからバッタリ聞こえなくなった事に。 正直そんなんもうどうでもいいとさえ思えるほど嫌な空気だったが、Aが放った言葉でさらに嫌な空気が増した。 14 ID:0WuN67Vj0 A「もしかしてさぁ、そいつ…ずっとここにいたんじゃねえか?この柵、こっから見える分だけでも出入口みたいなのはないしさ、それで近付けなかったんじゃ…」 B「んなわけねえだろ。 オレ達が音の動きに気付いた場所ですらこっからじゃもう見えねえんだぞ?それなのに入った時点からオレ達の様子がわかるわけねえだろ。 」 普通に考えればBの言葉が正しかった。 禁止区域と森の入り口はかなり離れてる。 時間にして四十分ほどと書いたが、オレ達だってちんたら歩いてたわけじゃないし、距離にしたらそれなりの数字にはなる。 だが、現実のものじゃないかも…という考えが過ってしまった事で、Aの言葉を頭では否定できなかった。 柵を見てから絶対やばいと感じ始めていたオレとAを尻目に、Bだけが俄然強気だった。 B「霊だか何だか知らねえけどよ、お前の言うとおりだとしたら、そいつはこの柵から出られねえって事だろ?そんなやつ大したことねえよ。 」 そう言って奧へ進んでいった。 柵を越えてから二、三十分歩き、うっすらと反対側の柵が見え始めたところで、不思議なものを見つけた。 特定の六本の木に注連縄が張られ、その六本の木を六本の縄で括り、六角形の空間がつくられていた。 柵にかかってるのとは別の、正式なものっぽい紙垂もかけられてた。 そして、その中央に賽銭箱みたいなのがポツンと置いてあった。 目にした瞬間は、三人とも言葉が出なかった。 特にオレとAは、マジでやばい事になってきたと焦ってさえいた。 バカなオレ達でも、注連縄が通常どんな場で何のために用いられてるものか、何となくは知ってる。 そういう意味でも、ここを立入禁止にしているのは間違いなく目の前のこの光景のためだ。 オレ達はとうとう、来るとこまで来てしまったわけだ。 オレ「お前の親父が言ってたの、たぶんこれの事だろ。 」 A「暴れるとか無理。 明らかにやばいだろ。 」 だが、Bは強気な姿勢を崩さなかった。 B「別に悪いもんとは限らねえだろ。 とりあえずあの箱見て見ようぜ!宝でも入ってっかもな。 」 Bは縄をくぐって六角形の中に入り、箱に近づいてった。 オレとAは箱よりもBが何をしでかすかが不安だったが、とりあえずBに続いた。

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